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注射こわいとは、
のどちらかを指す。当記事は両方を説明する。
なお、当記事での注射には、「採血」など、厳密には注射ではないが肌に針を刺す行為も含める。また、当記事では「注射に対する恐怖感はあるが、注射の必要性・有用性は理解しているもの」について述べる。
概要
(1)注射がこわい気持ち
1は子供のときからよく見られる理由ではあるが、大人になっても痛いものは痛いとする声がある。また、血液を見ることや、体の一部が傷つくこと、異物が入ってくることが苦手な人もおり、2や3の理由も挙げられる。
先端恐怖症により、注射器そのものを苦手とする4の理由も存在する。
また、注射に対する恐怖感や緊張感により、一時的に血圧や脈拍が低下し、気を失ってしまうこともある。これを血管迷走神経反射と呼び、経験者が後に別の注射を受けたときに再発するのではないかと恐怖を感じる人もいる(上記5)。
やはり健康のためには乗り越えなければならない関門であるため、そうした大人でも我慢して注射を受けに行くことになる。基本的には恐怖感を避けるため「見ないようにする」「無心になる」ことが多いが、中には注射している場所をあえて凝視してしまう人もいる。
口には出しにくい悩みではあるが、大学生を対象にした調査では3割が「怖い」と回答しており、「好きか嫌いか」を聞いたアンケートではやはり嫌いと答えた人が多い。「自分だけが注射がこわいのではないか」と不安に感じる必要はない。
ちなみに、痛くない注射針がテルモから開発されており、15歳未満に関しては「ナノパスJr.」として発売もされている。
アンケート
(2)グッズ
2021年になると、SARS-CoV-2(新型コロナウイルス)のワクチン接種で注射の機会が増え、「注射こわい」と書かれたTシャツ等を着て接種会場に行く人が一部で現れている(参考)。ekotが販売している、注射されたキャラクターが「アー」と言っているTシャツが主に使われており、2021年8月11日時点で6週間待ちとなっている。
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https://twitter.com/ekot_ROBOT/status/1364845484985044994
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関連動画
関連静画
関連リンク
- ecot(minne)
- 波光涼風・神原広平・尾形明子「人はいつから注射が怖くなるのか?」(日本心理学会大会発表論文集, 83, 2019, p.354)
- 中嶋泰憲「「注射恐怖症」とは…注射が怖くて動悸・吐き気も」(All About, 2021/07/26)
- 堀内彰宏「男性の方が苦手!? 注射の好き嫌い」(ITmediaビジネスオンライン, 2009/11/27)
関連項目
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