たたえよ 鉄カブト!!
イギリス軍の鋼鉄製鉄カブト!! ドイツ軍パラシュート部隊用鉄カブト!!
第二次世界大戦中のイタリア軍鉄カブトはイタリア軍の士気をたかめるにはスマートな装備をとかんがえたムッソリーニのアイディアでつくられたがねらいはあたったようだ!!
現在もちいられている鉄カブトはその形態学観点においてほとんど理想の域にたっしているといっていい!!
鉄カブトはあさからずふかからずその大きさは一定していたから万人の装着にてきしその曲面はまったくかっこうのものである!!
日露戦争では頭部戦傷率は全傷者の二十七パーセントの高率をしめしていた!!
それが第二次世界大戦ではなんと十八パーセントに低下している!!
日露戦争当時は戦列者の頭部になんらの防護設備もほどこさず忠勇なるわが将兵の頭部は敵弾下に暴露されるの状態にあった!!
かかる理想的鉄カブトであってもこれが使用に落ち度があっては防具としての高性能にかくるおころが生じないともかぎらない!!
総じていわゆる「あみだ」にすぎ前頭部の防護をわすれたようなかぶりかたは感心しない!!
またあごひもをあまりつよくしめるのもよくなことで
その緊迫度をむしろいくぶんゆるくしてこれによって抵抗をへらすことがたいせつである
かりに弾丸が命中したとしてもその間髪いれぬするどいショックをできるだけ消殺する用意がほしい!!
第一次第二次両大戦に使用されたフランスの鉄カブトで各部のデザインは伝統的な影響をうえ機能的にかんがえられている!!
第二次世界大戦では頭部防具としてひろく鉄カブトがもちいられ花さく野戦に敵前上陸にはたまた塹壕戦に・・・・
国家の重要なる細胞としての個個の将兵の頭部受難をすくうこと多大なるものが・・・・
ぼくは第二次世界大戦において敵の使用せし精鋭なる火器に対しわが鉄カブトはよく 防具として価値を発揮せるを確認せり
ということばは全国民のともに銘すべきものであってぼくは むしろ「鉄カブト祭り」のいまだおこなわれたことをきかないのを遺憾とするものである!!
たたえよ ニコニコ大百科!!
熊田くんは天才バカボンのエピソードの一つ「たたえよ鉄カブト」全編とその次の「『天才アホボン』と「少年バカジン」」の1コマ目にのみ登場するバカボンの同級生。
なお、「たたえよ鉄カブト」の冒頭では、この一編を手塚ブト治虫(手塚治虫)先生にささげます、の言葉がバカボンのパパより発せられており、バカボン全編でも珍しい全12ページ分全ページが4色のフルカラーで掲載されている。また、1コマだけ鉢巻きを外したパパがカラーで見られる珍しい場面もある。
奇人変人が多数登場する天才バカボンではあるが、彼は珍しくバカ田大学とは一切関わりが無い小学生である。
元々は普通の子供だったが、父親に本屋から「野口英世」の伝記を買い与えられてよーく読むんだぞと言われ、毎日朝から晩までその本を読んでいた。しかし、その本は製本所のミスで表紙だけが野口英世で中身は鉄カブトの専門書で、それを読んで育った彼は立派な鉄カブトマニアとなってしまい、常に話す長文は鉄カブトに関連した語句のみで、それ以外は基本的に「たたえよ鉄カブト!!」としか話さない。
バカボンの家に遊びに行った際には、バカボンのパパすらも狼狽えるほどに鉄カブトの知識をしゃべり通し、対抗したパパの茶碗蒸しにあっさり引導を渡している。なお、この話は12ページのうちでバカボンのパパはたった3ページ、13コマしか登場しない。
この「たたえよ鉄カブト!!」の中身も口調からいろいろ言い分けているようで、飲み物がおいしい、さようならなどがバカボンによって訳されている。
彼の母親は長文でも完全に理解できるらしい。
また父親は将来について危ぶんでいたが、本人と母親はさほど意に介していない様子だった。
また、この強烈なキャラクターから平成、レレレの2回でアニメ化されているが、前者は容姿や服装がナチスのアドルフ・ヒトラーを思わせる現在ではいろいろ物言いの付きそうな結構危ない姿に改変されている。後者は原作に忠実な姿になっているが、名前が手塚ブト治虫に変更されている。なお、両方ともサブタイトルは「たたえよ鉄カブト」であった。
単行本としては、竹書房文庫版の天才バカボン18巻、および電子書籍ではebook Japanでの21巻に、どちらもフルカラーのまま掲載されている。後者はタブレット向けに高画質な状態で配信されている。
たった1話のゲストキャラにもかかわらず、赤塚不二夫公式サイトでは、単独でキャラクター紹介ページも作られている。
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