概要
地震や噴火、台風や集中豪雨などの災害発生時における電話等の通信制限時にNTTが中心となって提供しているサービス。主に、被災地に住む家族や友人などの安否確認として利用するために使われる。
1998年3月31日に稼働が開始されて以来、災害発生時および指定された体験可能日にはサービスを利用することができる。初稼働したのは1998年8月27日の栃木・福島の集中豪雨である。
また、インターネットを利用して被災者の安否確認を行うことができる伝言板もある。こちらは「災害用伝言板」と言い、災害用伝言ダイヤルと似たwebサービスであることから「web171」とも呼ばれている。災害用伝言板は2005年8月31日からサービスを開始し、PCや携帯、スマートフォンを通してアクセスすることができる。なお、災害用伝言板は大手携帯会社も独自の伝言板を運用しており、災害時は各社の伝言板に伝言を残す形となる。
蓄積数と保存期間
災害用伝言ダイヤル(171)
災害用伝言板(web171)
利用方法
災害用伝言ダイヤル(171)
録音する場合→171+1+(電話番号)
| ダイヤル式電話機 | プッシュ式電話機 | |
|---|---|---|
| 1 | NTT加入電話、INSネット、公衆電話、ひかり電話、災害時用公衆電話から「171」をダイヤル。 | |
| 2 | 音声案内に従い、録音する場合は「1」をダイヤル。 (暗証番号をつけて録音する場合には「3」の後に4桁の暗証番号をダイヤル) |
|
| 3 | 音声案内に従い、任意の電話番号(被災者の自宅、携帯など)を市外局番から入力する。 | |
| 4 | 音声案内ののち、「ピッ」という合図のあとに30秒以内で伝言を録音する。 | 「1」を押して音声案内を再生し、そのあとに流れる「ピッ」という合図の後に30秒以内で伝言を録音する。 |
| 5 | 30秒経過または途中で電話を切った時点で録音は終了。 | 30秒経過または「9」を押した時点で録音は終了。 録音内容のチェックをし、録音し直す場合は「8」を押して再度録音する。 |
| 6 | 録音が完了し、伝言ダイヤルに伝言が記録される。 | |
再生する場合→171+2+(電話番号)
| ダイヤル式電話機 | プッシュ式電話機 | |
|---|---|---|
| 1 | NTT加入電話、INSネット、公衆電話、ひかり電話、災害時用公衆電話から「171」をダイヤル。 | |
| 2 | 音声案内に従い、録音する場合は「2」をダイヤル。 (暗証番号付きの伝言を再生する場合には「4」の後に4桁の暗証番号をダイヤル) |
|
| 3 | 音声案内に従い、任意の電話番号(被災者の自宅、携帯など)を市外局番から入力する。 | |
| 4 | 音声案内ののち、電話番号に登録された新しい伝言から順番に再生される。 | 「1」を押して音声案内を再生したのち、新しい伝言から再生される。 伝言を繰り返す場合は「8」。 再生中に次の伝言に移る場合は「9」。 |
| 5 | 録音されたすべての伝言が再生されると終了。 | 録音されたすべての伝言が再生されたのち、伝言を追加録音する場合は「3」。 押さない場合は終了となる。 |
| 6 | 録音が完了し、伝言ダイヤルに伝言が記録される。 | |
災害用伝言板(web171)
伝言を登録する場合
| 1 | インターネット上から「災害用伝言板 」にアクセス。 |
|---|---|
| 2 | 伝言を登録したい電話番号(ハイフンなし)を入力して「登録」をクリック。 |
| 3 | 伝言登録画面にて名前(ひらがな)、安否の状態、伝言(最大100文字)を入力して「登録」をクリック。 |
伝言を確認する場合
| 1 | インターネット上から「災害用伝言板 」にアクセス。 |
|---|---|
| 2 | 伝言を登録したい電話番号(ハイフンなし)を入力して「確認」をクリック。 |
| 3 | 伝言確認画面にて伝言を確認する。確認後、新たに伝言を登録することも可能。 |
| 携帯各社の伝言板に伝言がある場合は、各社の伝言板へのリンクからアクセスして確認ができる。 | |
| 4 | 伝言がない場合は新規の伝言の登録があった場合に、その通知をメールで受け取るようにすることも可能。 |
関連動画
運営協力会社
- 株式会社STNet
- NTTコミュニケーションズ株式会社
- 株式会社NTTドコモ
- 株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
- 沖縄セルラー株式会社
- 株式会社QTnet
- 株式会社ケイ・オプティコム
- KDDI株式会社
- 株式会社ジュピターテレコム
- ソフトバンク株式会社
- 中部テレコミュニケーション株式会社
- 西日本電信電話株式会社
関連リンク
関連項目
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