渋谷系とは、1990年代前半に流行したJ-POPの1ジャンルである。主に渋谷(渋谷区宇田川町界隈)が流行の発信地として機能したためこの名前がつけられた。
概要
サウンドやビジュアル面において、1960年代~1970年代の洋楽やデザイン、邦楽では大滝詠一・山下達郎などの「ナイアガラ系」に多大な影響を受けたものが多いのが最大の特徴。
ギターポップやエレクトロポップなど、お洒落でかわいいポップ音楽をイメージする向きもあるが、一方でEL-MALOなどゴリゴリのオルタナティブロックや、暴力温泉芸者やコーネリアスなどノイズミュージックなどもあり、音楽のジャンルとしてひとくくりにするのは不適当でもある。
代表的なバンドとして、ピチカート・ファイヴ(小西康陽・野宮真貴)、フリッパーズ・ギター(小山田圭吾・小沢健二)、オリジナル・ラブ(田島貴男)、スチャダラパー、東京スカパラダイスオーケストラなどが挙げられる。
それぞれのバンドに代表曲は存在するものの、それによって音楽界の主流になる事無く消えていった。しかし、いわゆるミーハー層よりも玄人層に受けの良いバンドが多く、後のミュージシャンに多くの影響を与えている。
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関連項目
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