漆黒の射手リタとは、DMMのブラウザゲーム『千年戦争アイギス』『千年戦争アイギスR』に登場するキャラクターである。クラスはアーチャーで、レアリティはプラチナ。
概要
2014年10月2日に開始されたイベント『影の狙撃手』のイベントユニット(ドロップ形式の敵ユニット)として登場。全身が影のように黒く、気配を感じさせない弓兵である。魔物と交戦中の王子軍を木陰から狙撃した事で存在が発覚、以降王子軍に襲撃を掛けてくる。影の魔物を使役して送り込んだり、高所を押さえて王子軍に矢の雨を降らせるなど巧みに苦しめたが、反撃を受けて洞窟へと追い込まれる。奥の手を使ったリタが禍々しい姿に変貌した事で、アンナが「何者かに操られている」と察知した。戦闘が終わると正気に戻り、そのまま王国へ来る事になった。ちなみに誰が洗脳したのかは今なおも明かされていない。
これまでの敵ユニットと違い、最初に正規のルートを通らずに、木の陰や建物の上に現れて遠距離攻撃を行ってくるのが特徴的(一部ミッションを除く)。ただし、最終的には正規のルートを経由して自陣に向かってくる。一人きりになって屋根から降りてとぼとぼとこちらに向かって歩いてくる姿は印象的。また、隠密スキル発動状態で登場した際は遠距離攻撃のターゲットにならず、ブロックしたり爆風に巻き込んだりしないと一方的に攻撃されてしまう。初登場以降、他のイベントでもたびたびゲスト出演しているが、その際も同じような特性を持っている。
なお、敵ユニットとしての登場時は、影の魔物を使役したり、節々のセリフから中二病(というより邪気眼)っぽい印象を与えたが、それは何者かの洗脳による影響だったらしく、味方ユニットとしての交流時の会話から察するに、普段はぼーっとしているタイプのようである。
元々の生業は暗殺者。コンパウンドボウのような弓と、瞳がぐるぐるの目が特徴。暗殺者だけあってマップ上に配置しても、微動だにしない(マフラーが風で揺らいでいるだけ)。ゲーム中では特に語られていないが、小説「白の帝国編」では白の帝国所属のようである。
ユニットとしての評価
発動すると一定時間、遠距離攻撃の攻撃対象とならなくなる独自スキル「隠密」が最大の特徴。これにより、一方的に遠距離攻撃を持つ敵ユニットを攻撃することができる。ただし、攻撃対象にならなくなるだけで、爆風などのダメージは受けてしまうので要注意。2015年1月に行われたメンテナンスにより、初動時間、継続時間、再動時間ともに上方修正が行われた。
反面、ユニットとしてのステータスは同レアリティのアーチャーと比べると攻撃力が最も低い。HPや防御力はそれなりに成長するが、同レアリティ内で一番というわけではない。
この攻撃力の低さ(=火力の低さ)が彼女の最大の欠点。そもそも、本ゲームにおいてアーチャーが攻撃対象として常に晒される状態で配置することは基本ないため、アーチャーには生存能力よりも火力を求められることが多い。そのため、火力強化のスキルを持った同レアリティのアーチャーはおろか、下の金レアリティのアーチャーにもポジションを奪われる場合もある。覚醒すると15%の確率で矢を二本同時に発射する「影矢」というアビリティによって火力が強化されるが、あくまでも15%なのでアビリティに頼った運用は難しい。
そうしたことから、万能的に使い勝手のいいユニットを求めがちなユーザー王子達からは「使えない子」という認識を持たれることが多いが、前述の前提にあった「敵の攻撃に晒されない場所に配置する」状況が作りづらいミッションに置いては無類の強さを発揮することもある。そのため、「使えない」というよりも、ミッションの内容によって評価が大きく変わるユニットであると言える。リタに代表される隠密能力を持つユニットばかりを最前線に配置し敵を一方的に攻撃する「リタゾーン」という戦術もあり、上手くハマるマップでは難易度が激変することも。
二次創作などでの扱い
前述の「使いづらいユニット」というところから、スタメン落ちのお留守番キャラという扱いでイジられることが多い。また、見た目や性格等が好みの王子達も多く、『漆黒の射手リタさんがチラチラ見てくる - Chrome ウェブストア』というマスコットアプリも作られている。また、このアプリの影響からか、キャラクターデザイナー本人によるフリー素材まで作られた
(節度を守ってご利用ください)。
他に、おえかきえんぴつ氏による『わくわく千年戦争』ではリタがよくイジられキャラとして登場し、この中のネタの影響か、第二兵舎を「リタちゃんハウス」と呼ぶ者も存在する。
関連動画
関連項目
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