災とは、自然災害のことである。
漢字として
災
- Unicode
- U+7070
- JIS X 0213
- 1-19-5
- 部首
- 火部
- 画数
- 6画
- 意味
- 自然災害、(自然に発生した)火事、わざわい、損なう、という意味がある。〔説文解字〕の本字は𤈮で、〔説文・巻十〕に「天火を𤈮と曰ふ」とある。災は籀文として載っている。
- 字形
- 火+𡿧の会意。𡿧は水災を表す字で、火と合わせ火災という意味。
- 音訓
- 音読みサイ(漢音、呉音)、訓読みは、わざわい。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 災異・災厄・災殃・災禍・災害・災患・災荒・災祥
- 参考
- 2004年の今年の漢字に選ばれた。2011年のネット今年の漢字に選ばれた。
異体字
灾
- Unicode
- U+707E
- JIS X 0213
- 2-79-59
- JIS X 0212
- 41-40
- 部首
- 火部
- 画数
- 7画
- 𤈮は、〔説文〕の本字。形声で声符は𢦏。
- 烖は、〔集韻〕の本字。JIS X 0212補助漢字。
- 灾は、〔説文〕に「或ひは、宀・火に從ふ」とある異体字。簡体字でもある。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 𤆎は、〔説文〕に「古文、才に從ふ」とある異体字。
- 𤆄は、〔集韻〕にある古文。
- 𢎇は、〔字彙補〕に灾と同じとある異体字。
- 𤆋は、〔川篇〕に灾と同じとある異体字。𤆅はやや似ているが別の字(赦の古文)。
- 𤉣は、〔集韻〕に災と同じとある異体字。
- 𤆲は、〔字彙補〕にある灾の俗字。
- 𣏹は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𥘔は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𨉇は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
- 𨓌は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔字彙〕に〔釈典〕に見えるとあり、〔正字通〕に訛字とある。
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