※曖昧さ回避 |
- 辛味の中でもとりわけ刺激の強いもの。また、そのような辛味を持つ飲食物のこと。
- 評価や難易度などが非常に厳しいこと。「激辛批評」「激辛判定」などといった形で使用される。
- 特に将棋において、勝勢の局面においてもさらに相手を追い詰め、相手の心を完全に折りに行く戦法。激辛流。
本項目では1を説明する。
概要
しばしば味を表す概念として「辛味」という言葉が用いられているが、辛味とは実は痛覚などの強い刺激を伴う複合的な感覚であり、基本的な味覚には当てはまらないとされる。辛いものを好んで飲食する人はある意味マゾである。
ひとことに辛味といっても、唐辛子のように舌がヒリヒリする感覚や、ワサビのようなツーンとくる感覚などいろいろな種類がある。しかしいずれの場合も、上で述べたとおり強い刺激が特徴的である点は共通している。
辛味を持つ飲食物の中でも、激辛と呼ばれるものはとりわけ強い刺激を口にした者に与えるため、一般的には忌避されることが多い。その一方、激辛な飲食物に嗜好を持つ者も少なからず存在し、そうした人のことを「激辛マニア」と呼ぶことがある(ちなみに同名のスナックがフリトレーから発売されているが、ムチャクチャ辛い)。
激辛という言葉は、1971年に東京の神田淡平という煎餅、あられを主に販売するお店で、1971年に販売した「激辛特辛子煎餅」がルーツとされている。
1985年より辛みの強い食品が人気となる中、1986年にエースコックが発売したラーメン「カライジャン」で、付属する唐辛子ペースト「辛みスティック」を入れる量によって、「強辛」→「烈辛」→「激辛」と変化の度合いを明記し、テレビCMでもその強烈さを含めて宣伝したことで、世間一般に激辛という言葉が認知された。
1986年、新語・流行語大賞で銀賞を獲得している(受賞者は、神田淡平)。
一方でブームの火付け役となったのは、湖池屋が1984年に発売したポテトスティック菓子「カラムーチョ」である。当初は売れなかったものの、あるお店から火が付いて口コミで広がったと言われている。その2年後から各メーカーより激辛食品が販売され、ブームを呼んだ。
現代の日本人が辛いものを好むようになったのも、だいたいこいつらのせいである。
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関連項目
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