牧場物語2とは、ビクターインタラクティブソフトウエアより発売されたN64ソフトである。
概要
牧場物語2 |
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基本情報 | |
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ジャンル | ほのぼの生活 シミュレーション |
対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | ビクターインタラクティブソフトウエア |
発売元 | ビクターインタラクティブソフトウエア |
発売日 | 1999年2月5日 |
価格 | 6800円(税別) |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
「牧場物語」「牧場物語GB」に続く、牧場物語シリーズ3作目。「牧場物語」「牧場物語3」とは世界観を共有している。シリーズの中でも非常に人気が高く、最高傑作に推すファンも多い。
亡くなった祖父の牧場を継ぎ、立派な牧場にすることが目的。プレイ期間は約2年間(3年目の夏まで)だが、隠しパラメータの「しあわせ指数」が一定の値を満たしていればその後もプレイを継続することができる。
新要素としてリュックサックが登場し、アイテムの持ち運びが快適になった。
PSの「牧場物語 ハーベストムーン」は元々このソフトのリメイクとして作られていたが、実際はキャラクターやグラフィックなどを流用するのみで、殆ど別のゲームになっている。
人気の高さからVC化などが望まれているが、海外のインタビュー記事によると、元のゲームプログラムの解析が困難であり(調査したナツメのスタッフ曰く「あれはゲームのコードではない」)、移植の可能性は非常に低いと語られていた。N64は高い性能に反して、それを活かすための開発が難しいハードとよく語られており、結果として本作の移植を阻むことになってしまっていたようだ。その後VCの配信技術向上もあり、2017年7月5日、WiiUVCソフトとして念願の配信が開始された。
2023年12月よりNintendo Switch Onlineでの配信が開始。今からプレーするならこちらから。
花の芽町
自分の牧場
ここで作物を栽培したり、動物を飼育したりする。ニワトリ小屋や牛舎など一通りの施設が揃っているが、初期は農地が荒れ果てているので、ハンマーや斧で開梱する必要がある。
斧で割った切り株は資材となり、ニワトリ小屋の右にある資材置き場に保管される。これは農地に配置してサクにできるほか、増築の材料としても必要となるので率先して集めよう。
サクで囲っておくと放牧する際に動物が何処かへ行ってしまわないので便利だが、雨、雪、台風で壊れることがある。壊れたサクは放置していると放牧している動 物のストレスになるのでハンマーで壊してしまおう。実際問題サクは管理が大変なので、牧場に転がっている石で代用するのも手。
牧場の大きな木には牧場に埋めた宝の地図が隠されている。一回で掘り当てられなくても、何度も掘り返してみよう。ちなみにバグがあり、宝を手放したあと何度でも掘り返せる。
グリーン牧場
牧場を出て左にある大きな牧場で、何度も草競馬や牛祭りで優勝している。どこか無愛想なグレイ、妹のラン、父親のダッドが経営している。たくさんの家畜を飼育しており、家畜はもちろんエサや薬などを購入する事ができる。店は木曜日と祝日が定休日。
家畜を購入した時は牧場まで受け取りに帰らなければならない。遅くまで放っておくとダッドが家畜を連れて帰ってしまい、代金も帰ってこないので注意。また家畜は1日に1頭しか買えない。動物を飼うことの大変さを誰より知っているためだろう。
星明かりの海岸
静かに波打つ海岸。グリーン牧場の近くにある脇道から行くことができる。釣りのポイントとして人気があり、水泳大会なども催される。
ぶどう園
牧場を出て右にあるぶどう園。ワインやぶどうを製造している。父親に反抗的なカレン、気難しそうなゴッツ、妻のサーシャが経営しており、南国生まれのカイが 住み込みで働いている。近年はぶどうの出来が良くないらしく、家庭もギクシャクしておりどこか暗いムードが漂っている。
フラワーリリア
花の芽町にある花屋。季節に応じた花や作物の種を販売している。植物学者のバジル、妻のリリア、娘のポプリが経営しているが、バジルは寒くなると調査の旅に出てしまう。店主のリリアさんに尋ねればいろいろな作物のことを教えてくれるだろう。定休日は日曜日。
花の芽ケーキ店
花の芽町にあるケーキ屋。体力が回復できるケーキやパイなどを購入できる。店主のジェフが経営しており、お手伝いとしてエリィが働いている。テーブルで注文するとその場で食べるが、カウンターで注文すれば持ち帰りが可能。お菓子はプレゼントとしても喜ばれる。定休日は月曜日で、毎月9日は半額セールを行っている。
教会
花の芽町の中心にある教会。様々なイベントや結婚式などに用いられる。平日は子どもたちの学校となっており、日曜日は礼拝が行われている。
みやげもの屋
工芸職人のサイバラが経営している。ほとんど売り物が並ぶことはなく、オカリナが並ぶ1年目の秋まではほとんど用がない。作品に活かしてくれるので、何か珍しい物を見つけたらサイバラに渡してみよう。定休日は月曜日。
リックの店
花の芽町にある道具屋。発明家のリックが経営している。ブラシ、乳搾り器、毛刈り用ハサミなど畜産に必要な道具を始め、整理棚やカーペットなども購入できる。プロポーズの際もお世話になるだろう。研究で忙しいのか、定休日は水、土、日曜日と多め。
酒場
花の芽町の男の憩いの場。午後6時にならないと開かない。ジェフのおじに当たるデュークが経営している。カウンターで酒を飲むと体力が回復できるが、あまり深夜まで作業を続けるのはやめよう。定休日は日曜日。
薬屋
疲労度が回復できる薬を売っているが、ビンが無いと買うことができない。主人のドガは薬草を取りに行くのが難しくなってきているので、薬になりそうなものは渡してあげると良いだろう。
花の芽図書館
花の芽町にある図書館。司書のマリーが働いている。動物や虫、作物に関する本や、哲学的な難しい本など様々な蔵書が収められている。定休日は毎週月曜日で、夏の月と冬の月の1~10日、冬の月の30日も休館する。
月山
花の芽町の近くにある山。牧場を出て右にある。多くの動物が生息し、季節の野草や木の実などが採取できる。序盤はここで拾ったものを出荷して稼ぐと良いだろう。資材となる切り株も多く生えている。
職人さんの家
大工職人の親方と下っぱの職人さん2人が暮らしている。資材と資金を用意すれば、牧場の施設を増築してくれる。定休日は火曜日。
季節に関係なく作物が栽培できる温室、結婚に必要な台所、出産に必要な子供用ベッド、体力が回復できる風呂を優先して目指すのが良い。他の施設は何も効果が無いので趣味の領域だが、増築MAXはベストエンディングの条件でもある。
女神の泉
女神様が出現するという美しい泉。自慢の作物を投げ込んでみよう。女神様は天気、体力、恋愛に関する願いを聞いてくれる。天気のことをお願いすると、夏は台風の確率が下がり、他の季節は雨の確率が上がる。また体力がMAXの状態で体力のことをお願いすると力の木の実が貰える。
コロボックルの洞窟
妖精コロボックルが住んでいる。ずっと人と話していなかったため最初は言葉を忘れているが、仲良くなると会話ができるようになる。仲がいいと台風の間のエサやりを代行してくれるありがたい存在。
鉱石場
冬の月の8日~30日だけ開いている。クワで地面を掘って鉱石などを探す事ができる。一度入ると体力が尽きるか午後5時になるまで出られない。体力回復用のケーキなどを忘れずに。
峠の茶店
頂上近くにある茶屋。老夫婦が住んでいるだけで、現在は何も売っていない。1年目の秋までは山頂に続く橋がないが、職人さんの家の近くの大きな木をAボタンで調べると登って山頂へ行くことができる。(帰る時は崖の上から木の辺りに向かってAボタン)
基本システム
主人公には体力と疲労度のパラメータが存在し、道具を使って作業を行うと体力が減少していく。また、深夜や雨の日などに作業を行うと疲労度が上昇する。どちらも隠しパラメータだが、値が一定以下(以上)になると汗を拭く、フラフラするなどのリアクションをするためおおまかに把握することができる。
体力は寝ると最大になり、疲労度は寝た時間に応じて回復する。食べ物を食べると体力が、薬や薬草を飲むと疲労度が回復する。温泉や風呂に入るのも有効である。
様々な場所から手に入る「力の木の実」を入手すると体力の最大値が上がる。
あまり無理をすると病気になり、1日寝込んでしまう。作物の水やりや家畜のエサやりをすっぽかすことになるので、様々な弊害が出てしまう。また、しあわせ指数も下がる。
外に居るときは時間が流れ、屋内では時間が止まる。他のシリーズ作に比べて時間の流れが早めなので、テキパキ作業をしていないとあっという間に日が暮れてしまうので注意。家で寝るか、寝ずに朝を迎えると次の日に進む。
栽培できる作物
クワで耕した畑に種を植え、毎日ジョウロで水をやって育てる。水をやらないと成長が1日遅れてしまう。雨の日は水やりが不要だが、温室で作物を育てている場合は水をやらなければならない。また夏は台風が来ることがあり、作物が吹き飛ばされてしまう(その日は外出不可)。
種は使用するとプレイヤーを中心に3×3マスに蒔かれる。一定以上の大きさに育つとそのマスは足を踏み入れられなくなるため、中心に水がやれるように畑はコの字型にするのがセオリー。耕した畑はハンマーで叩くと整地することができる。
温室なら全ての季節の作物が育てられるが、外で栽培している場合は季節を跨ぐと枯れてしまう。
作物は出荷箱に入れておくと午後5時に出荷業者のザクが回収し、代金を置いていく。山で採った木の実や釣った魚なども出荷可能。花を育てることも可能だが、出荷することはできない。花は山でも拾えるため栽培はほぼ趣味の領域だが、たくさん咲いていると見学者がやってくるイベントが発生することも。
ニワトリ小屋の側に畑を作り、小屋の中にある出荷箱を使うと時間が有効に使えるのでおすすめ。ここならば水汲み場も近い。
季節 | 作物名 | 種の価格 | 収穫までの最短日数 | 出荷価格(1個) |
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春 | カブ | 200G | 4日 | 60G |
ジャガイモ | 200G | 6日 | 80G | |
キャベツ | 200G | 7日 | 90G | |
夏 | トマト | 300G | 9日(4日で再収穫可能) | 90G |
トウモロコシ | 300G | 13日(5日で再収穫可能) | 120G | |
秋 | ナス | 300G | 7日(4日で再収穫可能) | 60G |
冬 | いちご | 500G | 6日 | 150G |
春~夏 | ムーンドロップ草 | 300G | 6日 | 出荷できない |
夏 | ピンクキャットミント草 | 500G | 8日 | 出荷できない |
春~秋 | 牧草 | 500G | 9日(9日で再収穫可能) | 出荷できない |
トマト、トウモロコシ、ナスは収穫後も水をやり続ければ再び実が成って収穫できる。牧草は家畜の餌であり、カマで刈って収穫すると自動的に牛舎のサイロに収納される。また、牧草の水やりは不要である。いちごの種は温室を完成させなければ購入することができず、冬にしか発売されない(栽培は温室内のみでいつでも可能)。
飼育できる動物
犬
最初から飼っている。Cボタン左で呼ぶことができ、Aボタンで抱くことができる。抱くと愛情度が上がるので1日一回は抱いてあげよう。犬小屋の近くにあるエサ入れに食べ物を入れるのも効果的である。雨の日に外に放置していると愛情度が下がるので、屋内で飼うのが良い。
馬
初めてグリーン牧場を訪れると譲ってくれる。Cボタン右で呼ぶことができる。グリーン牧場いちの名馬、クリフガードの子供で、もらって20日後には主人公が乗れるほどに成長する。成長後の鞍には出荷箱が付いているため、上手く使えば作業を効率よく進められる。
話しかけたり、ブラシがけをすると愛情度が上がる(1日一回)。エサやりは不要で、雨や雪で病気になることもない。
ニワトリ
1羽1500G。グリーン牧場で購入できる。最初はヒヨコで、7日経つとニワトリになる。
小屋で飼う場合は毎日やらなければならないが、放牧しておくと勝手にエサを探して食べるのでエサやりが不要。1日一回卵を産むが、エサをあげなかったり、雨や雪の日に外で放置すると不機嫌になり、卵を産まなくなってしまう。この状態が7日ほど続くと死んでしまうので、エサをやって様子をみよう。また、台風の前日に外で放置していると吹き飛ばされて死んでしまう。
小屋の中にある孵卵器に卵を置くと3日で新しいヒヨコが生まれるので、最初の1羽以外は買う必要が無い。最大で6羽まで飼育可能。卵は1個50Gで出荷できる。
牛
1頭6000G。グリーン牧場で購入できる。最初は仔牛だが14日で大きくなり、さらに21日で成牛になる。話しかけたり、ブラシがけをすると愛情度が上がる(1日一回)。
牛舎で飼う場合は毎日牧草をやらなければならないが、春から秋は放牧していれば生えている牧草を食べるのでエサやりが不要(※収穫可能な長さに育っている牧草が1頭につき1マスぶん生えていなければならない)。
成牛になると1日一回ミルクを絞ることができる。愛情度に応じてミルクの質が良くなり、さらにコンテストで入賞すると高級なミルクが絞れるようになる。ミルクはSサイズが100G、Mサイズが150G、Lサイズが300G、高級ミルクは500Gで出荷できる。
雨にあてたりエサやりを忘れたりすると病気になってしまう。グリーン牧場で購入できる薬(1000G)を使って治そう。放牧すると愛情度が上がりやすいが、雨や雪の日の前日は牛舎への移動に追われることになるので、ずっと屋内で育てるのも手である。
グリーン牧場で購入できる牛の種(3000G)で種付けをすることで繁殖させることも可能。出産まで21日かかり、その間はミルクの質が悪くなるが、仔牛は親牛の愛情度を半分受け継いで生まれてくる。羊と合わせて最大8頭まで飼育可能。
成牛のみ売却が可能で、ミルクの質に応じて6500G、7000G、7500G、8500Gで売れる。売るとしあわせ指数が下がってしまう。
羊
本作から初登場。1頭4000G。グリーン牧場で購入できる。最初は仔羊だが15日で成長し、毛を刈り取れるようになる。毛が生えそろうまでは7日かかる。話しかけたり、ブラシがけをすると愛情度が上がる(1日一回)。
愛情度に応じて羊毛の質が上がる。普通の羊毛は900G、良い羊毛は1800Gで出荷できる。
エサやりや病気に関する仕様は牛と共通である。牛と合わせて最大8頭まで飼育可能。
売値は羊毛の値段に応じ、4200G(愛情度が低く羊毛に値段がつかない状態)、4600G、5000Gで売れる。
結婚できる女の子
結婚相手の候補は5人。会話ウィンドウに表示されるハートマークの色や大きさで愛情度が判別できる。それぞれの女の子には恋のライバルとなる男性キャラが存在し、男性キャラのとの親密度が高く、対応する女の子との愛情度が低いとそれぞれの恋愛イベントや結婚イベントが発生する。
結婚するためには台所、子供が生まれるためには子供用ベッドの増築が必要となる。
ラン
グリーン牧場の娘。誕生日は夏の月14日。グリーン牧場に務めるグレイは彼女の兄である。動物が好きで、乗馬やバードウォッチングなどが趣味。家畜が病気になったり死んだりするとガクッと愛情度が下がってしまう。男っぽく大雑把な性格だが恋愛に関しては奥手である。好きな作物はジャガイモ。「牧場物語」のアンの孫にあたる。
恋のライバルは鷹使いのクリフ。旅人である彼は親密度が低いと町を出て行ってしまうので、結婚イベントが見たい場合は注意。「牧場物語」のイヴの孫にあたり、カレンとはいとこ同士。髪の一部が金髪なのはイヴからの遺伝。
PSの「ハーベストムーン」、GBAの「ミネラルタウンのなかまたち」では宿屋の娘として登場する。また、DSの「コロボックルステーション」では同じビジュアルのアーフィというキャラが登場する。
エリィ
花の芽ケーキ店のお手伝いで、看板娘。誕生日は秋の月1日。幼いころに両親を亡くしており、祖母のエレン(「牧場物語」のエレンと同一人物)と二人暮らしをしている。料理やお菓子作りのほか、魚釣りという意外な趣味もある。明るく家庭的な性格で、恋愛にも積極的。両親を亡くしているためか「家庭」への憧れが強いようだ。お菓子作りに欠かせないミルクや卵はとても喜ばれる。
ニワトリを見せると「あら、おいしそう」とまさかの返答をする。
祖母のエレンは親密度が高い状態で春に話しかけると亡くなるイベントが発生してしまう。だいたい2年目以降に出るので、発生させたくない場合は注意。
Wiiウェアの「まきばのおみせ」にもケーキ屋のお手伝いとして登場。「ハーベストムーン」では看護婦見習いとして登場する。Wiiの「やすらぎの樹」では役場に勤めながらケーキ作りを修行している。
「コロボックルステーション」では同じビジュアルのエリスというキャラが登場する。ちなみにエリスは出会いイベントを起こすために50回倒れなければならないという非常に手間がかかるキャラ。
ポプリ
フラワーリリアの一人娘。誕生日は春の月22日。両親のことが大好きで、放浪癖のある父をいつも心配している。のほほんとした性格で、恋愛に関しては自然体。趣味はガーデニングで、よくフラワーリリアの周りで水やりをしている。お菓子や花が大好き。「牧場物語」のニーナの孫にあたる。
恋のライバルはグリーン牧場のグレイ。結婚後はグリーン牧場にも花壇ができる。妹のランはグレイとポプリをくっつけたいと思っているようだ。ランと同じく「牧場物語」のアンの孫にあたる。
結婚候補の女の子としては開発者の間では一番人気。さらに彼女の母であるリリアさんは、結婚候補を差し置いて開発者の間で一番人気だったという。
「ハーベストムーン」、「ミネラルタウンのなかまたち」などでは養鶏場で働いている。こちらでは兄がいるという設定で、「牧場物語2」で雑貨店をやっているリックが彼女の兄になっている。なおリックは「牧場物語」のアンの孫なので、グレイとランとはいとこ同士である。
DSの「キミと育つ島」「キラキラ太陽と仲間たち」ではミネラルタウンからの観光者として登場。「まきばのおみせ」にも登場するが結婚はできなくなっている。「コロボックルステーション」には同じビジュアルのアリサというキャラが登場する。兄はリックと同ビジュアルのミック。
マリー
町長の一人娘で、図書館に司書として務めている。誕生日は冬の月11日。引っ込み思案で人見知りがち。そのため恋愛にも消極的である。趣味は読書のほか、昆虫ウォッチングという意外なものも。犬は大の苦手だが、見せ続けると次第に慣れていく。好きな作物はキャベツ。「牧場物語」のマリアの孫にあたる。
「ハーベストムーン」、「ミネラルタウンのなかまたち」でも図書館で働いており、自分で小説も書いている。GBの「牧場物語GB2」「牧場物語GB3」のほか「まきばのおみせ」にも登場するが、結婚することはできない。「コロボックルステーション」には同じビジュアルのマリヴィアというキャラが登場する。
カレン
ぶどう園の一人娘。父親に反抗しており、町を出て都会でダンサーになりたいと思っている。高飛車な性格をしており、恋愛には開放的。昼間はぶどう園よりも山や海で黄昏れていることが多い。月、木、金、土曜日の夜は町の酒場で働いている。フルーツが好きで、山で取れるベリーベリーの実や南国の実が喜ばれる。大好物はいちご。
「牧場物語」のイヴの孫にあたり、クリフとはいとこ同士。前髪だけが金髪なのはイヴからの遺伝である。
恋のライバルはぶどう園で働いているカイ。他作品では海の家で働いており、チャラめの性格のキャラとして描かれているが、本作品では実直な好青年。
カレンは2年目の冬の時点で愛情度が緑以下だと町を出て行ってしまう。カイとの友好度が低いと彼女を追ってカイも出て行ってしまうので注意。
カレンの愛情度にはバグがあり、犬を見せ続けると無限に愛情度が上がり続ける。これを利用すれば1日でMAXまで上げてしまうことも可能。
カレンのイベントとして、酒場のマスターから古いワインをもらうことで始まる連続イベントがある。主人公やカレンが結婚していたり、発生日時に誰かの結婚イベントが重なると観られなくなってしまうなど発生条件が厳しく、観るのは難しいが、カレンを攻略するうえではぜひ狙いたい。
「ハーベストムーン」「ミネラルタウンのなかまたち」では雑貨屋の娘として登場する。「まきばのおみせ」にも登場するが、結婚することはできない。「キミと育つ島」「キラキラ太陽と仲間たち」ではポプリの兄、リックと結婚している設定になっており、ポプリとともにミネラルタウンから観光に訪れている。
年間イベント
春夏秋冬それぞれ1月、30日ずつとなっており、1年は120日である。イベントによっては強制的に次の日へ進んでしまうことがあるため、牧場での作業は全て終えてから訪れよう。
ゲーム開始時に自分の誕生日を設定する。どの月かを選ぶだけで、日にちは25日固定である。
春の月
1年の始まりにあたる月。
新年祭
春の月1日。新しい年、新しい季節の到来を祝う祭り。挨拶を交わした相手とは酒を飲み交わさなければならない。話したい相手とは酔いつぶれるまでに話しておこう。飲める数は前年に酒場で酒を飲んだ回数と同数。1年目は春の月3日から始まるため、参加できるのは2年目以降。
カイやカレンなどの酒豪組が強敵だが、全員を打ち負かすことも不可能ではない。誰もいなくなった会場を一人寂しく後にすることになるが・・・
種まき祭
春の月8日。たくさんの収穫を祈り、風船に種を結んで飛ばす祭り。その年の「王様」(後述)と王様に指名された人は気球に乗り、種を蒔く。王様に選ばれているか、王様と仲がいいと気球に乗ることができる。
春の草競馬
春の月17日。現金と換えたコインで馬券を買うことができる。貯めたコインに応じて商品がもらえる。
1年目は馬が仔馬なので出場できないが、2年目以降は自分の馬に乗って出場することができる(申し込みは前日)。自分の馬の馬券を買うことも可能。出走時間までに会場に行かないと出場できないので注意。馬の愛情度によって速さが変化するので、日頃から世話を怠らないようにしよう。
馬券に賭けるメダルの枚数を入力したあとBボタンでキャンセルすると馬券を買った状態になるバグがあり、これを利用すれば楽にメダルを稼ぐことができる。
花祭り
春の月23日。綺麗な花で広場を彩り、ダンスを踊る祭り。19日~22日の投票期間で花の女神を決め、女神に選ばれた女の子は王様とダンスを踊る。屋台で売られているビン(500G)と力の木の実(1000G)はピンクキャットミント草の種(500G)はここでしか買えない。
ピンクキャットミント草は屋外で咲かせると町のユウという子供がビー玉と交換してくれ、それを山のコロボックルに渡すと力の木の実を入手する事ができる。
夏の月
花火大会
夏の月1日。夏の風物詩である花火を楽しむ祭り。女の子との愛情度が青以上であれば午後6時に牧場へ花火を見ようと誘いに来る。誘いがなかった場合でも、ランはグリーン牧場、エリィはケーキ店、ポプリは山頂、マリーは広場、カレンは海岸に居るので話しかければ一緒に見ることができる。
広場には屋台が出ている。便利なビン(500G)はぜひ買っておこう。
笹流し
夏の月7日。願いをのせた笹の葉を川に流す。結婚後限定のイベントで、当日晴れていて夫婦仲が冷めていなければ奥さんから川へ誘われる。
作物祭り
夏の月9日。出品された作物を食べ比べ、一番美味い野菜を決める祭り。出品するためには当日、野菜を1つ手渡しで持っていかなければならないので予め保管しておこう。
たくさん出荷した野菜を出品すれば優勝することができる(1年目は100個以上、2年目以降は200個以上)。初めての時は夏野菜を出品したくなるが、ギリギリトマトが成るぐらいの時期なので1年目ではまず足りない。春にカブあたりを大量に出荷して1つ取っておけば1年目の優勝も不可能ではない。
女の子の手料理が食べられるので、それぞれの料理の腕が垣間見える。
蛍祭り
夏の月17日。ほのかに光る花を海に流して先祖の霊を送る祭り。光る花は雑貨屋のリックが制作しており、山で採れるムーンライトストーンを渡すと、この祭りに使うというコメントが聞ける。
海祭り
夏の月24日。海岸で開催される水泳大会。ミニゲームになっており、沖合のブイまで一番早く泳ぎ着けば優勝。Aボタンをタイミングよくポンポンと押すことがポイントである。
秋の月
山にキノコが多く生える季節。赤い毒キノコは普通のキノコより高値で売れる。10~12日の間だけ山頂近くに満月草の実という珍しい果物が生える。
この季節のBGMは人気が高く、GCの「ワンダフルライフ」とGBAの「ミネラルタウンのなかまたち」を通信させることで入手できるレコードにこの曲が収録されている。なおPS2の「Oh!ワンダフルライフ」、DSの「コロボックルステーション」は通信の必要なくソフト単体で入手できる。
その他、本作のタイトル画面の曲や女神の泉の曲もレコードとして入手できる。
牛祭り
秋の月4日。出品された牛の育ち具合やミルクを審査し、一番素晴らしい牛を決める祭り(出場受付は前日)。ゴールド賞を受賞するとその牛のミルクは値段が上がる。条件は以下のとおりのため、2年目で優勝するにはほぼ毎日絞る必要がある。
- ブロンズ賞:Mサイズ以上が絞れて、その牛のミルクを20~39本出荷している
- シルバー賞:MサイズかLサイズが絞れて、その牛のミルクを40~59本出荷している。
- ゴールド賞:Lサイズが絞れて、その牛のミルクを60本以上出荷している。
お月見
夏の月9日。結婚後限定のイベントで、当日晴れていて夫婦仲が冷めていなければ奥さんから山へ誘われる。
収穫祭
秋の月12日。大地の実りに感謝する祭り。様々な行事の中心となる「王様」を選ぶ祭りでもあり、エリィが持ってくるケーキにコインが入っていたら来年の「王様」に選ばれる。
卵祭り
秋の月20日。町のあちこちに設置された箱から、村長に指定された色の卵を探す祭り。5回の中で一番多く見つけた人が優勝。1回めの優勝賞品「力の木の実」は特にやることが多い1年目にぜひとも手に入れたい。
秋の草競馬
秋の月28日。内容は春の草競馬と同じであるが、屋台で売られているものが少し違う。
冬の月
温室がないと作物が育てられず、牧草が生えないので放牧も出来ず、時間を持て余し気味になる季節。8日~30日は山の鉱石場が開放されるため、ここに潜るのが日課となる。
ケーキ店、花屋で買い物時に溜まったポイントに応じ、25日~29日は10ポイントで1回くじが引ける。
山の池が凍り、上を歩けるようになる。池の向こうにある大きな岩をパワーアップしたハンマーで叩くと力の木の実が入手できる。
感謝祭
冬の月10日。バレンタインデーのような行事で、女の子からケーキやパイを渡してもらえる。愛情度緑以上であれば牧場へ渡しに来るのでうっかり出かけて見逃さないように。マリーは午前8時、ポプリは午前10時、エリィは午後0時、ランは午後2時、カレンは午後4時に来る。もし貰えなくとも、自分から尋ねれば義理ケーキを貰える。この日のグレイの台詞は必見。
次の日はマリーの誕生日なので、町長の家では2日連続でケーキを食べるらしい。
犬レース
冬の月19日。草競馬の犬版。草競馬と異なり、出場した自分の犬が走るペースを調整することができない。単純な愛情度勝負になるので世話を欠かさないようにしよう。賭けるメダルは草競馬と共通である。
星夜祭
冬の月24日。一年で一番星が綺麗な夜に、祈りを捧げる祭り。マリー、エリィ、ランは教会でオルガンとフルートの合奏をしており、演奏後は山に誘って星を見に行くことができる。ポプリは山頂、カレンは海岸で星を眺めている。
精霊祭
冬の月27日。1年の厄払いをする祭り。その年「王様」が精霊様の役となり、広場で合奏する。1年目の秋にみやげ物屋で売りだされるオカリナを持っていると合奏に参加することができる。「王様」の1年の役割はここで終わる。
年越しの祭り
冬の月30日。村の仲間と1年を締めくくる祭り。教会で祈りを捧げるか酒場で呑んだくれるかを選ぶことになるが、両方に顔を出すことはできない。終了後はその場に居る仲の良い女の子から初日の出を見に誘われる。なおエリィ、マリー、ポプリは教会に、ラン、カレンは酒場にいる。
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