また、続編として「清村くんと杉小路くんよ」「清村くんと杉小路くんろ」があり、これらをまとめて「清杉シリーズ」と呼ぶ。
概要
シリーズの始まりはエニックスの漫画コンテストへの投稿作「清村くんと杉小路くん」。これが準大賞を受賞し、デビューが決定した。この投稿前に一度編集部に別のギャグマンガを持ち込んでおり、その際に受けたアドバイスを基に本作を作り上げた。
受賞から実際に連載が始まるまでに1年期間が開いてしまうことになり、この間に「清村くんと杉小路くんと」50話までのネームを完成させている。終了後に「マテリアル・パズル」の連載が始まっており、これと並行する形で「清村くんと杉小路くんよ」「清村くんと杉小路くんろ」を連載した。シリーズ併せて単行本12巻が刊行されている。
舞台はとりごや高校サッカー部。サッカー好きでヤンキーくずれの「清村緒乃」と彼を無理やり入部させたサッカー部部長「杉小路隆千穂」が織り成す1話完結のギャグ漫画。
舞台のサッカー部は1代前までの部員が大半を占めており、引退後の翌年は部員が4人しかいない状態になってしまった。部長の杉小路はかつてプレイヤーとして名を馳せた清村に勧誘を仕掛ける。清村は中学時代に監督と反りが合わず暴力沙汰を起こして以来サッカーから離れており、不良として校内では恐れられていた。勧誘を受けてサッカーへの熱が再燃し入部。しかしいざ入ってみるとサッカーにやる気を見せているのは清村ただ一人であり、他のメンバーはそこまでやる気がなく非常に部の雰囲気が緩い。一方杉小路は勧誘時からその片鱗は見せていたが、清村が部に入った後は本格的に「清村いじり」を開始、清村にありとあらゆるいたずらを仕掛ける。このせいか清村は肉体が鍛えられ、不死身の体を持つようになる。
一応サッカー部らしく「清村くんと杉小路くんと」最終話では全国大会予選に出場。よく人数揃ってないのに出られたな…。普段ふざけてばかりだが個々のポテンシャルが異常。1回戦では1年の工藤が試合会場に現れず、3年の蓮間と2年の安井に探しに行かせ、清村と杉小路しかピッチにいないにも関わらず前半を0点に抑えている。後半になると蓮間が工藤を見つけて合流するが、今度は安井がいなくなる。流石に探しに行く余裕がなくなったためそのまま後半突入。工藤のスーパーセーブ連発で得点の隙を与えず、こちらは得点をもぎ取り勝利している(この間に安井が戻ってきたが、ほったらかしにされてしまったため涙を流しながら面々を睨みつけていた)。この後は試合の描写もなく、全国大会優勝旗をとりごや高校に持ち帰っている(そもそも予選1回戦も全てが終わった後の回想)。
作者の自画像である「ねこ」を始め、土塚作品ではお馴染みの動物たちも所々に登場しており、「いぬ」に至ってはサッカー部員である。またねこにはレア個体として「ブラックねこ」が存在し、杉小路曰く「50話に1度出るか出ないか」というくらいレアらしい。後に「パンダ」も登場、最初は散々な扱いを受けたが、後に清村以上のサッカーの腕を身に着けた。
アニメ「バンブーブレード」にて清村と杉小路が友情出演している。
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関連項目
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