2ほぼ日Pの初音ミクオリジナル曲。動画記事参照
ここでは1.について解説する。
概要
津波てんでんことは、三陸地方で言い伝えられている言葉である。
※てんでんことは、てんでばらばらの意味。
津波の際には親や兄弟にも構わずにとにかく逃げろ、そうすることで一家全滅を逃れることができる、
という意味合いを持つ。そうでもしないと逃げ切れないという、津波から避難することの難しさを示している。[1]
- 大きな地震があった場合、津波到達までの猶予はあまりない。(後述)
- お互いに携帯等で安否確認をしていたり、姿を探しているうちに巻き込まれてしまう。
- 家族友人全員が安全な高台/高い建物に避難していれば、事後的に再会する事が可能である。
当然ながら、早い段階で決断し避難することができれば生存率は飛躍的に向上する。
方法
- 水は低い場所を流れることから、平地や低所・水辺(河川・用水路)[2]を避ける。
- 高台地形や高い建物(マンションや団地等)を目指す。[3]
- 避難が困難な子供や高齢者がいる場合、あらかじめ周囲の高い建物などを把握しておく。
- 既に高い建物に居る場合、高台へ避難するほうが危険な場合もある。
(→垂直避難)
その他
- 「津波の前には必ず引き潮がある」「到達までに時間がある」とよく言われるが絶対の根拠はない。
- 「そんなに急がなくても」「逃げる必要はない」「まだ大丈夫」といった楽観も危険。
- 災害からの避難の場合、不発であってもやむを得ず行われる緊急避難なので問題ない。念のため。
- 狭小な地区や高台への道路が少ない場合、車両での移動は渋滞を招くため危険。
- 垂直避難は、津波に限らず河川の氾濫や高波といった他の水害にも応用が可能である。
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関連項目
- 東北地方太平洋沖地震
- 津波 / 災害
- 垂直避難
脚注
- *日本人の好む集団行動や指示待ちの体質とは真逆であるため、ひとりだけ避難するのはつらいかもしれない。
- *高い威力の津波が遡上し氾濫を起こす危険性がある。
- *実際、高台でなくとも東日本大震災の避難動画等で高い建物から撮影された動画も多い。
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