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つ 津 |
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Tsu | ||
いしんでん Ishinden |
(三重県津市) | あこぎ Akogi |
津駅とは、三重県津市羽所町にある、JR東海、近畿日本鉄道、伊勢鉄道の駅である。
概要
JR東海と近畿日本鉄道の共同使用駅となっており、紀勢本線(JR東海)、近鉄名古屋線(近畿日本鉄道)、伊勢線(伊勢鉄道)が利用可能である。
三重県の県庁所在地・津市の中心駅であるが、市の中心地からは少し離れている(かつて存在した、伊勢電気鉄道の津新地駅が市の中心地に近いところに位置した)。
駅構造は、島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線、そして単式ホームの北東側を切り欠いた、切欠式ホーム1面1線の計3面6線のホームを有する地上駅である。駅舎は東西両側にあり、跨線橋で結ばれている。東側はJRが管理し、西側は近鉄が管理している。改札口は橋上部にある。
旧国鉄側の駅舎は元々平屋建てであったが、1973年3月にCHUM(チャム)という駅ビルに建て替えられた。2014年7月にリニューアルされ、飲食フロアが導入された。
駅の歴史は古く、1891年に関西鉄道がまず駅を開業させた後、1893年に参宮鉄道が当駅に乗り入れて接続駅となった。両社は1907年に国有化され、1909年に線路名称が定められ、津駅は参宮線の所属となった。その後、亀山駅から多気駅までが紀勢本線に編入されたため、当駅も紀勢本線の所属に変更となった。また、1973年に国鉄伊勢線が開業して乗り入れを開始した(1987年に第三セクターの伊勢鉄道に転換)。
一方、近鉄は前身となる参宮急行電鉄が1932年に参急中川駅(現:伊勢中川駅)方面から延伸工事を行って乗り入れた。名古屋方面への延伸は、伊勢電気鉄道が参宮急行電鉄と合併した後の1938年に江戸橋駅までの延伸工事によって実現した。なお、参宮急行電鉄は標準軌なのに対し伊勢電気鉄道は狭軌だったため、この後すぐに参急中川駅から江戸橋駅までが狭軌に改軌されている。
JR東海と近鉄とで激しい競争が繰り広げられており、JRでは当駅始発の伊勢鉄道(と関西本線)を経由して名古屋駅に直通する快速みえが運行されている。所要時間は近鉄の特急・急行と拮抗しており、お得な回数券も販売されている。
近鉄では、2012年3月20日のダイヤ改正により、すべてのアーバンライナーが停車するようになった。これまでも停車駅の多い乙特急(桑名駅・近鉄四日市駅・白子駅・名張駅・大和八木駅に停車)は当駅に停車していたが、名阪間ノンストップ(一部大和八木駅にも停車)の甲特急も停車するようになった。それ以前は中川短絡線の走行中に運転士の交代を行っていたが、津駅停車中に運転士の交代を行うようにしたのである。
津駅は、仮名・漢字表記では日本一短い駅名として、とても有名な駅である。
また、音節数でも日本一短い駅名である。ただし、ヘボン式ローマ字表記の場合は、津駅(TSU)よりも短い駅が存在する。(例:粟生駅(AO)、小江駅(OE))
なお、ギネス・ワールド・レコーズに「z(つ)」として世界一短い駅名に登録しようと言う動きがあったが、1文字で「z」とは発音しないと指摘されて見送られた。ただし、近年では再び登録しようと言う動きがある。
ちなみに、「JR東海の駅名標は遠くからみるとクエスチョンマークに見える」というのは有名なトリビアである。
ホーム
1 | 伊勢鉄道線 | 四日市方面 |
---|---|---|
2 | 紀勢本線 | 松阪・伊勢市方面 |
3 | 紀勢本線 | 亀山方面 |
伊勢鉄道線経由 | 四日市・名古屋方面 | |
4 | 紀勢本線 | 亀山方面 |
松阪・伊勢市方面 | ||
5 | 近鉄名古屋線 | 伊勢中川・大阪・神戸・鳥羽・賢島方面 |
6 | 近鉄名古屋線 | 四日市・桑名・名古屋方面 |
隣接駅
JR東海
紀勢本線
隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
---|---|---|
一身田駅 | 津駅 | 阿漕駅 |
近畿日本鉄道
名古屋線
隣の駅 | 当駅 | 隣の駅 |
---|---|---|
江戸橋駅 | 津駅 | 津新町駅 |
伊勢鉄道
伊勢線
隣の駅 | 当駅 |
---|---|
東一身田駅 (11) |
津駅 (12) |
関連動画
関連項目
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