牧場物語(ぼくじょうものがたり)とは、マーベラス(元マーベラスエンターテイメント、マーベラスAQL)から発売されているゲームのシリーズである。
略称としては「牧物」と呼ばれることが多い。海外での名前は『Harvest Moon』と『STORY OF SEASONS』。
ジャンルは牧場シミュレーションがメインで、経営や恋愛などの要素も含まれている。パッケージには「ほのぼの生活ゲーム」と表示されている。
概要
その名の通り、牧場生活を楽しむゲーム。
1996年にスーパーファミコンで発売された第一作『牧場物語』から、今でも新作が発表される人気シリーズ。
高い頻度で新作が発表されており、最新作は2022年11月2日に発売されたNintendo Switch/PlayStation 5/Steam用の『ドラえもん のび太の牧場物語 大自然の王国とみんなの家』(コラボ作品を除けば2022年7月28日にPS4用の『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地 SPECIAL』)である。また、2023年1月26日にNintendo Switchで『牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ』が発売予定。
デザインは「まつやまいぐさ」氏が手がけているが、一部作品は「布川美香」氏を起用している。
全体的にやわらかくかわいらしい絵柄だが、各作品に一人は強烈なインパクトを与える外見をしているキャラがいる。
結婚という要素のためか候補の住人には美男美女が揃っており、高い評価を受けている。
初期の作品は主人公の性別が男性固定のため結婚相手に選べるのは女性キャラのみ。新しい作品になるにつれ1つのタイトルで男性版・女性版が発売されるようになり、近年の作品はゲーム開始時に性別の選択が出来るようになった。
序盤はお金も体力も少ないので作業もはかどりにくいが、 体力回復用の温泉、鉄鉱石や宝石が採れる鉱石場など、初心者でも効率の良い方法を見つければ楽に軌道に乗せられるようになっている。
そのため間口が広く、性別、ゲーム歴に拘わらず購入する人は多い。
アンケートでの男女比率はほぼ同じだった。
ゲームの終わりにはエンディングが設定されていることが多いが、このシリーズには明確な最後が設定されていることは少ない。ただ、作品によってはプレイ期間が設定されている場合もある。
牧場をやめる等の選択をしたときにゲームオーバーになることもある。
余談だが、『牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち for ガール』の冒頭で町長であるトーマスを許さずに攻撃をし続けると、トーマスが悲鳴を上げそのままホワイトアウトと言う衝撃のエンディング(?)が見られる。
当然ではあるがその後どうなったかは明かされてない。
あまりに恐い終わり方に、ふざけて選んでショックを受けた人も多い。
また『牧場物語 コロボックルステーション』にて、秋のイベントである収穫祭で毒キノコ(レベル100)を入れるとエンディングになり、スタッフロールが流れる。これは『for ガール』でも同様である。
結婚について
結婚相手候補の異性キャラの好感度をプレゼント等で高めて告白することによって結婚できる。
このシリーズの人気要素の一つであり、出来なければ買わないというツワモノも存在する程。
大抵の場合、自宅の改築度や恋愛イベントの消化、その他ゲームシナリオ本編のノルマ達成などが結婚の条件となっており、基本的に結婚が中盤の山か終盤との境、といった位置付けであることも多い。
基本は誰を相手に選んでも特に変化は無いのだが、相手によっては起こらないイベントや逆に起こるイベントがあったり、子供の外見が違うなど微妙な変化がある作品も。
圧倒的に有利になる結婚相手というのは存在しないので、気に入った相手と結婚すれば良い。結婚前ならうまくすれば2股とか6股とかできるよ。
だが、中には結婚への難易度が遥かに高いキャラも存在する。
普通の結婚候補にはゲーム内に結婚できることが分かる印があるのだが、隠し候補にはそれが表示されておらず、 そのようなキャラは結婚の難易度が高い場合が多い。
具体的な例としては、毎日会えないからプレゼントが渡しにくいキャラ、恋愛イベントを起こすのに厳しい条件が付くキャラなど。また好感度は基本的に良い行いをすることで上げられるが、中には『ものを捨てる』『収穫祭のナベに毒キノコを仕込ませる』等などを行わないと好感度が上がらないキャラも存在した。
難易度が高くても結婚後は他の結婚相手と大差なく、普通に子供もできる。が、その特異な存在からか集落の祭などに顔を出すことは稀である。ちなみに人間以外で結婚できるキャラは柔軟な発想から生まれているようだ。
(例)魔女・女神・人魚・河童
結婚は大抵の作品ではしなくてもゲームに支障はないが、『ワンダフルライフ』では初めの1年以内に結婚しないとゲームオーバーになる。
他に、結婚可能と思われていた候補が結婚できず、多くのファンを涙の海に沈めたキャラもいる(後述)。
シリーズを増すごとに恋愛・結婚要素の強化がされていき、その結果今日では『ギャルゲーのようだ』と言われるほど恋愛要素が充実している。デートも出来るようになったしね。
シリーズ作品
特に明記が無いものについてはプレイ期間に限りが無いものとする。
1996年~2000年
- 牧場物語 (スーパーファミコン)
- 1996年8月6日発売、発売元はパック・イン・ビデオ。
現在の原型がほぼ出来上がっており、おなじみの要素も一通りある。
プレイ期間は2年半で結婚も可能。牧場の広さが非常に広大なのも特徴。
一日を終わらせるにはベッドで寝る必要がある(時間経過では夜が明けない)ので、その気になれば一日目で牧場全面を綺麗に開拓する事もできる。
初代作品であるので後続の作品でパラレルワールドやその後などが存在しているが、異世界という場合が多い。
舞台である花の芽村という名はその後色々な作品で再起用、小ネタとして仕込まれている。 -
- 牧場物語GB (ゲームボーイ)
- 1997年12月19日発売、発売元はパック・イン・ビデオ(ビクターインタラクティブソフトウェア)。
初代牧場物語をGB向けに縮小したゲーム。基本的な所は初代とほぼ変わらないが、初代と異なり時間経過で夜が明けるようになった。女の子主人公でも遊べるが、どちらの性別でも結婚は出来ない。
一年の終わりにおじいちゃんの幽霊が牧場を評価し、評価がよければ特別なアイテムをもらえたり、牧場が広くなったりする。
コロボックルに頼んで牧場の世話をしてもらうことが可能。ただし、リアルで数時間の経過が必要な上、頼み過ぎるとおじいちゃんの評価が悪くなってしまう。
その他、主人公の名前のイニシャルで貰える種が変わってくる、通信交換で牛を交換すると模様が変わる、女の子たちが牧場に遊びに来るイベントがあるなど、初代と差異をつけたシステムが特徴的。 -
- 牧場物語2
(NINTENDO64)
- 1999年2月15日発売、発売元はパック・イン・ビデオ(ビクターインタラクティブソフトウェア)。
3年でエンディングを迎えるが、99年までプレイ可能。今作から恋のライバルが登場し、ライバルとヒロインとが結婚するようになった。
シリーズ屈指の人気を誇り、同じ人物で別の話が展開される『ハーベストムーン』とよく対比される。
初代の数十年後と言う設定で、エレンなどの一部キャラが老人として再登場している。
飼える家畜の種類が増える、競馬に出れる、イベントが豊富など、色々と初代より強化された。 -
- 牧場物語GB2 (ゲームボーイカラー)
- 1999年8月6日発売で、発売元はパック・イン・ビデオ(ビクターインタラクティブソフトウェア)。
携帯ゲーム機牧物の本流を継ぎGBCで登場している。
羊が登場した初めての作品。 -
- 牧場物語 ハーベストムーン (プレイステーション)
牧場物語 ハーベストムーン for ガール (プレイステーション) - 1999年12月16日発売(ガール版は2000年12月7日)で、発売元はビクターインタラクティブソフトウェア。
タイトルに副題が付いたのは今作が初めて。
プレイ期間は3年だが、ベストエンディングを迎えられればその後もプレイが可能。牧場物語の基本的な要素はここでほぼ出揃っている。
登場キャラは牧場物語2とほぼ同じなのだが、職業・家族構成・性格などが異なり舞台も変わっている。
後に何度もリメイクされるほど非常に人気のある作品なので、この作品以降のプレイヤーにはこちらのほうが有名であると思われる。
ガール版は、冒頭の牧場を始めるきっかけが男の子版と大きく異なっている。またガール版の主人公の外見はGB版の女の子主人公とは異なっている。 -
- 牧場物語GB3 ボーイ・ミーツ・ガール (ゲームボーイカラー)
- 2000年9月29日発売で、発売元はビクターインタラクティブソフトウェア。
今作も性別選択が可能であり、性別によって初期所持金に差があるなど微妙な違いがある。
しかし女の子を選択した場合、結婚するとエンディングになる。
また、水田を作ることができる初めての作品でもある。
ソフトの箱の表と裏に男女それぞれの主人公を別々に起用した特徴的な箱になっている。
2001年~2010年
- 牧場物語3~ハートに火をつけて~
(プレイステーション2)
- 2001年7月5日発売で、発売元はビクターインタラクティブソフトウェア。
プレイ期間が1年と、シリーズ中最も短い。
そのせいか結婚システムも無く(広告によれば恋愛描写に力は入れられている)、長らく飼育可能であった羊もいなくなるなど異色作として位置付けられている。 -
- 牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち (ゲームボーイアドバンス)
牧場物語 ミネラルタウンのなかまたち for ガール (ゲームボーイアドバンス) - 2003年4月18日発売(ガール版は2003年12月12日)で、発売元はビクターインタラクティブソフトウェア。
『ハーベストムーン』のリメイク版である。
変更要素としては、最初からプレイ期間が無い、鉱石場がボリュームアップ、後に発売された『ワンダフルライフ』との通信機能などがある。
その他にも一部キャラが居ない(居たことをほのめかすような発言はある)、視点が変更可能、ビニールハウスが無いなど作り直されている部分もある。
また、通信機能を利用しないと入手できない別荘が存在するが、これを入手するには2作をやり込まなければならず、おそらくシリーズ中入手が最も難しい別荘である。 - ガール版は別荘購入金額が一桁安い(1億→1000万)、gilrというポイントで牧場の進展度が分かるなど、バランスが調整され、男の子版に比べ結婚相手の人数も増えており、ボリュームが増した。
河童やグルメマン等のユニークな結婚候補が増えており、プロデューサーは「男の子でも笑って遊べる作品にしたい」と答えていた。 -
- 牧場物語 ワンダフルライフ (ゲームキューブ)
牧場物語 ワンダフルライフ for ガール (ゲームキューブ) - 2003年9月12日発売(ガール版は2004年7月8日)で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
完全新作であり、開発者曰く1,2,3の本流を継ぐ作品である。
男の子主人公の外見が初めて大幅に変更された。
主人公が牧場を始めてから30年の人生を描くが実際にプレイするのは10年で、更に章ごとに分かれており、年代事に追う様にプレイする。植物や動物は前章から引き継げる。
また、今作のみ牡牛牝牛という概念が存在し、ミルクは種付けした牝牛が出産した後になって初めて絞れるというなんともリアルな仕様になっている。
その他にも牡鶏が居ないと孵化する卵が生まれないなどの新たな試みがされている。
子供が大人まで成長し一人立ちする初めての作品でもあり、結婚しなければ2年目以降に進めない初作品でもある。
『ミネラルタウンのなかまたち』と通信することにより、お互いの進行度に応じて過去作品のBGMをレコードで購入し牧場内で流すといったことも可能。 - ガール版も主人公の外見が大幅に変更されている。
基本的なシステムは男の子版と同じで、バランス調整やバグ取りが行われている(作物が出荷できる、新たな施設が増えている等)。
結婚が前提なのに結婚相手が微妙と言う評価が多い。
男の子版との最も大きな違いとしては、エンディング後(10年終了後)も引き続きプレイできる点。 - 通信は男の子版・女の子版のシリーズ同士に限って通信が可能である。
-
- 牧場物語 Oh!ワンダフルライフ (プレイステーション2)
- 2004年11月11日発売で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
『ワンダフルライフ』の移植版である。
新要素としてシリーズ初の娘を持つことが出来る。
GC版とほぼ同じだが、動作が重く、一部エリアでは体感できるレベルの処理落ちを起こし、家等に入る毎にロードが行われるためテンポが悪く、イベントや章を跨ぐ際にフリーズする等の問題点がある。 -
- 牧場物語 しあわせの詩 (ゲームキューブ)
- 2005年3月3日発売で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
性別選択が可能。
花の芽村が舞台であり、ゲームのテイストとしては『牧場物語2』等に近いが、雰囲気やシステム等から『どうぶつの森』と比較されることが多い(敷地の木を除いて村の木を全て伐採できる、村のほぼ全てで植物を育成できる等)。
雑草を抜くだけで体力消費するようになった。また、性別が分からないもの、人間かどうかすら分からないライバルが存在する。
建造等以外のことならほとんどのことが可能で、自由度は今までで最高レベル。最終的に道路と他人の敷地以外の全ての土地主になれる。
しかし体力は低いものの、新登場の落とし穴(乗れば吹き上げられるか下に落ちる)を使えば体力を消費せず潜れる、また宝石の出荷額がかなり高い上洞窟内で時間が経過しないため、ゲームバランスは良いとは言えない。女神さま救出の際にも、音色回収の時に陥る確率の高い致命的なバグがある等、完成度はもとより評価は高くない。 -
- 牧場物語 コロボックルステーション (ニンテンドーDS)
牧場物語 コロボックルステーション for ガール (ニンテンドーDS) - 2005年3月17日発売(ガール版は2005年12月8日)で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
『ワンダフルライフ』のわすれ谷が舞台で、同作主人公であった人物は今作主人公の先祖という位置付けになっている。『ミネラルタウンのなかまたち』をGBAスロットに挿した状態でプレイすると、今作にある墓に通信した『ミネなか』の主人公の名前が表示されるようになっている。
繁栄していたはずの牧場だが、今作主人公がサボっていたためにただの荒地になっており、動物小屋や鶏小屋、牧草地は雑草が生い茂っている。ほぼゼロからのスタートである。
ロマナの屋敷の隣の小さな小屋の中、ダリルの家にあった床下への入り口のようなものの中、谷の滝の裏やコロボックルのその後等を知ることが出来る。
なおキャラデザインは『ワンダフルライフ』と同じものではあるが、『ミネラルタウンのなかまたち』を挿し込むことによって谷にミネラルタウンの住人が来る。
同じ時間軸の同じ世界であった『ミネラルタウン』も年月が経っており世代は変わっているが、谷の住民含め名前が変わっただけで姿はほぼ同じである。また、『ワンダフルライフ』の没キャラが登場し、出荷等はトーマスが行うのでタカクラはただの一住人で牧場に住んでいるだけになっている。
ただしアイテムの仕様等は『ミネラルタウンのなかまたち』を踏まえている物で、携帯機の作品という色が強い。
結婚=エンディングではあるものの、ミネラルタウンから来るミネラルタウンでの花嫁候補とも結婚が可能である。 - ガール版は、性別の差以外にもバランス調整とバグ取りが行われている。
新要素としては娘が産まれる、大親友要素がある(大親友にも候補が存在し、大親友になると同居できる)等。
因みに大親友候補は全て女性で、ほぼ結婚と同じ状態になる上子供も産まれるが、相手は全て人外である。
今作オリジナルのキャラが新たな結婚候補として登場する。
主人公の外見を『ミネラルタウンのなかまたち』のデザイン、『ワンダフルライフ』でのデザインの2つから選択可能。 -
- 牧場物語 しあわせの詩 for ワールド (ゲームキューブ)
- 2005年11月10日発売で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
前作『しあわせの詩』のバランス調整版。バグ取りがなされており、値段も大幅に下がっている。
主な改良点としては作物の出荷額調整、洞窟内で時間経過等もあり、完成度は今作の方が高い。 -
- 牧場物語 ハーベストムーン ボーイ&ガール (プレイステーション・ポータブル)
- 2005年11月23日発売で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
『ハーベストムーン』の移植であり、男女を一作で選択できる作品。
移植ではあるが、携帯ゲーム機で久々に性別を選択できる作品である。 -
- 牧場物語 キミと育つ島 (ニンテンドーDS)
- 2007年2月1日発売で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
シリーズ10周年記念作品。主人公の性別が選択できる。
新天地を目指す主人公達の乗っていた船が難破し、ともに無人島に打ち上げられたメンバー達と島で暮らし始めるというストーリー。最初は牧場設備も島の設備もかなり悪いが、主人公の行動によって島が発展し店や行ける所も増えるようになる。また、島の発展に応じて多数のモブキャラやハーベストムーンのキャラクターたちが島を訪れたりもする。
そのほかの新要素として、質・量・鮮度という3つの基準でアイテムがランク付けされるようになった。鮮度は放っておくと落ちていきランクが下がるが、冷蔵庫で保管すると降下が緩やかになる。 - 男の子主人公の外見が歴代主人公の面影を残した形で変更、女の子主人公も変更されている(こちらは大幅変更)。なお、歴代主人公にかなり近い服装をした老人タロウが居るが、こちらはまつやまいぐさ氏が旧主人公が年を取った姿をイメージしたデザインと語っている。
-
- 牧場物語 やすらぎの樹 (Wii)
- 2007年6月7日発売で、発売元はマーベラスインタラクティブ。
性別の選択が可能。
また、デザインがまつやまいぐさ氏ではないため絵の雰囲気がそれまでとかなり異なるが、好評である模様。
舞台はワッフル島。島の信仰のシンボルだった女神の樹が枯れ、その悪影響のせいで住人が島を離れていってしまう中で主人公が来る。主人公は島の活気を取り戻すため、女神の樹復活の為に奔走する。
島の繁栄を目指し、課せられたノルマをクリアしていくことで島が活性化。住民が増えたり新たな場所に行けるようになったりする。
家畜の種類が過去最多。今作新登場の動物もいる。また、野生動物を手懐けることができる。
結婚候補が多くおり、恋のライバル達も結婚するが、すべてのライバルが結婚する訳ではない。
『牧場物語2』のキャラクターが一部登場し、古くからのファンを喜ばせた。
条件を満たすと、子供を新たな主人公にし、能力などに特典がついた状態でニューゲームが始められる。 -
- 牧場物語 キラキラ太陽となかまたち (ニンテンドーDS)
- 2008年2月21日発売で、発売元はマーベラスエンターテイメント。
性別を選択できる。
キミの育つ島とはパラレルの関係にあり、前作で難破しなかったときにたどり着くのが今回の舞台である。なので、新キャラを除きキャラデザは前作と同じ。過去作から一部キャラがゲスト出演している。
人気女性キャラのアリエラは『キミと育つ島』では結婚対象ではなかったが、結婚候補同様に恋愛イベントも起こせる、ということで結婚可能と思われていた。
しかし1ヶ月経っても攻略本発売前日になっても結婚方法を見つけられた者が居なかった。そして攻略本にて結婚できないことが明らかになり、多くのアリエラファンを落胆させた。
マーベラス開発陣の悪戯かもしれない。孔明の罠だ!
あとようがんに水かけるとようかんになるよ。
開発陣がちょっとはっちゃけているかも知れない…。 -
- 牧場物語 わくわくアニマルマーチ
(Wii)
- 2008年10月30日発売で、発売元はマーベラスエンターテイメント。
主人公は今作初出のグラと『やすらぎの樹』のグラで男女2つずつ、計4つの中から選べる。
キャラクターは基本的に『やすらぎの樹』から引き継いでいるが、モデリングは大幅に手直しされている。
物語は、女神の樹の衰えによって自然が荒れているハモニカタウンにやってきた主人公が、女神様たちのお願いを解決して女神の樹の復活を目指すというもの。『やすらぎの樹』同様ストーリーはお使いゲー。 - 本作品の売りは動物であり、家畜を始めとする動物が非常に愛らしい。また、動物に乗って速く移動する事も可能。ペットも最大4匹まで飼える。種類も多いよ!
またシステム面ではゲーム内時間が大幅に遅くなり、1日でできる事がずいぶん増えた。。もちろん1日辺りのプレイ時間も相応に増加しているため、ゲームは1日1時間という人は注意。マップも広大になり、快適なプレイには移動手段が必要になってくる。
今回は、『やすらぎの樹』から引き続き登場した結婚候補達全員が結婚する。そのほか、主人公とだけ結婚するキャラクターが4人(女神さま等)おり、ライバル皆の幸せな姿を見たいがために、彼らを恋人に選ぶプレイヤーも多い。
ルーミは諸事情で頭身が上がった。これにショックを受けたロリコンお兄さん方もいるとかいないとか。 -
- 牧場物語 ようこそ!風のバザールへ (ニンテンドーDS)
- 2008年12月18日発売で、発売元はマーベラスエンターテイメント。
性別を選択できる。
ジャンプアクションを取り入れ、川を飛び越えたり、ジャンプ中に水を撒くことでアクロバティックかつ広範囲に水を撒けたりと、アクション性が高くなっているのが特徴。
出荷箱は存在せず、主な収入源は週に一度開かれるバザール。本作の目的はこのバザールを発展させる事である。要するに売りまくれってことだ。
バザールが発展することで、他人の店舗で売り出される鉱石や家畜、食材などの品物も充実し、主人公の牧場も充実する。そして売り物を充実させ、更に大きな売上を…
というサイクルで進んでいく。
家の中やアイテムを選択している時でも時間が進むため、従来のシリーズより忙しいイメージがある。 -
- 牧場物語 シュガー村とみんなの願い (プレイステーション・ポータブル)
- 2009年3月19日発売で、発売元はマーベラスエンターテイメント。
主人公の性別は男性のみ。
『牧場物語3 ハートに火をつけて』のリメイク作品である。
物語は基本的に『3』と同じ、レジャーランドの開発計画により存続が危ぶまれているシュガー村を救うための方法を模索していく、というもの。
リメイクにあたっては、本編の期限を2年に延長、家畜や農作物など牧場関係の要素を強化、新ヒロインを含むキャラクター及びイベントの大幅な追加、本編終了後も牧場の経営が可能、などなど多岐に渡って手が加えられている。 -
- 牧場物語 まきばのおみせ (Wiiウェア)
- 2009年4月28日発売で、発売元はマーベラスエンターテイメント。
現在、唯一のDL専用販売。
閉店寸前となっていた店を建て直すためにクローバータウンへやってきた主人公。
「ソフトクリーム屋さん」「ジュース屋さん」「カラフルたまご屋さん」の3種類の店を経営することができ、それぞれの店の商品はミニゲームを行うことで作ることができる。
店にやってくるキャラクターは本作オリジナルの住人のほか、過去作のシリーズキャラも多く登場する。
ただし、これまでのシリーズとは異なり、結婚等の要素は存在せず、『仲良し候補』として恋愛イベントが発生する程度。
また、リアルタイム同期システムをとっており、客が予約という形でいつ来るかを知ることができる。
しかし、薄すぎる牧場要素や単調なミニゲーム、DLCの存在など、他シリーズに対して評価は高くない。 -
- 牧場物語 ふたごの村 (ニンテンドーDS)
- 2010年7月8日発売で、発売元はマーベラスエンターテイメント。
今作以降、全作で主人公の性別を選択可能。
山のふもとに2つの小さな村があったが、とある出来事がきっかけで仲たがいしてしまい、怒った女神様が村の通行手段である山のトンネルを埋めてしまった。主人公は最初「このはな村」「ブルーベル村」のどちらかに住むことになり、月に4回行われる両村合同の料理大会に参加したり、埋まったトンネルを開通させることで、仲直りさせることが目的である(山道を通ることで村の行き来は可能)。
新たな動物としてアルパカが登場。また山にはサルやキツネなどの野生動物が多く生息し、彼らと仲良くなることでイベントが発生することもある。
隠し結婚候補のアリエラは攻略難易度がかなり高い。ダッシュするためにはLボタンを押し続けなければいけなかったり、家の増築・農具の強化が月に一度しか出来ないこと、月に4回もある料理祭が面倒など、バグ以外の部分で評価を下げている。
2011年~
- 牧場物語 はじまりの大地 (ニンテンドー3DS)
- 2012年2月23日発売で、発売元はマーベラスAQL。
今作は住人の多くが都会に行ってしまい、寂れてしまった町を主人公が再建することで、再び活気ある状態に戻すという話である。そのため、最初は牧場はおろか町全体が閑散とした状態でスタートすることになる。
キャラメイクという要素が加わり、以前から要望のあった主人公の外見のカスタマイズができる。また、小屋や柵などの種類・位置を変更することで、牧場だけでなく町のデザインも和風・洋風など自由に変更することが可能。その他の追加要素として、ビニールハウスの復活や、新たに別の土地(遺跡や南国など)へ旅行に行けるようになった。その自由度の高さと、前作『ふたごの村』の不満点を改善した操作性などが口コミで広まり、歴代牧場物語の中で1位の初週販売数をたたき出した。小売りからは「『牧場物語ってこんなに勢い良く売れるゲームだっけ』というほど売れてます」という声も上がった。 -
- 牧場物語 つながる新天地 (ニンテンドー3DS)
- 2014年2月27日発売で、発売元はマーベラスAQL。
いつもと変わらない日々に新たな刺激を求めていた主人公が、“新しい牧場主、募集中!あなたも私たちと働きませんか?”というチラシを見つけて、牧場のある樫の木タウンに旅立つというストーリー。
今作では野生動物が暮らす”サファリ”というエリアに行けるようになり、自分が飼育する牛や羊等を含めた様々な種類の動物をお世話することが出来る。また登場する動物もシリーズ最多となる。
さらに、主人公以外の牧場主も登場し、先輩として様々なアドバイスをしてくれる。(これらが本作のチュートリアル要素になる)
前作と同じようにキャラメイクなどを自由に行うことができる。 -
- Harvest Moon: Seeds of Memories (WiiU/PC/スマホ)
- 海外でのみリリースされている作品。
-
- 牧場物語 3つの里の大切な友だち (ニンテンドー3DS)
- 2016年6月23日発売で、発売元はマーベラス。
父親の仕事の都合で各地を転々としてきた主人公が、牧場主になりたいという夢を叶えるため親に相談し、見込みがあるか判断してもらうために牧場主の叔父のいる「ウェスタウン」へ向かうところから物語が始まる。カントリースタイルな「ウェスタウン」、和風な雰囲気の「つゆくさの里」、南国テイストの「ルルココ村」を行き来して牧場生活を送る。シリーズ生誕20周年記念作品で専用のロゴなども用意された。イメージソングは奥華子による書き下ろし曲「ほのぼの行こう」。
キャラメイクも健在で、『スーパーマリオ』シリーズとのコラボアイテムやコスプレ衣装も登場した。 -
- 牧場物語 ふたごの村+ (ニンテンドー3DS)
- 2017年12月14日発売。発売元はマーベラス。
シリーズ最新作。『ふたごの村』の移植版。イメージソングは双子姉妹ユニット・ドリーミングによる書き下ろし曲「ふたごの牧場」。 - 内容はふたごの村のベタ移植で改善点も無く、追加要素も割とどうでもいいものばかりと評価は不評。
派生・コラボレーション作品
- ルーンファクトリー -新牧場物語-
(ニンテンドーDS:2006年8月24日)
- 牧場物語にダンジョン探索やモンスターとのバトル等のファンタジーRPG要素を加えた作品。
続編が発売されシリーズ作品となっている。詳細は個別記事及びルーンファクトリーシリーズ参照。
- ポポロクロイス牧場物語
(ニンテンドー3DS:2015年6月18日)
- 『ポポロクロイス物語』とのコラボレーション作品。詳細は個別記事参照。
- ドラえもん のび太の牧場物語
(Nintendo Switch:2019年)
- 『ドラえもん』とのコラボレーション作品。詳細は個別記事参照。
ゲーム機別作品リスト
据置機 | 携帯機 |
---|---|
|
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ニコニコ動画における牧場物語
ニコニコ動画ではある動画が投稿される以前は特に目立たない存在であった。
そしてある動画がブレイク、後追いするように色々な作品のプレイ動画が投稿されている。
この動画はニコニコ動画における典型的なプレイ動画であり、それ自体は珍しくなかったが、その後一気に再生数を伸ばし、新作が投稿されるたびに10000再生超えでランキング100位内に載っていた。
投稿者のセンスもあるだろうが、牧場物語のニコニコでの潜在的需要が証明されている。
しかし動画が荒れ始めたため、時間を空けた後題名を変更してひっそりと再開されている(とはいってもすぐに発見され、今は固定客のみ残っている状態)。現在この動画は荒れることもなく落ち着いている。
現在でも牧場物語で一番人気のあるプレイ動画である。
このプレイ動画が投稿された後一気に動画が増えていった。
うpされている作品が被ることもあるにはあるが、牧場物語というゲームの性質上、飽きたりして投稿をやめてしまっているうp主も居る。
上記の動画による牧場物語ブームは沈静化したが、ひとつの実況ジャンルとして牧場物語が定着している。
徐々にではあるが替え歌や手書きやMAD等も出始めているため、また何かきっかけがあればブームが再燃する可能性もある。
プレイ、実況動画集
編集者の知らない動画があって抜けがある場合もあるので、編集していただけるとありがたいです。
定義としては、パート別に分かれており終了している必要は無いとします(単発投稿は含まない)。
最古のプレイ動画
一番古いぼくものプレイ動画集(とされている)
『牧場物語』タグで最も投稿日が古い動画
初代牧物
GB3ボーイ・ミーツ・ガール
牧場物語3 ハートに火をつけて
ミネラルタウンのなかまたち
ハーベストムーン
ハーベストムーン for ガール
Oh!ワンダフルライフ
しあわせの詩 for ワールド
わくわくアニマルマーチ
キラキラ太陽となかまたち
ようこそ!風のバザールへ ※未完
シュガー村とみんなの願い
ふたごの村
はじまりの大地
関連項目
外部リンク
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 神田川JET GIRLS
- 閃乱カグラ −少女達の真影−
- 閃乱カグラ2 -真紅-
- 閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-
- 天穂のサクナヒメ
- ドルフィンウェーブ
- FREDERICA
- 龍の国ルーンファクトリー
- ルミナスアーク
- ルミナスアーク インフィニティ
- ルミナスアーク3
- ルミナスアーク2
- ルーンファクトリー
- ルーンファクトリーオーシャンズ
- ルーンファクトリー3
- ルーンファクトリー2
- ルーンファクトリー5
- ルーンファクトリー4
- ルーンファクトリーフロンティア
- WACCA
- ヴァルキリードライヴビクニ
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