坂本龍馬暗殺実行犯の一人とされる。今井信郎以外のもう一人の暗殺証言者である渡辺篤とは別人。
概要
天保14年(1843年)、江戸に生まれる。男谷門下で直心影流を学んだとされる。
桑名藩士と言われるが、元治元年(1864年)まで神奈川奉行所支配定番役という役職を務めており、桑名藩とは無関係と思われる。[1]
元治元年7月、神奈川奉行所から京都見廻組に編入。江戸から京都に赴任する。
元京都見廻組肝煎・今井信郎の供述によると、慶応3年(1867年)11月15日、京都見廻組与頭・佐々木只三郎の招集を受け、醤油商の近江屋に向かい、桂早之助、高橋安次郎と共に乗り込み坂本龍馬、中岡慎太郎両名を殺害したとされる。
慶応4年(1868年)1月3~5日頃、鳥羽伏見の戦いにて戦死。享年26。
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関連項目
脚注
- *今井信郎が明治33年に新聞記者に答えた内容に「桑名藩士の渡辺吉太郎云々」とあったが、明治42年の旧紀州藩系の史談会からの照会に対して「渡辺吉太郎は男谷門下で幕府の士。江戸浅草に住居し、桑名藩士ではない」と答えている。
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