火の七日間(ひのなのかかん)とは、アニメ映画「風の谷のナウシカ」に登場する事件であり、この世界における歴史上の出来事である。
概要
主人公のナウシカがいる世界より1000年前、「巨神兵」と呼ばれる光の巨人がわずか七日間で人類の文明を破壊したとされる事件。また、この直後に現れたとされている胞子に覆われた空間"腐海"の侵食により、ナウシカの世界では文化レベルが当時に比べ大幅に低下したままになっている。
この世界にて起こった出来事ではあるが、1000年前のことであり、古くから語り継がれてきたおとぎ話のようなものに過ぎず、規模や状況については不明な点が多い。ただし、この世界では「この事件によって世界が焼き尽くされ文明が崩壊した」こと自体は歴史として知られており、世界各地に多くの巨神兵の化石が現在も残されている(蟲が住みついていることがある)。
なお、ここから転じて、巨神兵を象徴する姿として有名な「燃える都市に立つ巨大な存在」という映画シーンの構図、あるいは他の作品などにおいて「巨大な存在が街や都市を焼き尽くす光景」「街や都市が火に包まれる光景」をそのように呼んだりすることもある。
漫画版において
当時の人間文明は、さまざまな兵器や環境技術を開発できる高度な文明を誇っていた。そして人類は自分たちの判断を代行してあらゆる紛争に対応できる"神"を人工的に生み出した。それが「巨神兵」である……ということが示されている(漫画版では牙の部分に巨神兵を開発したと思われる組織名が古代人の文字で刻まれている)。
そして"火の七日間"は、調停/裁定を司る神として生み出された巨神兵の審判によって行われた、人間に対する"裁き"である可能性が存在している。
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関連項目
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