爆れつハンターとは、あかほりさとる原作・臣士れい作画の漫画作品、及びそのメディアミックス作品群の事である。
概要
『必殺仕事人』をファンタジー世界で再現することをコンセプトとした作品で、独自性の強い世界観で1990年代を駆け抜けたメディア作品。
「小説版が大元である」と思われがちだが、大元は漫画版である。(あかほりさとる氏のTwitterでの言及)
「魔法」を使える一握りの「法族(ソーサラー)」が支配階級として権力を振るう大陸で、多くの魔法が使えない「庶民(パーソナー)」を苦しめる悪徳法族を始末する「法族狩り(ソーサラーハンター)」たちの戦いを描く。
主人公がとてつもない怪物になったり、仲間の大人しい女の子が恐ろしいSM嬢に変身したり、普段はラブラブの仲間が身も凍るほどの冷酷な性格になったり、ブラコンの超美形な弟や、やたらと筋肉を見せてくるナルシストマッチョがいたり、ぶっ飛んだ仲間と世界観と設定がウリ。ちなみに主要人物の名前は大体食べ物である。
1995年にはTVアニメ化された。キャロットが頼もしさのある正統派主人公寄りに描かれ、一部のキャラ設定やティラ・ショコラの過激な衣装は原作から変更されている。OP曲「What's Up Guys?」は人気が高い。OVA版は設定や性格、衣装が原作準拠になっている。
登場人物
法族狩り
- キャロット・グラッセ (CV:古本新之輔)
- 主人公。ティラ・マロンとチームを組んでいる。ちゃらんぽらんで女の子大好きなオープンスケベ。通常時は戦力的にはアテにならず基本的に頼りないが、家族想い、仲間想いな面もある。敵意のある魔法を吸収し巨大な魔獣へと変貌・暴走する「吸魔(アランジュ)」「獣人化(ゾアントロピー)」の能力を持つ。ティラ(ショコラ)の調教で大人しくなったところにマロンが札で魔法を吸収することで元に戻る。
- ティラ・ミス (CV:林原めぐみ)
- キャロットの仲間。姉共々グラッセ兄弟とは家族同然の幼馴染。お嬢様口調で大人しい(ただしキャロットのセクハラへの制裁は容赦ない)。大きな眼鏡をかけて分厚いローブを着こんでいるが、眼鏡とローブを脱ぎ捨てた本性は黒のボンテージ(アニメ版では白とオレンジのレオタード)で鞭と紬ぎ糸を振るうSM女王様である。
- マロン・グラッセ (CV:真殿光昭)
- キャロットの弟。キャロットとは性格も見た目も似ても似つかぬ真面目な美青年。兄に呆れていることも多いが兄弟仲は良い…というか兄を傷つける者は許さないブラコン。札と印を用いて魔法とは異なる術「東方魔術(イースタン・マジック)」を使う。
- ショコラ・ミス (CV:水谷優子)
- ティラの姉。ティラとは対照的に活発で積極的な性格。キャロットに惚れ込んでいて「ダーリン」と呼び、事あるごとに服を脱いで迫る・ベッドインする妄想に耽るなどだいぶ残念な人。しかしティラ同様に本性があり、軍帽を被ると裸サスペンダー(アニメ版では赤い極短ベスト)の際どい衣装を纏い特殊な針金で無慈悲に敵を殺す冷酷なサディストへと変貌する。
- ガトー・モカ (CV:梁田清之)
- ショコラの相棒。筋骨隆々の大男で肉体美に自信があり、その頑健な肉体は並の魔法では傷一つ付かない。男女問わず美しい人物を好み、マロンがお気に入り。とある事件で両親を喪い妹を攫われた際にショコラに出会い、法族狩りとなった。
法族狩り本部
- ビッグ・マム(セイント・マム) (CV:島本須美)
- 表向きは「ステラ教会」の聖母「セイント・マム」だが、法族狩りの総元締め「ビッグ・マム」としての裏の顔を持つ女性。庶民たちの依頼を受け、法族狩りに指令を下す。
- ドーター (CV:玉川紗己子)
- ビッグ・マムのお付きのチャイナ服少女。羽が生えており空を飛べる。アニメでは次回予告担当。
- ミルフィー・ユ (CV:平田康之[TVアニメ版]/緒方恵美[OVA版])
- ゾンビやアンデッドなど不死系の相手が専門の法族狩り。フレンドリーな性格で一見エキゾチックな美女だが実は男性。しかしその正体はビッグ・マムの親衛隊である最強の騎士「ハズ・ナイツ」の一員である。
お絵カキコ
関連動画
関連項目
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