清老頭(チンロウトウ)とは、麻雀における役の1つである。役満。
概要
数牌の1,9、即ち老頭牌のみで手牌を構成して和了すると成立する役。副露しても可。下位役としては混老頭があり、要するに「字牌を使わない混老頭」である。
字一色が7種28牌から構成することが可能な役であるのに対して、清老頭は6種24牌と、使える牌が1種類少ない。字牌と同様に序盤から老頭牌は切られやすいものの、警戒されると、順子の構成要因として用いることも可能であるため、抑えられてしまいやすいこともあり、字一色よりも難易度が高い。また6種類しか存在しないため、字一色と違って七対子の形にすることは出来ない。
また、同じく使える牌が6種24牌である緑一色と比べても、緑一色がのチーが出来るのに対して、こちらはそれすら不可能ということもあって、これらの役と比べても作りにくい。
配牌で1,9牌の暗刻や対子がどれだけあるかが成否を分けるだろう。逆にある程度対子や暗刻があるなら手の進みは比較的速いことが多い(もちろん、最後に和了出来るかというと難しいが)。
難易度の高さ故か、若干地味な印象は否めない。流石に老頭牌を2,3回ポンした場合に無警戒という事は無いだろうが、字一色と比べて、頭からこの役の存在が抜け落ちてしまっているケースもあるだろう。
実際、漫画であるとはいえ、咲-Saki-の登場人物である佐々野いちごが清老頭に放銃した際には「そんなん考慮しとらんよ・・・」と言っており、純チャンや対々和以上の警戒はしていなかったようである。実際、ここで彼女が述べているように、清老頭を諦めた場合には、ドラが絡まないと点数が大きく落ちてしまうことが多い役であるのも確かであり、純チャンにしてしまった場合は最悪の場合2000点止り、混老頭なら8000点は確実だが、それでも役満と比べるとかなり落ちる。
実演
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関連項目
- 麻雀
- 麻雀の役一覧
- 役満
- 混老頭……下位役
- 字一色……対になるとされる役
- 四暗刻……門前で完成させれば複合しうる役
- 佐々野いちご……咲-Saki-の登場人物 清老頭に放銃した際のセリフなどのインパクトが強烈
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