「流し斬りが完全にはいったのに…」とは、ゲーム『ロマンシング サ・ガ2』に出てきた辞世の句である。
概要
皇帝レオンが次男ジェラールを連れてウォッチマン討伐に出かけた隙に、ソーモンを統べる七英雄クジンシーが帝都アバロンを急襲。街を預かっていた長男ヴィクトールは巻き打ちで応戦したものの効果は薄く、満を持して放ったのが流し斬りである。2度の流し斬りを受けたクジンシーはLPを全て奪う技ソウルスティールを放ち、ヴィクトールはあえなく敗れた。
レオンとジェラールが駆けつけた時にはかろうじて生きており、今際の際に放った言葉がこれである。
この技をクジンシー戦の時点がプレイヤーが習得するのは(普通にプレイしていては)難しく、確かにこの時点では強力な技である。
しかし、ゲーム全体で考えるとこれ以上に強力な技は数多くあり、なにより「動詞+動詞」(ex.巻き打ち, 切り落とし)というあまり必殺技っぽくない語感が多くのプレイヤーのツボに入ったのか、ネタフレーズとして定着している。
(これがツバメ返しや乱れ雪月花などの「いかにも」な技なら、ここまでネタにされることもなかったのかもしれない)
ロマサガ2では、\アリだー!/や「もう帰る」などと並んで人気の高いフレーズであり、登場する動画ではほぼ例外なく弾幕にお目にかかれる。
また、流し斬りの付加効果である腕力低下が発動した場合、「完全に入った」と形容する者もいる。
関連動画
関連項目
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