爆発してしまいましたとは、ファビアン・カンチェラーラの得意技(?)である。
概要
一般的には、座ったまま予備動作も無く発動するカンチェラーラのスパートの事を差す。
この宇宙人特有の脚技が特に光ったのは2010年のツール・デフランドル。コース内最大の難所、カペルミュールと呼ばれる最大斜度19.8%の激坂にカンチェとそのライバル、トム・ボーネンが差し掛かった時に発動。一般人ではペダルが漕げない位の超激坂をカンチェは座ったまま、わずか50数秒で突破。ボーネンを完全に視野から追いやった上に、空撮カメラも振り切る宇宙人っぷりを見せた。無論、コメンタリーもわけのわからぬままにこのペースを維持してツールを走りきったのは言うまでも無い。
このように、一般の選手がサドルから尻を離してスパートをかけるのに対し、カンチェは座ったまま。そのため予備動作が非常に解り辛く、他選手の追走を困難にする効果も秘めている。身長186cmという大型選手のカンチェならこそ出来る得意技として、ロードレース業界では最も恐れられている。
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