牙倉セイヤとはアニメ「シャドウバース」の登場人物である。担当声優は近藤隆。
概要
第6話から登場。白と黄緑色のコートを着た優しい雰囲気の男性。牙倉タクマの兄で、オブシディアン学院の卒業生。現在はシャドウバースのプロプレイヤーとして活動している。マジックが趣味で初対面のルシアにも相手に近付かずに渡したいものをルシアの制服の胸ポケットに入れたりしていた。本人曰く「怪しまれることが多い」とのことである。
使用クラスは趣味のマジックからか、マジシャンがいるウィッチを使用。カイとは違い「土の印」をもつアミュレットと「土の秘術」を持つカードの組み合わせで戦う秘術ウィッチを使用した。
作中での活躍
第6話・第9話
第6話ではルシアがヒイロを避けて裏門から帰るところで登場。「荒れていた弟のタクマがおとなしくなったのはルシアとのバトルが原因」だと考えていたためルシアにお礼を言った。しかしルシアは過去のヒイロの発言からそれは自分ではないと考えて否定したため、セイヤからは驚かれた。その後ルシアに対戦を申し込み、公園でバトルをした。
セイヤの戦いぶりはルシアから的確だと評価しており、第2話でヒイロが無警戒で体力を減らして復讐状態に入れたのに対して、セイヤは攻撃できるフォロワーがいるのに復讐状態に入れたくないから攻撃せずにターンを終え、ヒイロとの違いを明らかにして見せた。その一方でルシアの期待を超えることを見せてくれたかという点では物足りなかったようである。
バトルは終盤、攻撃力5体力5の守護を持つガーディアンゴーレム3体の盤面を作り上げたセイヤに対して、群れなす飢餓で同名フォロワーすべてに3ダメージと血蛾の女帝の相手フォロワー全体2ダメージで守護の壁を取り除き、血蛾の女帝の相手フォロワー破壊による効果ダメージとルシアの場のフォロワーの総攻撃でルシアが勝利した。
対戦後にはマジックでルシアに全国大会への招待状を渡して立ち去った。もちろん自身も全国大会に出場しており予選を突破。全国大会決勝トーナメントは4番の枠で1回戦を突破。2回戦となる第9話でヒイロと対戦した。ヒイロにはタクマのことを感謝と共に自分の力では変わらなかった悔しさを語っており、全力で戦うことを話していた。
バトル終盤、ヒイロのイグニスドラゴンをプレデターゴーレムで破壊し、なおも展開してきたフォロワーをイグニスドラゴンの攻撃時効果を得たプレデターゴーレムで破壊。ヒイロがプリズンドラゴンを倒させて攻撃不能の能力で動きを封じようとしたプレイを「シャドウバースの破壊処理順の都合でこのプレイ順ではプリズンドラゴンの能力を得ないこと」を指摘した。
しかしプリズンドラゴンばかり気にしすぎて、ヒイロの真の狙いであるライトニングベヒモスのデメリット効果(自分のすべてのフォロワーとリーダーに2ダメージ)を得てしまい、ダメージスペルによってプレデターゴーレムを破壊され、直前のターンで大量展開していたそれ以外のフォロワーもすべて破壊されてしまう。最後は身を守る術がなくなった所で覚醒時に疾走を持つ大嵐のドラゴンの攻撃によって敗北する。ヒイロにとっては初めてイグニスドラゴン以外の攻撃で決着がついたバトルとなった。
第13話~第48話
シャドウグランプリでは第14話でシルバーランクに、第16話で18人目のゴールドランク昇格者になる。対戦相手の女性には対戦後に手品で出した薔薇を配る余裕を見せていた。
第19話で霧山シロウとのバトルとなるが、シャドウナイツのアインが乱入。ヒイロが声を聞いて駆け付けたころにはアインに首を絞められてセイヤは気絶させられた。
第30話では虚の影に操られて記憶をなくしていた状態でエルフクラスの遺跡の奥で登場。ミモリとのバトルとなる。バトルは中盤から映され、後攻6ターン目にセイヤは体力の減ったローズガーデンキーパーをグレートマジシャンの進化時効果で奪い取り、先攻7ターン目にミモリのクリスタリアプリンセス・ティアのコンボで盤面の優位を奪い返される。
セイヤはミモリの逆転を評価するが、それでも特別なものを感じず普通だと指摘する。資格のあるものにしか手に入らない伝説のカードは無反応だし、「世界を救う」とは言うが悪人も救うのかと言うセイヤの回答にミモリはすぐに答えられなかった。そして予定調和で退屈なバトルよりも派手なほうがいいと、このターンのドローで引き当てたシャドウ・プレデターゴーレムをプレイ。
シャドウ・プレデターゴーレムは攻撃力0でリーダーへダメージを与えるすべはないが、それを補うほどの支援能力があり、相手がフォロワーを出せば攻撃力を0に、土の秘術で相手フォロワーに全体2ダメージとシャドウアサルトを出す効果で先攻7ターン目に出した体力1のミモリのフォロワー4体を破壊。根本的な対処ができず、ミモリを防戦一方に追い込む。
後攻9ターン目のセイヤのターン終了時点でヒイロに頼まれていたタクマが駆け付けた。セイヤはタクマの記憶も抜け落ちており、弟だとわからずタクマを怒らせた。先攻10ターン目のタクマは4体のフォロワーを繰り出し後攻9ターン目に出てきたシャドウアサルトを破壊した。タクマのことを少し思い出したような言動を見せるが、返しの後攻10ターン目にセイヤはデュアルウィッチ・レミラミを出し、炎熱の術式で体力調整しながら全滅させ、シャドウアサルトを場に出す。
続く先攻11ターン目でミモリにまどろみの森で新たに出たシャドウアサルトを攻撃不能にされる。ダメージ源のシャドウアサルトの攻撃阻害が続いていたが、セイヤは後攻11ターン目で炎熱の術式のダメージ調整して、天翼を食うものをプレイ。手札をすべて捨てるのと引き換えに能力値を上げ攻撃力11体力11となり、シャドウアサルト2体目も場に現れる。
フォロワー5体の圧倒的な盤面を築き上げ、勝利を確信し挑発するセイヤだったが、かつてタクマに渡したグロリアス・スラッシュを使われてシャドウ・プレデターゴーレムを破壊され、天翼を食うものもまどろみの森で攻撃不能になり、ミモリとタクマにとどめを刺せない状態になる。タクマのことを思い出したセイヤだったが、虚の影に意識を抑え込まれてこのターンに出したガブリエルで強化されたデュアルウィッチ・レミラミとシャドウアサルト2体でミモリとタクマを残り1まで追い込む。
だが、最後は1ターンの間に聖騎士の剣で疾走を得たシャイニングバルキリー、ブリリアントフェアリーから疾走を得たフェアリー3体で計21ダメージを受け敗北。虚の影から解放されたセイヤはミモリには感謝の言葉を、タクマには自慢の(弟)と言い、気を失った。
その後最終話で世界滅亡の危機が去り、再び開かれた全国大会では準決勝でヒイロに敗退してベスト4で大会を終えた。決勝では確執の消えたタクマの隣で決勝戦を観戦した。
関係者
松尾アキコ
第8話から登場した全国大会決勝トーナメント1回戦のセイヤの対戦相手の女性。全身白で固めたコーディネートをしていた。決勝トーナメント進出する前提でいたのか、控室では「決勝進出おめでとう」と書かれた大きなピンク色の扇子を用意しており、これを背負って登場する気でいたようである。
第8話終盤の1回戦第1試合後の司会者の「プロプレイヤー同士の対決」という発言からアキコもプロプレイヤーのようである。1回戦第2試合でセイヤとの対戦が行われたが、第9話次回予告でヒイロ対セイヤの対戦になることが判明しており、すぐに1回戦敗退が判明した。司会者の発言から放送時間約3分ほどの出来事である。だが上には上がおり、第9話最後でカイの対戦呼び出しが来たシーンで終わった後、第10話次回予告でヒイロ対マウラの対戦の話が出ており、アキコを上回る速さでカイの敗退が判明していた。
第13話以降のシャドウグランプリでは早々に敗退。帰りの船でハンカチを噛んで悔しがる古典的な悔しがり方をしていた。
第27話では虚の影に操られた全国大会決勝進出者と共にゲームコーナーにいたカイとアリスの前に現れる。目立とうとしてか2階のエスカレーター前から現れ、遅れてカイとアリスの周囲を取り囲む面々に加わった。アキコはユニコーンの踊り手・ユニコをプレイしてユニコはパンを武器にして襲い掛かったが、スケルトンレイダーにパンごと切られて破壊。アキコも倒された。
最終話で再び開かれた全国大会の決勝トーナメントに進出。準決勝でルシアに負けてベスト4で大会を終えた。
主な使用カード
グレートマジシャン
カード名 | グレートマジシャン |
クラス/レアリティ/タイプ | ウィッチ/ゴールド |
コスト 攻撃力/体力 | 6 進化前:5/6 進化後:5/6 |
効果(アニメ・SCB) | (進化前) (進化後) 進化時 体力3以下の相手のフォロワー1体を消滅させる。 土の秘術 それと同名のフォロワーを自分の場に出す。 (攻撃力/体力への能力と、進化後状態はそのまま)。 |
効果(アプリ) | (進化前) ファンファーレ 自分の場のスタック が3以上なら、自分のEPを1回復。 (進化後) 進化時 土の秘術 相手のフォロワー1体を破壊する。オリハルコンゴーレム1体を出す。 |
オリハルコンゴーレム
カード名 | オリハルコンゴーレム |
クラス/レアリティ/タイプ | ウィッチ/レジェンド |
コスト 攻撃力/体力 | 5 進化前:5/5 進化後:7/7 |
効果 | (進化前) アクセラレート 1; 土の秘術 X; 「クレイゴーレム1体を出す」「真理の術式1枚を手札に加える」「相手のリーダーに2ダメージ」の中から、ランダムに1つの能力が働く。これをX回行う。Xは「自分の場のスタック の数」である。 ---------- ラストワード 大地の魔片2つを出す。オリハルコンゴーレム1枚を手札に加え、そのコストを7にする。 (進化後) 進化前と同じ能力。 |
※SCBは『シャドウバースチャンピオンズバトル』版
第6話から登場。タクマとは違い、アニメ先行登場カードが割り当てられた。効果は進化時にフォロワーの消滅、そして土の秘術を発動できるなら消滅させたフォロワーを自分の場に出す。
相手のフォロワーを奪って自分のものにできると聞くと強そうに見えるのだが、「そのために進化ポイントが必要」「消滅させる相手のフォロワーの体力が3以下」「土の印が出ていないと自分の場に出ない」「グレートマジシャンは進化しても攻撃力・体力は上がらない」「何が自分の場に出せるかは相手に依存する」という欠点も抱えている。進化が解放されて4~6ターン目の間は比較的進化を積極的に切ることが多い時間帯のため、相手フォロワーを進化したフォロワーで倒し、体力が低くなったところを6ターン目にグレートマジシャンでさくっと奪うというのが自然な使い方だろうか。
スマートフォン・PC版では第22弾カードパック「災禍を超えしもの」に収録。効果は進化時に土の秘術で相手フォロワー1体を奪うのではなく破壊に変更され、ラストワードで土の印を供給するオリハルコンゴーレムの展開が追加された。また進化ポイントがないと出せるようなカードではないため、実装弾と同時に仕様変更が行われた土の印のスタック効果を活用し、スタック3以上なら進化ポイントの回復が発生するようになり無駄になりにくいような調整が行われている。
プレデターゴーレム
カード名 | プレデターゴーレム |
クラス/レアリティ/タイプ | ウィッチ/レジェンド |
コスト 攻撃力/体力 | 9 進化前:7/7 進化後:9/9 |
効果(アニメ) | (進化前) 相手のフォロワーが破壊されるたび、 土の秘術 このフォロワーは、破壊されたフォロワーが持っていた能力すべてを持つ。 ファンファーレ 相手のフォロワー1体を破壊する。 (進化後) 相手のフォロワーが破壊されるたび、 土の秘術 このフォロワーは、破壊されたフォロワーが持っていた能力すべてを持つ。 |
効果(SCB) | (進化前) 相手のフォロワーが、ラストワード能力か攻撃時能力か突進か疾走か必殺かドレインか守護を持った状態で破壊されるたび、 土の秘術 このフォロワーは、破壊されたフォロワー(マナエルク、ロビンフッド、エルフナイト・シンシア、邪悪なる予言者・ダムス、光輝ドラゴンを除く)が持っていたそれら能力すべてを持つ。 ファンファーレ 相手のフォロワー1体を破壊する。 (進化後) 相手のフォロワーが、ラストワード能力か攻撃時能力か突進か疾走か必殺かドレインか守護を持った状態で破壊されるたび、 土の秘術 このフォロワーは、破壊されたフォロワー(マナエルク、ロビンフッド、エルフナイト・シンシア、邪悪なる予言者・ダムス、光輝ドラゴンを除く)が持っていたそれら能力すべてを持つ。 |
効果(アプリ) | (進化前) 相手のターン開始時、自分の場のスタック が3以上なら、自分の手札のこのコストを-3する。 ---------- (1)土の秘術 突進 を持つ。 (2)土の秘術 守護 を持つ。これの体力を上限まで回復。 (3)土の秘術 相手のリーダーに3ダメージ。自分のリーダーを3回復。 自分のターン中、相手のフォロワーが破壊されるたび、上記の能力が順に1つ働く。上限は3つ。 ファンファーレ 相手のフォロワー1体を破壊する。 (進化後) 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
※SCBは『シャドウバースチャンピオンズバトル』版
第9話から登場。捕食者の名前を冠しているだけあり、相手フォロワーが破壊されるたびに土の秘術の発動条件を満たしていれば、相手フォロワーの能力を獲得することができる。ファンファーレで破壊効果を発生させることができるので、事前に土の印をおいておけば最低1回は能力を獲得できるチャンスが出てくる。疾走が付いたフォロワーを破壊して疾走を得てリーダーを攻撃なんてできれば即効性は高い。
しかし、このフォロワーもグレートマジシャン同様、相手に依存するところが大きい。作中ではイグニスドラゴンの能力を得て無類の攻撃時能力で暴れて見せたが、それはたまたま強力なフォロワーを出してくれたからうまくいったのであり、場に出したときにしか働かないファンファーレ、破壊されると働くラストワード、高コストゆえに出せるようになった時点ではなくなっているだろう進化ポイントを要求する進化時能力・進化後の効果が強いフォロワーの効果を得てもあまり意味はない。これを使いこなせているセイヤの実力は恐ろしいものがある。
『シャドウバース チャンピオンズバトル』では効果を正確に表記したため非常に長い効果となった。破壊しても能力を持てないと指定されたフォロワーの共通点はフォロワーの攻撃に反応するタイプの効果を持っていること。
スマートフォン・PC版では第22弾カードパック「災禍を超えしもの」に収録。破壊した相手フォロワーの能力吸収効果ではなく、事前に決められた能力の付与に変更された。性能の安定化と共にバグが発生しないかどうかの調査が大変なことになるのもあるだろう。スタック3以上ならターンし終了の度に3コスト減少が発生するのでブン回ると5,6ターン目に出てくることもなくはない。自身のファンファーレ効果で土の印があれば最低1回は効果を受けられるが、1/3の確率で守護も突進もつかず盤面干渉ができない欠点がある。都合よくプレデターゴーレムが手札に2枚あり、スタックも溜まっているなら、2枚出しできるまでコストを落としてどちらかに効果付与できるチャンスを与えられるようにしたい。
天翼を食う者
カード名 | 天翼を食う者 |
クラス/レアリティ/タイプ | ニュートラル/ゴールド |
コスト 攻撃力/体力 | 6 進化前:6/6 進化後:8/8 |
効果 | (進化前) ファンファーレ 手札をすべて捨て、「捨てたカードの枚数」と同じだけ+1/+1する。 (進化後) |
第30話から登場。手札をすべて捨てるがその分攻撃力と体力が上がる。
本来手札を捨てる効果が発動すると捨てた分だけドローができるアミュレットの竜巫女の儀式と組み合わせて使うドラゴン向けのカードであり、秘術ウィッチが使うには不自然なカードである。ただこの頃の秘術ウィッチは決定打に欠いており、一切存在意義がなかったわけではないが実践採用されていたわけではない。アニメの展開上大型フォロワーが欲しくて出したというのが実情なのだろうと思われる。
ガブリエル
カード名 | ガブリエル |
クラス/レアリティ/タイプ | ニュートラル/レジェンド |
コスト 攻撃力/体力 | 7 進化前:3/4 進化後:5/6 |
効果 | (進化前) ファンファーレ 自分の他のフォロワー1体を+4/+3する。 (進化後) |
第30話から登場。本人の4コストフォロワー相当の低い能力と引き換えに自分の他のフォロワーを強化する。
天翼を食う者同様ウィッチ向けとはいいがたい。これもアニメの展開上追い詰められている演出のためのダメージ調整用で出した感が強いフォロワーである。
シャドウバース チャンピオンズバトルでの活躍
第3話から登場。カイが提案したポピュラリティーアップ作戦がなかなかうまくいかず、ヒイロから「強いプレイヤーに勝つ」作戦を提案され、主人公らがシャドバスタジアムに行った際に登場。当初話題を集めていた仮面のプレイヤーと戦う予定だったが、入れ替わりで現れたセイヤに声を掛けられて主人公が戦うこととなった。
その後もシルバーカップで財善寺ミヤビの情報を教えてくれたり、ゴールドカップでは準決勝で対戦することになるなど定期的に出番が与えられている。またタクマとの関係に悩んでいる様子もあり、ゲーム終盤のクエストでタクマとセイヤに関するものも用意されている。
ダウンロードコンテンツとして2020年11月19日から牙倉セイヤがウィッチクラスのリーダースキンとして販売されている。
その他
- 現実にもプロプレイヤーとしてeスポーツチームと契約を受けているプレイヤーはいるが、2018年にRAGE Shadowverse Pro Leagueが設立してからであり、カードプールだけで語れば2017年1月時点の本作の時点でプロ契約を得ているセイヤはすごい存在なのかもしれない。
- 第6話ではデッキには旋風の魔術師が入っていた。このカードは場に出した状態でスペルを使うたびに攻撃力・体力が上がるという効果を持っており、スペルをあまり使わない秘術ウィッチでは使われないカードである。デッキにかみ合わないカードを入れてしまうのはプロプレイヤーとしていかがなものだろうか。
- 第9話ではカイから「進化したフォロワーを無理に破壊せず進化後能力を持ったフォロワーで牽制」「ラストワードを意識させつつグランドガーゴイルに進化を使った」というプレイで高い評価を受けていた。これに関する解説は話が長くなるため、下のスクロールボックス内に記載している。
進化したフォロワーを無理に破壊せず進化後能力を持ったフォロワーで牽制
ダイジェスト中の描写からヒイロ4ターン目から5ターン目までに以下の展開が確認できた。
- ヒイロ4ターン目:竜の託宣とムシュフシュをプレイしてムシュフシュ進化(2/2→4/4)、ガーディアンゴーレム(3/3)を攻撃(ムシュフシュ4/4→4/1)。
- セイヤ5ターン目:この後の手札状況や描写からドワーフアルケミスト(2/2)とドワーフアルケミストのファンファーレで得た土の印とスカラーウィッチ(2/2)をプレイ。
- ヒイロ5ターン目:ムシュフシュでスカラーウィッチと相打ち、ドラゴンガード(5/6)をプレイ。
ドワーフアルケミストとスカラーウィッチには進化するとカードを手に入れる効果があり、このまま放置すると進化時効果を使わせてしまうこととなる。それを利用してセイヤはヒイロにムシュフシュでフォロワーを倒しに来てくれるように仕向けたのである。
ただし、5ターン目にヒイロがドラゴンガードを進化させて(5/6→7/8)フォロワーを破壊(7/8→7/6)、ムシュフシュの効果で進化に反応して+2/+0されて攻撃力6でリーダーに攻撃という手を取られると、セイヤは自分の体力を大きく失って自分からムシュフシュを倒しに行かないといけなくなる結果となる。5ターン目に即座に進化してムシュフシュを倒さない分進化ポイントの節約にはなったが、なかなか危ない策ではあった。
ラストワードを意識させつつグランドガーゴイルに進化を使った
セイヤは6ターン目にグランドガーゴイルを進化させて(4/5→6/7)ドラゴンガードを破壊(6/7→6/2)、ドワーフアルケミストでリーダーを攻撃した。グランドガーゴイルは破壊されてもラストワードで土の印を場に出す効果を持っており、「破壊しないと高い攻撃力でリーダーを攻撃させてしまうが、破壊すれば土の印を供給してしまう」という選択肢を突きつけることができる。これはセイヤにとってはどちらに転んでもおいしい展開になるということである。
なお、グランドガーゴイルの進化後なら進化前ドラゴンガードなら一方的に倒せるが、進化して体力を2失ったドラゴンガード(7/6)がいた場合相打ちとなり、厳しい2択を迫ることはできない。ヒイロが5ターン目に進化を使わなかったがために6ターン目でディザスタードラゴンを進化させてグランドガーゴイルを破壊、体力が低くなっていたところをグレートマジシャンの進化時効果に奪われ、進化フォロワーがセイヤに対して大して圧力にならなかった結果を招いている。多少危ない場面はあったが、バトル中盤の攻防はセイヤが有利に進めていたと言える。
- 視聴者からは一般人には勝てても主要人物クラスには勝ててないことから「プロ(笑)」などと煽られたりしている。マスターランク約8000人が参加した大会でベスト8、世界大会のサバイバルバトルで早々にゴールドランク昇格しているあたりとても煽られるような成績ではないのだが。
- 虚の影に操られて主要人物と戦った登場人物では珍しく、もともと使っていたクラスとニュートラル以外のクラスを使っていない。
関連動画
関連項目
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