混沌軍団とは、バキ道に登場した総合集団である。
概要
力士の力を見極めるため徳川光成が呼び寄せた岩浪混沌を筆頭とした総合格闘家のチーム。
なお混沌軍団という呼び名はファンからの愛称で原作においてこう呼ばれているわけではない。
岩浪混沌
通称カオス君。
まだ呼ばれてもいないのに「体が温まっちまったンで来ちゃいました」と相撲協会が用意した力士チームの前に顔を表した濃い眉毛と髭が特徴的な国内無敗の格闘家。
大相撲を国内格闘技最高のブランドと認めており対戦相手に横綱零鵬が名乗りを上げてもマイナー格闘家である自分の名をあげるチャンスと喜ぶなど上昇志向が強い。
打撃慣れしていない力士相手にいささかやりすぎの感もある全力バックハンドブローを見舞いクリティカルヒットさせる…も脳裏に浮かんだのは巨大な岩のイメージ。渾身の一撃は確かに零鵬の顎をとらえたもののノーダメ。
そして零鵬は「いくよ」とつぶやくと混沌君のトランクスがめり込むほど強く握りしめる。
動けない混沌君は「まるで大相撲の横綱と組んでるみたいな。――ってまんまじゃん!」とギャグっぽく今まさに自分が置かれている状況を再確認すると直後、櫓で頭から地面に叩きつけられ無言のまま失神。
貝沼文也
失神するまで殴れるからという理由で空手から総合に転身したサディスティックなライトへヴィ級チャンピオン。
デカい関取を思いっきりブッ叩けると思ってきてみたが自分の相手が実寸165cmの小結・炎だと知り内心落胆するも、構えて向き合うと途端大きく見えるその姿に疑問符を浮かべると束の間、背後に回られ掴まれるとジャンプで跳んだあと片手で背中から落とされ失神。次の回では病院のベッドで点滴を受けながら冷静に炎の凄さと自身の負けを分析していた。
猪田火飲
色黒な肌にスキンヘッドの国内きっての巨漢格闘家なのだが相手の大関・巨鯨は231cm290kgの巨人中の巨人のため見上げるしかない。
まともじゃ通じないと奇襲を狙うが詰められ、低い頭へのハイキックを狙うも当たる前に巨鯨の一突きをくらい何もさせてもらえないまま一発KOされてしまった。
桑田巧美
力士を「デブの割には動ける。それだけ。」と見下していたとにかくイキっている男。
徳川曰く「技術に関しては世界一」。特に組技は柔道ナショナルチームから直々に指導を求められるほど。その評判通り博士の異名を持つベテラン関脇・猛剣に対し力士勢も一瞬何が起こったのかわからないほどのマッハローキックを放ち、ハイキックを打つと見せかけての片足タックルで寝技に持ち込もうとするなどそこそこ見せ場を作ったが、地から足が浮くことを恥とする力士の足はびくともしない。狙いを肘関節に切り替えるも猛剣は逆に腕を深く差し込んで肘の位置をずらすと同時に桑田を持ち上げる。そこから小手投げのような動作でメキィッと腕に全治七か月の剥離骨折を負わせられてしまった。
アーロン村瀬
レスリング出身ながら決着のすべてがパンチというパンチ力が半端ない体毛が濃ゆい男。
つっぱり野郎の異名を持つ鯱鉾とのブン殴り合いが期待されるが頭を蹴ろうとしたところ諸手突きで柵までふっ飛ばされる。そこから体勢を立て直し鯱鉾の顔面に数発打撃をお見舞いするもそんなことお構いなしに鯱鉾が突っ張りを連打。あえなく崩れ落ちてしまった。
宮入暦三
肩で風を切るというレベルではない大股歩きと加減を超えたトラッシュトーク、そしてそれらへの批判を実績で黙らせてきた伝統派空手ベースのピンポイントヒッター。
今回の大相撲とのテストマッチを一番楽しみにしていた男でもある。
徳川から「宮入ならサイズを超越した武の真骨頂を見せれる」という期待の通り金星18個を誇る史上最強の関脇・獅子丸を相手に左蹴り上げで顎を、右の親指でテンプル付近を突くなどして失神させることに成功する…も獅子丸は一瞬で覚醒。ベアハッグで脊椎損傷。長期静養を余儀なくされる。
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関連項目
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