灯穂奇譚とは、2005年に発売された成人向けアドベンチャーゲームである。
概要
2005年4月29日に同人サークル「水鏡」より同人ショップで販売された。現在ではCD-ROM版は販売されていないのでダウンロード販売でしか入手できない。
知名度こそは低いが、手の込んだシナリオやキャラクターデザインが基4%氏を採用するなど豪華スタッフにより作られており、いまだに良作同人ゲームの部類に入る名作とも言われている。
内容
物語
遠き日に繋がる、夏の体温。
その目に映る幾多の灯火は、何を導き、何を語りかけるのか――。
主人公の大学生である永井桐人(ながいきりと)が遺産整理の為に生まれ育った田舎に大学の休み中に訪れる。そこでであった幼馴染、加茂カナタに出会う。懐かしさを感じながらも、都会の生活に疲れた桐人の心に潤いに似た安堵感を与えた。
しかし、夜、偶然見かけた蛍に導かれながら村の神社に辿り着く。幼少のころには感じることのなかった深い闇。その日から村の風景は一変した。桐人の見知った世界に大きな亀裂が入り、彼は村に埋もれていた禁句へと呑まれていく…。
登場人物
永井桐人
大学生であるこの物語の主人公。大学での課題を片付けることと同時に亡くなった祖母の遺産整理に佐奈伎村(さなきむら)に訪れる。
久しぶりに訪れたため、村人に最初ニワトリと勘違いされてボコボコ叩かれている。
加茂カナタ
主人公桐人の幼馴染。村には年齢の近い子供がいなかったので兄妹同然に育てられた。顔も身体も幼さが残る、至って健康的な発育途中の○○生。
村の外の世界を知りたいとおもいつつも、二人暮らしの母を残していくことに戸惑いを感じている。
ナミ
深夜の佐奈伎神社で、桐人が出会う少女。自分よりはるかに年少であると思われるナミに、桐人は見たこともない母の抱擁を感じる。
悠久の時、この地でたった一人、形を持たない魂に名という形を与え続ける少女。
稗田霧香
チビと眼鏡とゴスロリと非力がトレンドマークの民俗学者の卵。社会見学だけでなく、自然科学の知識に精通し、徹底した合理主義に恐ろしいほどの推理力。
他人の意見には参考程度にしか聞かない独断力で、今回の佐奈伎の村の謎に挑む。
加茂サユキ
カナタの母親。カナタと共に佐奈伎の村に住んでいる。
スタッフ
総雑用
原画
基4%
シナリオ
横浜元町
プログラム
北区十番
音楽
関連動画
関連項目
外部リンク
- 3
- 0pt