この記事ではクラーク・アシュトン・スミスが創作した火星地底怪獣、ドゥエラー・イン・ザ・ガルフ(The Dweller in the Gulf)について解説する。
「ガルフ」は湾の意味ではない。政府は作家が“Gulf”を「(地の)深淵」の意味で使うのを禁止すべきだと思う。
概要
湾の住人はC・A・スミスが書いた短編小説『The Dweller in the Gulf』(1932年に発表)に登場する亀の姿をしている怪物である。
クトゥルフ神話の作品世界へ引っ越してくる前にヴルトゥームが在籍していた「アイハイ火星世界」と同じ世界観にあたる。劇中の設定がクトゥルフ神話におけるグレート・オールド・ワン(旧支配者)にそっくりなため、この作品をクトゥルフ神話小説のカテゴリに含める意見も根強い。
その姿は三角形の頭を持った目を持たず殻の柔らかい黒く巨大な亀であり、鞭のようになった尻尾を二本有しており、その末尾には吸盤がついている。
この作品世界での火星人に当たるアイハイ族の先祖から枝分かれした穴居人種の教団に崇拝されており、偶像をなでることで召喚できる。
口からは一対の長鼻状器官(proboscides)が突き出しており、その先についた吸盤は目撃者の眼球を吸い出すために使われ、その者を盲目の従者へと変えてしまうという。
登場作品:C・A・スミス作『The Dweller in the Gulf(短篇小説)』(1932)
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