無灯火単語

6件
ムトウカ
2.2千文字の記事
  • 1
  • 0pt
掲示板へ

無灯火とは、ライトをつけていないことをす。

特に、車両等がライト(前照)をつけずに走る危険な状況をすことが多い。

概要

道路交通法で、車両自動車バイク自転車など)は間に火をつけることが定められている。ここでの間は「日から日の出」となるが、それ以外の特定の状況(例:トンネルの中、濃霧)でも火をつける義務がある。

五十二条 車両等は、間(日時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政で定めるところにより、前照、尾その他の火をつけなければならない。政で定める場合においては、間以外の時間にあつても、同様とする。

道路交通法

無灯火走行の違反点数・反則は以下の通り。

自転車では反則は設定されていないため、法令上は5万円以下の罰となっている(運用上はよほど悪質でない限り課されることはない)。

火が壊れていたことが原因の場合は、無灯火ではなく整備不良となる。

中に無灯火で走ると、見える範囲が非常に狭くなるため事故リスクが増す。

上記に加え、「ライトがついていないため、相手が自分の存在に気付きにくくなる」という大きな危険がある。つまり、「他の車両歩行者からも自分はいないものとして扱われ、相手が自分めがけて突っ込んでくるリスクが増える。

てめえライト付けないとてめえを認識できねえだろうが!!!

空乃 亞さめ(@a_sa_me)の4コマ漫画よりexit

まだ日していない、または日の出からすぐの状況であっても、薄暗ければライトをつけることが推奨されている(いわゆるトワイライトオン)。警察に捕まるかどうかではなく、安全かどうかで判断しよう。

昼間点灯

「自分の存在を知らせる」という役割は間でも同じであるため、近年では間点が推奨されている。

かつては二輪車が中心だったが、2020年代前後から間走行(デイタイムランニングランプ/DRL)の装備が普及しはじめ、四輪などでも間点が普及し始めている。

間点が義務づけられている車両の場合、間の無灯火も問題になる。その規則は種により異なり、法律によるものでない場合は会社など法人の規則によるため一概に違反とは言えない。

自動二輪車

二輪車四輪べて小さく見えにくいため、平成初期から間もライトオン運動が展開されていた。1998年道路運送車両正により、バイクは構造的に常時点することが義務化され、ライトON/OFFスイッチが撤された2000-2010年代に製造されたバイクは構造的に無灯火走行ができない。

2020年より、間はDRLを点させてヘッドランプは消することも可になったが、そのような場合でも(自動消が強制でない限りは)点させておいたほうがよい。

構造的にスイッチを切れない種を無灯火で走行させた場合、無灯火走行にはならないが「ヘッドランプが壊れていた」状態で走行させたことになり、状況によっては整備不良となることもある。

四輪車

2020年代から、一般車でも前述のDRLが普及し始めている。

それ以前から、パトカー救急車などの緊急車両トラックなどの営業は自的に間点を行っている。宅配トラック間でもライトオンしていることがあるが、消し忘れではなくあえてそうしているのである。

自転車

自動二輪車よりもさらに見えにくいため、より間点が推奨されるべきである。

しかし、ダイナモ式の場合、電の供給は自分の足なのでダルが重くなるという欠点がある。特に、安いママチャリに多いリムダイナモ式(タイヤの側面で発電機を回すタイプ)は段違いに重くなる。ハブダイナモ式(発電機がホイールの中心にあるタイプ)の場合重くなりにくいが、普及当初からオートライトが一般的だったため明るいと消してしまい、逆に間点という習慣が定着しにくい。

バッテリー式の場合は電池がもったいないという問題がある。充電式ならばコンセントやモバイルバッテリーに差すのが手間である。

そのような事情もあって間の無灯火すら依然として問題となっており、まして間点など一般層にはなかなか普及していないのが実状である。

その他、暗色ではなく明るい色の装や、反射材等の装着も強く推奨されている。

鉄道

二輪車と同じく、平成初期からJR各社と大半の私鉄で常時点となっている。新幹線は開業当初から常時点だった。

ただし、モノレールなどの特殊な車両や一部の貨物列車など、細かい部分でそうとは限らない場合がある。

その他

逆のパターンライトは点しているが量が強すぎる、ハイビームで対向惑してしまうといった問題が起きる場合もある。

意図的に消灯するもの

戦場などは間・暗闇においては際立ってよく立ち相手に存在や位置を察知されてしまうため、スイッチ操作によって作戦行動中や演習中は意図的に無灯火にする手段は広く用いられる。(厳密には前照以外も全て不能にできる)

この点は灯火管制の項が詳しい。

関連動画

関連静画

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 1
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

無灯火

まだ掲示板に書き込みがありません…以下のようなことを書き込んでもらえると嬉しいでーす!

  • 記事を編集した人の応援(応援されると喜びます)
  • 記事に追加して欲しい動画・商品・記述についての情報提供(具体的だと嬉しいです)
  • 無灯火についての雑談(ダラダラとゆるい感じで)

書き込みを行うには、ニコニコのアカウントが必要です!