熱砂の惑星とは、1997年に伊藤忠商事より発売されたACTゲームである。タイトルの読みは「熱砂の惑星(ほし)」。ちなみに定価6,300円でDisc2枚組み。
概要
22世紀―環境破壊が進み、地球は人間が住める惑星ではなくなってしまったため、太陽系から遠く離れた惑星へと、人類は移住する事になる。人類が問題なく居住できる惑星ではあったが、ここでは生命の源である「水」が稀少であった。モーバーという物質転送装置を利用し、水を運ぼうとしたのだが、多種の異星人(エイリアン)が住んでいるこの惑星で、この装置を奪われてしまい、人類は水を手に入れることが困難になってしまった。
病気で体調を崩している母親のために水を取りにいく事にした、主人公のダン。水を渡そうとしないエイリアンたちを撃退し、水を得る事に成功したが、居住区に戻ってきた時には…。
敵(エイリアン)との戦闘は3DCGによる2D格闘ゲームによって展開される。敵のエイリアンは、トカゲの様なヒューマノイドや怪人、はたまたニワトリ人間などなど、様々なデザインのキャラクターが登場する。
部位防具が存在し、敵から入手する事で装備する事ができる。装備する事で能力をアップさせることが出来る。また、回復薬やその他アイテムも存在し、道中や各所にいる人間に友好的なエイリアンから入手する事が可能。
登場人物
長所と短所
BGMの完成度が高く、ステージによって戦闘BGMが変わったりと、飽きさせない。また、格闘を基盤においていることもあってか、展開もなかなか熱い。エイリアンのデザインが(一部を除き)濃すぎず薄すぎず、とっつき易いかもしれない。声優も大御所揃いで、演出も良い。背景のCGも作りこまれていて、悪く言えば3D酔いしてしまいそうだが、当時のCG技術の中でも高水準なことの裏づけとも言える。また、割と単純な攻め方でも勝てる場合が多く、強力な必殺技も存在し、格闘ゲームが苦手な人でも問題なくプレイできる。
だが敵とのエンカウント率が非常に高く、1~2回進んだだけで敵に遭う事はザラ。また敵との戦闘に勝利する度に体力が増加するものの、体力を回復させるアイテムが、エイリアンから貰える物を除くと、肉眼で見ることができない為、攻略情報がない場合はこまめにチェックしていかないと、どこにアイテムが隠れているのか全く判らない(ちなみにハズレアイテムも存在する)。また、マップという概念が存在しない為、自身でマッピングしていかないと、ステージによっては進むべき方向がわからなくなる。
関連動画
関連項目
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