海二病(かいにびょう)とは、主に海外生活二年目で発症することが多い、初めて世界を知り、あまりの衝撃に思想・行動・価値観が過剰に発現した病態である。
多くは滞在年数を重ねることで自然治癒するが、稀に慢性化・重篤化し、社会生活を営む上で障害(極右もしくは極左)となることがある。特異的な身体症状や臨床所見は見出されていない。
中二病と似た症状が多いことから、海二病と呼ばれている。
またこの症状は国内における他県への転職や引っ越しなどにおいても同様である。
要因・経過
第一段階、およそ海外滞在一年目以降、全く新しい世界を目の当たりにして、自分の無知さに気づき、滞在先の言語をあまり習得出来ていないため、自分の価値観を発信することが少なく、症状らしきものが現れない。極稀に言語もあまり話せないまま、祖国の文化や価値観を滞在先の人に押し付ける迷惑行為をする人もいるが、片言のため、その話を真に受ける人が少なく、問題とならない。また、自国がいいと思う人は長く滞在しないため、海二病にはならない。
第二段階、およそ海外生活二年目以降、滞在先の言語と文化をある程度理解し、(極端の例だと相手国民と見分けがつかなくなることも)「俺は奴らとは違うだ!祖国はもうたくさん。」とその地域の人になりきったと思い込み、自国の滞在先に比較して劣っている所を脚色してSNSや掲示板などを通じて国内外に発信する。その多くは自分と同じ国の人を見下ろす内容で、煽り・釣りも含む。
第三段階、およそ海外生活三年目以降、誰も相手してくれない事から、自分がやった事が恥ずかしいと気付き、書き込みを削除するなどして、黒歴史を封印する。これを持って海二病が完治になる。
分類
相手、場面によって立場を切り替えるという支離滅裂なタイプも確認されている。重症です。
予防
海二病にかかる要件として、まずそれなりの学力を要する。よって、海外に滞在していても、新しいことに触れず、ネトゲを自国サーバーでやる。滞在自国民としかコミュニティを持たない事が有効的だと思われる。
治療
外科的治療として、もし周りに上記の症状が生ずる者を発見したら、優しい目で見てあげてください。それで恥ずかしさに気づいたのが確認できれば、治療を続けてください。
関連項目
出典
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