爆チュー問題とは、お笑いコンビの爆笑問題が扮する2匹のネズミである。
概要
爆笑問題の太田光と田中裕二が黒いネズミの着ぐるみをかぶり、顔に黒い鼻とひげのペイントをして「おおたぴかり」「たなチュー」になり、コントのような劇をする。
鳴かない。
ネズミは「ピカ」と鳴かない。
「ポリンキーのCM(三角形の秘密はね♪)」や「だんご3兄弟」、のちに「ピタゴラスイッチ」で知られる佐藤雅彦が設定を考案し、後述の「でたらめな歌」の作詞・作曲も手掛けた。
1999年に子供向け番組『ポンキッキーズ』内の火曜日の1コーナーとして放送されたのが始まり。2006年からはCS放送の独立番組やオンデマンド番組として放送・配信されており目にする機会は減ったが、2019年時点でも不定期で新作が出ている。
ポンキッキーズの1コーナー版の大まかな話の流れを以下に述べると、「たなチューが人間が使っているものを外から持ってきて、どう使うのか疑問に思っているところに、おおたぴかりが使い方を思いつく。しかし、ぴかりの使い方は本来とは違うでたらめなものであり、たなチューがそれに振り回されてしまう…」というものである。
出演者2匹はネズミなので、背景のセットや人間が使っている道具はそれに合うように大きくデザインされているものが多い。壁に空いたトムとジェリーっぽいネズミ穴や、大きなコンセントの穴などが印象的。
「価値観の多様性」をテーマに始まったコーナーではあるものの、半分爆笑問題のコントのような状態で、単純に笑えるネタもあるが、子供には理解しにくいネタもある。時事ネタもあり、例えば2019年の子供の多くいるクリスマスライブでは「これは本当に業務連絡なんですけど、今日この会場札幌でやることになりまして…前の方から順に羽田の方まで…」「今日もう1つお詫びがありまして、今日出るはずだった某女優さんがちょっといろいろ事情がありまして…」「実は我々爆チュー問題もですね、闇営業をたなチュー『お前何言ってんだよ!!』等、最初からやりたい放題である。
視聴者からのハガキに書かれていた「てんさいぴかり ふつうたなちゅう」という文字列がキャッチフレーズのように使われていた時期がある。
近年ではややマイルドになってきたが、毎年恒例のクリスマスライブはブーマーなどのボキャブラ芸人が出演し子供には難解なネタの応酬が行われる。
「でたらめなこと言ってるんじゃないよ」「でたらめ?」「でたらめ?」「でたらめなーひと♪でたらめなーひと♪」から始まる劇中歌「でたらめな歌」はだんご3兄弟の陰に隠れてヒットを飛ばした。1番・7番・4番・1.6番・8番・10番・126番・22番・1192番に加え、歌詞を公募で決めた26番などがある。
別の番組のアニメ『ちびまる子ちゃん』では、エンディング「アララの呪文」で共演している。「セラリンコって何だよ!」の掛け合いが有名。このエンディングは本放送では2004年から2012年まで使用されており、2019年時点で歴代最長である。ポンキッキーズを知らなくてもこっちは知ってるという人も多いのでは。
関連動画
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関連項目
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