源柳斎マキとは、『ファイナルファイト2』およびカプコンの対戦格闘ゲームに登場するキャラクターである。担当声優は長沢美樹（『CAPCOM vs SNK2』以降）。
概要
正式な漢字表記は源柳斎真紀。「ガイ」と同じく武神流の使い手で、ガイの師匠である「源柳斎」の次女。なお、彼女の姉である「麗奈（レナ）」はガイの婚約者である。
なお、ガイの師匠については『ストリートファイターZERO』では「是空（ゼクウ）」となっており、『ファイナルファイト2』の設定との整合性については当初不明となっていた。しかしながら、後の作品にて設定が見直されて「源柳斎家は武神流忍術の宗家」であると明かされ、第37代正統継承者であったマキの父・源柳斎が一旦分家である「是空」に第38代の座を継承した上でマキを預け、是空が見出した弟子であるガイと共に、マキは是空の下で修行を積んでいたという設定となった。つまりは結論的に「源柳斎」はガイとマキの視点からは「先々代」、「是空」は「先代」の師匠という位置付けで話が纏まっている。
上記の経緯からか、本来なら第39代正統継承者となるはずだった宗家のマキは、ガイにその座を奪われてしまっており、『CAPCOM VS. SNK2』では父・源柳斎の死をきっかけに自分こそが第39代であるとガイを探すため旅立つストーリーとなっている（同作ではガイに会えないが）。その後の『ストリートファイターZERO3（GBA版↑、PSP版↑↑）』でも同様にガイを倒して継承者の座を奪還しようとしている。
気が強い性格というが、『ファイナルファイト2』でのOPではハガーとの電話では丁寧な口調で話している（相手が市長という事もあるだろうが、ゲーム中の悲鳴が女々しすぎる）。漫画『さくらがんばる!（中平正彦・著）』では過去にレディースだった設定が色濃く反映されており、口調が荒っぽい。『CAPCOM VS. SNK2』、『ストリートファイターZERO3』では『さくらがんばる!』での設定に準拠している。
なお、『ストリートファイターZERO3』ではバストアップ以外のドットがカプエスの使い回しであるため他のZERO3のキャラとは頭身に違いがある（身長160台のマキが180台のガイよりも大きい）。
ガイには密かに想いを寄せているようだが、前述の継承権問題や、姉の源柳斎麗奈が既にガイのフィアンセになっていること、自身の性格などが災いし、会えば口喧嘩が耐えない様子。もっとも、ガイの性格を考えれば、口喧嘩というよりもガイにあしらわれていると言った方がいいかもしれない。
『カプエス2』での戦闘スタイルは疾駆けや烈風脚、武神獄鎖拳などガイに共通する部分があるが、トンファーを得物にしていたり（これは『ファイナルファイト2』でも拾って使えた）、後方に疾駆けができたり、スーパーコンボに投げ技があるなど独自の要素もある。基本的にはガイ同様に疾駆けを軸にした撹乱戦法を駆使したスタイルをとる。
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