渡島とは、
- 渡島総合振興局(旧名・渡島支庁)・・・北海道西南部にある北海道の出先機関およびそれが管轄する地域・地方。
- 渡島国・・・明治維新の頃におかれた日本の地域区分の国の1つ。範囲は現在の渡島総合振興局南部および檜山振興局の南部
- 渡島(わたりしま)・・・古代日本における北方日本(北海道のことと推定されている)の呼び名。1と2の語源。
- 渡島半島・・・北海道西南部にあるイルカのしっぽのような形に突き出た半島。1や檜山振興局・後志総合振興局の南部の地域がこの半島内にある。
概要
渡島支庁を前身とする機関で、主に渡島半島の東側を管轄する。総合振興局への再編の際、管轄地域の変更は特にされなかった。
管内の人口は全体で45万人弱。北海道内では石狩・胆振に続いて3番目に人口密度が高い。本州との位置関係から、北海道内では江差町などがある檜山振興局とともに和人が入植してからもっとも歴史のある地域となっている。
渡島総合振興局の市町村一覧
- 函館市
人口は約28万人ちょいで北海道内では3番目に多い市。渡島総合振興局の所在地。主要産業は漁業と観光業。100万ドルの夜景やエキゾチックな洋館の町並みで知られる観光都市。知る人ぞ知る名作アニメ「ノエイン」の舞台でもある。詳しくは「函館市」の項目も参考にしてください。亀田半島の町村を合併し、タコとマグロの戸井町や、白口浜真昆布の本場、南茅部などが市域となっている。 - 松前町
かつては松前藩の城下町として松前城を中心に栄えた町(北海道唯一の城下町)。北海道最南端の白神岬がある(実は青森県の大間崎より南にある)。松前城は大戦も掻い潜ったのだが、その後失火で全焼…もったいない。一帯の海は海産資源が豊富で、特に日本海に面した江良地区は道南屈指の釣り場となっている。 - 福島町
珍味スルメの生産量日本一! 過去に大相撲第41代横綱の千代の山と第58代横綱の千代の富士を輩出しているので、横綱が誕生する割合が日本一高い町となっている。 - 知内町
サブちゃんこと北島三郎の出身地は実は函館じゃなくてここ。青函トンネルの入り口がある。「しり」うちなのになぜか「おっぱいまつり」という謎の魅惑のイベントがある。 - 木古内町
江戸時代から交通の要所で、現在でもJRの江差線と海峡線が分かれる木古内駅がある。木古内町寒中みそぎ祭りという、1月の凍てつく北海道の海にふんどし姿の若者たちが入って禊を行う、想像しただけで体が震えあがってしまいそうなイベントがある。 - 北斗市
函館市の西隣にある、旧上磯町と旧大野町が合併してできた市だヒャッハー!・・・とか書いてみましたが某世紀末少年漫画とは一切関係ありません。上磯町は特にベッドタウンとして栄え、トラピスト修道院のバターやクッキーが有名。冗談はさておき、詳細は「北斗市」の項目を参考にしてください。 - 七飯町
「ななえちょう」と読む。渡島総合振興局で唯一海に面していない町。前述の北斗市とともに函館市のベッドタウン的な役割も果たす。大沼国定公園が主な観光地で、大沼牛が名物。リンゴも特産。「七飯町」の項目も参照してくっださい。 - 鹿部町
漁業が盛んな町。駒ケ岳の南東部にあり噴火による降灰をうけることもあるが、そのかわり鹿部温泉があったり道内では珍しい間歇泉があったりと恩恵をうけている。 - 森町
言わずと知れたイカ飯の町! ちなみに北海道度唯一自治体名の中の「町」の字を「ちょう」ではなく「まち」と読む町。北海道で唯一の地熱発電所がある。 - 八雲町
旧熊石町が2005年に旧檜山支庁から寝返って支庁の壁を越えての合併に応じたため、檜山支庁(現檜山振興局)を南北に分断する形にしてしまった町。なおこの合併によって八雲町は、日本で唯一同一町内に太平洋と日本海を有する町となった。木彫りの熊の置物の発祥の地でもあるらしい。熊石はアワビの養殖が盛ん。 - 長万部町
難読地名・・・なのだが、昔由利徹というコメディアンがギャグにしたりして特殊な読みの町の代表格として有名になってしまった(一応正しい読みを書いておくと「おしゃまんべちょう」)。毛ガニやカニ飯が有名で、山陰、北陸だと効果なズワイガニもここならお手頃(地元では毛ガニ、タラバの方が人気が高いため)。東京理科大学長万部キャンパスなんてのもある。
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関連項目
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