清水昇単語

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清水昇（しみず　のぼる）とは、

である。本記事では1.について解説する。

概要

小学 1年生から軟式野球を始め、駿台学園中時代にはエースに成長。中3の時に全国大会でベスト8に進出。なおこの際に一般的に硬式球より速度の出づらい軟式球で141km/hを記録している。

帝京高校進学後は1年秋からエースナンバー1を背負う。2年春の都大会では先発として大車輪の活躍。決勝では延長11回を投げきって優勝投手となっている。2年秋の大会前に右足の甲を骨折するも、故障の癒えた3年生に復活。春に都大会ベスト4。夏には東東京大会決勝に進出するも、二松学舎大付に4-5で敗北。甲子園への出場は成らなかった。

國學院大學に進学すると1年秋からリーグ戦に出場。翌2年春からエースに。3年春に高校時代に骨折した右足の甲を痛めるも、秋に復帰。4年の春にはリーグトップの防御率1.75で最優秀防御率のタイトルを獲得し、夏には日米大学野球に招集されている。

2019年 6月1日の横浜DeNAベイスターズ戦にプロ入り初登板・初先発。同じく2018年度ドラフト 1位で大学時代に投げあった経験もある上茶谷大河との対決となったが、4回5失点で敗戦投手に。この敗戦でヤクルトは球団ワーストタイの16連敗を記録することになった。その後も先発やロングリリーフで登板するも、打ち込まれる場面が目立った。オフには台湾WLに派遣された。

2020年は開幕から好調が続き、不振のスコット・マクガフに代わってセットアッパーを務める。後半戦は7回の勝ちパターンに配置転換されたものの、チームトップの52試合に登板。シーズン通算でリーグトップタイの30ホールドを記録し、自身初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手を受賞した。

2021年は7回の勝ちパターンとして開幕を迎える。その後抑え・石山泰稚の不調に伴う配置転換により、セットアッパーに昇格した。またプロ入り以来長らく白星に恵まれなかったが、7月1日の阪神タイガース戦で同点の8回裏に登板し無失点で抑えると、その直後に味方が勝ち越し、通算100試合目の出場でプロ初勝利を記録した。7月には監督選抜により初のオールスターゲーム出場を果たす（1回無失点）。前半戦は勝ちパターンとしてそこそこの安定感はあったものの被本塁打がかなり多く印象を悪くしていたが後半戦に入ると被本塁打も減少し圧倒的な安定感を見せ、最終的に日本新記録となる50ホールドまで数字を伸ばし2年連続の最優秀中継ぎ投手に輝いた。

2022年は4月17日の横浜戦で打撃が直撃した影響で二軍落ち。復帰後は前年以上に安定した投球を披露し、セットアッパーを引き続き担った。登板数減少によりタイトルは獲得できなかったものの、50試合に登板し防御率1点台と、抜群の投球を披露した。

2023年も8回の勝ちパターンを任され、7月には自身2度目のオールスターゲームに出場（監督選抜）。しかし、シーズン後半になると不調に陥り、8回の勝ちパターンから一時的に外れることもあった。

前述の沈むツーシームは、高校時代に帝京高校の先輩である山崎康晃から直接教わったもの。ツーシームなのに沈むのはこのためで、「亜大ツーシーム」ならぬ「亜流ツーシーム」とも称される。
上記のエピソードもあって、憧れの先輩には山崎康晃を挙げている。
小学生時代の軟式野球のチームでは秋吉亮の弟とバッテリーを組んでいた。
2020年には最優秀中継ぎ投手を受賞したが、プロ未勝利投手による投手個人タイトル獲得は史上初のことである。
プロ初勝利までにかかった登板数は100試合（2021年 7月1日に初勝利）。初勝利に100試合以上かかったのは史上8人目。また初登板から初勝利まで10連敗を喫したのもNPB史上8人目という珍記録を持つ。