それを狙い、人類を脅かす存在・ヴァグラス!
ゴーバスターズとは、人々を守る「特命」を帯びて戦う若者達の事である!!!
人々の平和を、命を守る特命を受けた若者たち、ゴーバスターズ!
特命戦隊ゴーバスターズとは、2012年2月26日から2013年2月10日までテレビ朝日系列で放送されていたスーパー戦隊シリーズ第36作目にあたる特撮ドラマである。
作品の特徴など
2011年夏頃に「特命戦隊ゴーバスターズ」という名称の商標登録が確認されている。その後、正式名称として公表されたため、1999年の『救急戦隊ゴーゴーファイブ』以来13年ぶりに名前に「~ジャー」が入らない戦隊名となった。また前例のある「~~ジャー」、「~~マン」、「~~ファイブ」が付かない今作のオリジナルの名前(~~ズ)になったのは、「太陽戦隊サンバルカン」以来31年ぶり。
2007年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』以来の3人編成でのスタート。また各メンバーには「バディロイド」と呼ばれるパートナーロボが付く。
また(追加戦士を除く)戦隊メンバーのコードネームが「レッド~~」のように、色名から始まるのは1996年の『激走戦隊カーレンジャー』以来16年ぶり。
製作スタッフは、チーフプロデューサーに『仮面ライダーキバ』『仮面ライダーOOO』の武部直美、脚本に武部との仕事が多い小林靖子が参加。監督には『平成仮面ライダーシリーズ』全作品に参加し、『侍戦隊シンケンジャー』以来のシリーズ参加となる柴崎貴行が登板。アクション監督は、『百獣戦隊ガオレンジャー』以降の大半のレッドのスーツアクターを務めた福沢博文が担当する。
武部がスーパー戦隊の製作に参加するのは1997年の『電磁戦隊メガレンジャー』以来となる。 一方、脚本の小林は戦隊シリーズでは4度目のメインライターを務めることになる。
OP曲「バスターズ レディーゴー!」は「Project.R」から高橋秀幸が担当。またED曲「キズナ〜ゴーバスターズ!」は、諏訪部順一率いる人気声優ユニット「謎の新ユニットSTA☆MEN(スターメン)」が担当する。人気声優ユニットが、スーパー戦隊シリーズのOPもしくはED曲を担当するのは今回が初の試みで、STA☆MENにとっては初の大型タイアップとなる。
Mission.28よりOP曲が「モーフィン!ムービン!バスターズシップ!」に変更。今まで2番や別アレンジや英語バージョンが流れたことはあるが、オープニングが完全に別の曲に変更されるのは、スーパー戦隊史上初。
『忍風戦隊ハリケンジャー』や『炎神戦隊ゴーオンジャー』などと同様に、マスクを取る描写もある。
2012年4月21日に公開された映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」への登場や、2012年8月4日に公開された劇場版「特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!」。そして2013年1月19日公開の「特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE」の3作品の映画に加え、2013年6月にはVシネマ「帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズvs動物戦隊ゴーバスターズ」が公開された。
2013年8月1日より、東映ニコニコしあたーにおいて「特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!」を有料配信中。
ストーリー
新西暦1999年、人里離れた山奥にある研究所「転送研究センター」で、スーパーコンピュータにバグが発生し、それはやがて意思を持ち人類に牙を向いた。研究所のスタッフ達は多大な犠牲を払いながらも、研究所ごとバグを亜空間へ追放。ひとまず危機は回避される。
だが、バグは滅びてはいなかった。
人間側から「ヴァグラス」と呼ばれた彼らは、追放された亜空間で、首領「メサイア」の下、侵略計画を密かに、着々と進めていたのだ。
これに対し人類は、ヴァグラスの再襲来に対抗すべく、何らかの形で事件を体験した3人の若者達を選抜、3体のバディロイドと共に訓練を積み重ねてきた。
そしてあの事件から13年後──新西暦2012年。
ヴァグラスが新エネルギー「エネトロン」を奪取すべく人類侵略を開始。
これに対抗するのは、訓練を積み重ねた3人の若者達と3体のバディロイド。
人類を守る「特命」を帯びた「特命戦隊ゴーバスターズ」の戦いが、今始まる!!!
It's time for buster!!! ヴァグラスを「シャットダウン」せよ!!!
登場人物
特命戦隊ゴーバスターズ
13年前(新西暦1999年)に勃発した、転送研究センターでのバグ暴走事件で出現し、亜空間に追放された「ヴァグラス」の再襲来に対抗すべく組織された。初期の段階で、事件を体験した3人の若者が選ばれ、いずれも後述のバディロイド達と共に訓練を重ねてきた。
初期メンバーの3人は、いずれもウイルスに対抗するためワクチンプログラムをインストールされており、超人的な力を身に付けた一方で、それぞれコンピュータの様な弱点(ウィークポイント)を背負うようになってしまった。
ちなみに正式名称は「エネルギー管理局・特命部」。
出動の際、サングラスを装備して行くことが多いが、変身時などに投げ捨てられる。サングラス代は経費で落としてるのだろうか。
なお、動物戦隊ゴーバスターズにも同名の人物・装備が多数出ているが、それらは当該項目参照。
- 桜田ヒロム/レッドバスター
本編の主人公で、ゴーバスターズのリーダー。静かさの中に情熱を秘めた20歳の青年。自他に厳しく、物事をはっきりと言うせいで、他人の反感を買うことも多かったりする。
姉のリカがヒロムを戦わせることに猛反対していたため、1話時点で唯一ゴーバスターズに正式加入しておらず、バディロイドと共に独自の訓練を続けていた。
ワクチンプログラムにより、スピードに優れている。ただし、幼少期のトラウマのせいでニワトリが苦手であり、ニワトリを見ると5分間フリーズしてしまうのが弱点。しかも対象が巨大だとフリーズ時間も延びる。しかしフリーズといってもイラストや建造物の鶏は一応半フリーズ化し力を振り絞ればなんとか大丈夫らしく、フリーズしきる前に別のショックを与えればフリーズ自体を防ぐ事も可能。
- 岩崎リュウジ/ブルーバスター
3人の中では最年長の28歳。心優しく頼り甲斐のある好青年で、鍛錬を欠かさない努力型の戦士。愛称は「リュウさん」。
高校の頃からエンジニア志望で、ヴァグラスとの戦いが終わったら自分の夢を追いかけたいと思っている。
ワクチンプログラムにより凄まじいパワーを誇るが、動き続けると体が熱暴走を起こしてしまうため、常に体を冷やさなくてはならないのが弱点。熱暴走を起こしてしまうと人格や口ぶりも変わり、一暴れすると気を失ってしまう。ヨーコが制止した際には、普通の人間なら死にかねない強烈なパンチを壁にぶつけて怯えさせてしまった。冷やすアイジングは、株式会社東氷の「クールブルーソフト」。
よく年齢ネタでいじられる。大丈夫、29歳のレッド(非公認)だっているんだし。まだまだ未熟な2人の面倒を見るのに加え、いい加減な先輩の加入でストレスがやばそうな苦労人。 - 宇佐見ヨーコ/イエローバスター
初期メンバーの中では紅一点かつ最年少。16歳の現役女子高生であるが、ゴーバスターズの任務を優先しているせいで出席率は悪く、成績も良くない模様。気が強い性格だが、優しさも秘めている。チャームポイントは広いオデコ。
ワクチンプログラムにより脚力に優れているが、しょっちゅう甘いものを食べていないとエネルギー切れを起こしてしまうのが弱点。
ちなみに甘い物ばかり食べて太らないの?と疑問が浮かぶが、そこはゴーバスターズロゴマーク入りの特製のカロリー抑え目のお菓子を使用しているため問題ないようだ。「ビート・J・スタッグ」のことを樹液と呼ぶ。
- 黒木タケシ
ゴーバスターズの司令官。通称黒リン。13年前の事件の数少ない生き残りで、ヴァグラスの再襲来に対抗すべくゴーバスターズを編成した。
ゴーバスターズを利用してでもヴァグラスの基地を探るなど、手段を選ばない面も見せるが、それらはゴーバスターズへの強い信頼の裏返しでもある。EDでは本人のプロフィールも高じてか誰よりもノリノリなダンスを見せる。
黒木司令官を演じた榊英雄氏はゴーバスターズ放送当時、悪漢を取り押さえたことでも話題となる。ヴァグラスとは違うが、現実で「シャットダウン完了」の台詞にしびれた人も多いに違いない。
- 森下トオル
ゴーバスターズ本部基地のオペレーター。主にエネトロン反応を管理。
メガゾードオタクであり、エースや敵メガゾードの情報にも詳しい。特技は暗算で、短時間でゴーバスターオーのマニュアル合体に必要な計算をはじき出したことも。
高校時代に部室で宇宙海賊と会ってたような気がするけど多分気のせい。敵の作戦をあざむくため、ヒロムに成りすましたこともあった。
- 仲村ミホ
トオルと同じくゴーバスターズ本部基地のオペレーターで、別部署からの新人でメガネっ子。亜空間分析担当。
主に敵メガゾードのタイプと転送時間を知らせる。
気弱な性格だが、ヒロム曰く、怒らせると意外と怖いとのこと。
- 陣マサト/ビートバスター
リュウジの先輩で天才エンジニアと称された男であり、黒木タケシの同期の友人。友人の黒木のことは「黒リン」と呼んでいる。13年前の事件で亜空間に転送された者の1人。
自分で開発した新型バディロイド「ビート・J・スタッグ」を相方にしている。「完璧なものはつまらない」というポリシーを持ち、その言葉の通りとてもいい加減な性格。
その正体はJを通じて具現化するアバター(要するに実体のある分身)であり、陣本人は今でも亜空間に閉じ込められたままである。そのためJによって具現化する陣のアバターは27歳当時の姿で生成されている。
以前は黄色の魔法使いとしてオンドゥル語を駆使しながら戦っていた。
バディロイド
ゴーバスターズと行動を共にするパートナーロボ。元はいずれも作業用ロボだったが、初期メンバーの3人同様、13年前の事件を機にワクチンプログラムをインストールされ、人格と命を付与された。
ただし新メンバーの「ビート・J・スタッグ」は陣マサトが亜空間から送り込んだもので、また劇場版の「エネたん」もマサトが初期に設計・開発したものであり、いずれも13年前の事件との直接的な関係性はない。
- チダ・ニック
桜田ヒロム=レッドバスターの相方のチーター型バディロイド。
バイクに変形してヒロムと共に前線に赴くが、戦闘向きではないため戦闘は行わない。ナビ付きのロボでしかもバイクに変形するのに何故か方向音痴。
前向きかつポジティブな性格で、ヒロムの兄のような存在だが、ヒロムに対して強く言い出せない部分もある。
- ゴリサキ・バナナ
岩崎リュウジ=ブルーバスターの相方のゴリラ型バディロイド。基地内ではメカニックを担当。
落ち込みやすく、すぐ謝る気弱な性格で、リュウジをいつも心配している。パニックになると車のハンドル型の顔が回転する。
- ウサダ・レタス
宇佐見ヨーコ=イエローバスターの相方のウサギ型バディロイド。司令室でのデータ管理が仕事。
気が強くワガママでヨーコとはケンカばかりしているが、ヨーコのことは強く信頼している。ちなみにオスで、一人称は「ウサダ」。「ラジャラビ!(了解!)」が口癖。
高くジャンプすることが出来るが、低くジャンプするのは苦手のようで周りに持ち上げてもらっている。耳の操縦レバーはヨーコと喧嘩する際によくいじられる。「カメンライダー!」は言わない。
カブトムシ・樹液・クワガタムシビート・J・スタッグ/スタッグバスター
陣が亜空間から送り込んだバディロイドで、モチーフはカブトムシとクワガタ。
アバターとなった陣やバスターマシンをこちらの世界へ転送するマーカーの役割を持ち、自身もバディロイドでありながらスタッグバスター(動物戦隊ではシルバースタッグ)に変身する。ビートバスターと比べるとパワータイプで、走るスピードがかなり遅い。
「完璧じゃない方が面白い」というマサトの考えを体現するかのように(バディロイドなのに)目立ちたがりで、よくマサトに「俺に被るな!」とツッコまれる。ミドルネームのJは樹液のJ(本人談)。
- エネたん(声:辻希美)
夏の劇場版「東京エネタワーを守れ!」に登場するカエル型バディロイド。かつてマサトが設計した初期型バディロイドらしく、小さいながらも(大きさはウサダの3分の1ほど)気の強い性格の持ち主。
ゴーバスターズの関係者
- 桜田リカ
ヒロムの姉で、現在は体調不良で入院中。絵を描く事が趣味で、個展を開くほどの腕前。弟・ヒロムのゴーバスターズ入りに最後まで反対するが、吹っ切れた後はイラスト個展を開き、ヒロムに母が所有していた子犬の置物「ゴクとマゴク」の絵を見せた。 - 桜田ヨウスケ
ヒロムの父で、転送研究センターのセンター長。バグ暴走事件の際に、転送研究センターをセンターごと亜空間に転送するよう指示した。その後、他の研究員とともに、体と意識がデータ化され、メサイアと一体化した。
エンターからは「創造する者たち」と呼ばれ、表向きはメガゾード作成していたが、裏では陣マサトにエネトロンを渡したり、司令室に通信していたりしていた。最後はヒロムたちに、メサイア本体ごとシャットダウンされることを望み、涙を堪えて引き鉄を引いたヒロムたちの手によって散っていった。 - 桜田ミチコ
ヒロムの母で、転送研究センターの研究員。
装備=バスターギア
- モーフィンブレス
ゴーバスターズの初期メンバー3人が変身に使うブレスレットで、左腕に装着している。
変身スイッチを押す事で「イッツ・モーフィンタイム!」のシステムボイスと同時にサングラス(モーフィングラス)部分が立ち上がり、「レッツ・モーフィン!」の掛け声で変身。変身に0.5秒かかる。
変身機能以外にも、通信機能や分析機能も装備。玩具では潜入で誤魔化す為に使うのか、動物の鳴き声の音声が収録されている。 - イチガンバスター
一眼デジタルカメラから変形するビームガン。高性能一眼デジカメとしての機能も有する。さらに後述のソウガンブレードと合体する事で「スペシャルイチガンバスター」に変形、必殺技を放つ事も可能。
またゴーバスターズ以外のエネトロン管理局特命部の職員用にも簡易型イチガンバスターが存在する。 - ソウガンブレード
双眼鏡から変形する剣。高性能双眼鏡としての機能も搭載。前述のイチガンバスター同様、変身しない状態での戦闘でも使われる。ちなみにイチガンバスターと共に、本部基地には常に多数ストックがある。そのため二刀流で戦ったこともあった。 - トランスポッド
左胸部分に装着されるトランシーバー型アイテムで、前述のイチガンバスターやソウガンブレードなどの武器の転送に用いられる。ボイスチェンジャー機能も搭載。
ちなみにビートバスター及びスタッグバスターも装備しており、こちらの方は色が銀色である以外は機能は同じ。 - モーフィンブラスター
ビートバスター及びスタッグバスターが変身に使う携帯電話(スマートフォン)型バスターギア。変身に0.5秒かかる。変身者の声で操作することができ、銃としても使える。
テレビマガジンオリジナルDVDではエンターの策略によって陣の変身が一時不可能になった。 - ドライブレード
ビートバスター及びスタッグバスター共通の武器。 ハンドルモードからブレードモードに変形可能で、ハンドルはバスターマシンを操作する時に使う。 - カスタムバイザー(パワードカスタム)
ゴーバスターズ初期3人強化用の新型バスターギア。モーフィンブレスに装着し、「パワード・モーフィン!」の変身コードで、レッド、ブルー、イエローバスターに、データ化された各バディロイドが融合合身して強化形態「ゴーバスターズ・パワードカスタム」に2段変身。パワードカスタムに変身した際の戦闘能力は通常のそれをはるかに上回る。単体では分析用バイザーとしても使用可能。「ゼェーーーット!」とかは言わないが、「セェーーーット!」と言う。
- ライオブラスター
タテガミライオーのコクピットに装着されていたバスターギアで、通常はアタッシュケースの形態を取る。
エネトロン反応やメタロイド出現反応、さらにメガゾード転送反応をキャッチする事も可能。加えて、リュウジの体温上昇やヨーコのエネルギー残量低下にも反応。おかけで、中村と森下が社内ニートになりかける。
また、アタッシュケース形態から大型ブラスターモードに変形、必殺攻撃を放つ事も出来る(ただし反動が大きいため、パワードカスタムに変身しなければ使いこなせないようだ)。さらに、ライオー操縦の際にはブラスター本体を装着、ハンドル部分が展開して操縦桿になる。よく叫ぶウルサイ奴だが、「ゼェーーーット!」とかは言わない。
バスターマシン、メガゾード(巨大ロボ)
バスターマシン
バスターマシンとは、ゴーバスターズが対メガゾード戦で用いる大型マシンの総称である。それぞれ通常は本部基地に格納され、出動の際はゴーバスターズのメンバーとバディロイドが基地から乗り込む必要がある。
ただし新型のビートルとスタッグビートルは、バディロイドのサポートを必要としない操縦システムになっており、出撃の際は亜空間にある格納庫から転送される。
- CB-01チーター
レッドバスター専用のスポーツカー型バスターマシンで、チダ・ニックと共に搭乗するだけでなく、チーター型アニマルモード、また後述のメガゾード・ゴーバスターエースにも変形する。 - GT-02ゴリラ
ブルーバスター専用の大型トラック型バスターマシンで、ゴリサキ・バナナと共に搭乗。ゴリラ型のアニマルモードにも変形し、同形態ではバナナミサイルと怪力を駆使して戦う。 - RH-03ラビット
イエローバスター専用のヘリコプター型バスターマシン。ウサダ・レタスと共に搭乗。ウサギ型のアニマルモードにも変形する。初期3機では唯一の空中戦力。
- BC-04ビートル
ビートバスター専用のクレーン車型バスターマシンで、カブトムシ型のアニマルモード、後述のメガゾード・ゴーバスタービートにも変形する。第18話では、クレーン車形態で地下3000mまでゴーバスターエースを降ろすだけでなく、地下に潜む敵メガゾードを釣り上げるという大技も披露した。 - SJ-05スタッグビートル
スタッグバスター専用のジェット戦闘機型バスターマシンで、クワガタムシ型のアニマルモードにも変形する。 前述のビートル同様、敵メガゾードから直接エネトロンを吸収する事も可能。更にゴーバスターエースのみとの合体も可能。 - FS-0O(ゼロオー)フロッグ
夏の劇場版「東京エネタワーを守れ!」に登場する初期型バスターマシンで、エネたんが搭乗。エネたんと同様マサトの設計によるもので、潜水艦形態とカエル型アニマルモードに変形。さらにゴーバスターエース、GT-02ゴリラと合体して、後述のスーパーメガゾード「ゴーバスターケロオー」にもなる。現時点では唯一の水陸両用戦力。ちなみに型式番号は「ゼロゼロ」ではなく「ゼロオー」と読む。武器は口のベロパンチと背中のおたまミサイル。
メガゾード(巨大ロボ)
メガゾードとは、本作における巨大ロボの総称で、元々は海外版スーパー戦隊シリーズ「パワーレンジャーシリーズ」での巨大ロボの総称でもある。
- ゴーバスターエース
バスタービークル「CB-01チーター」が変形して完成するメガゾードで、レッドバスター専用機。「バスターソード」による剣戟と高い運動性を武器に戦う。最初からメガゾード形態で出撃する場合もある。
歴代戦隊シリーズでは、「五星戦隊ダイレンジャー」に登場した龍星王に相当する。
一度カッターゾード(タイプはゾード初のγガンマ)によって危うくコックピット寸前まで切断されたことがある。後半は合体要因の都合上ハブられる事が増えてきたが、その分単独での活躍も多い。
必殺技は、エネトロンをチャージしたバスターソードで素早く斬りつける「レゾリューションスラッシュ」。1話から使われている必殺技だが、初めて必殺技の呼称が出たのは30話とかなり遅い。
SJ-05 スタッグビートルとの合体形態であるゴーバスターエーススタッグカスタムは、合体メガゾードの中で唯一単体飛行が可能。
- ゴーバスタービート
BC-04ビートルが変形して完成するメガゾードで、ビートバスター専用機。
ビートキャノン、ビートソードを各2基ずつ装備し、右腕のクレーンアームを駆使して戦う。
必殺技は、右腕のクレーンアームにスタッグビートルを載せて射出し敵を撃破する「ビートカタパルトアタック」。
- バディゾード・LT-06タテガミライオー
メガゾードにバディロイドの人格を付与した「巨大バディロイド」とも言うべき新型メガゾードで、「バディゾード」と呼称される。ライオン型のアニマルモードと、トライク(三輪バイク)型のマシンモードに変形し、さらにGT-02ゴリラ、RH-03ラビットとの合体で、後述の「ゴーバスターライオー」にもなる。
アニマルモードとトライクモードでは、ゴーバスターエースを搭乗させ連携戦法を取ることも可能。
必殺技は槍型武器の「ライオンサーガン」で×字に攻撃する「ライオインパクト」。
「ゼェーーーーット!」とか言ったりはしない。
動物戦隊においても同様の名前で呼ばれる。
- ゴーバスターオー
前述のゴーバスターエースに、GT-02ゴリラとRH-03ラビットが「コンバイン・オペレーション、特命合体!」のコードで合体し完成するメガゾード。
ゴーバスターエースを凌ぐ戦闘力を誇り、左腕のエネルギーシールドを兼ねた巨大クローと、巨大剣「ブーストバスターソード」を武器に戦う。合体時にはバリアフィールドを生成し、敵の妨害に遭わないようにした状態で合体する。
通常はコンバイン・オペレーションによりオートで合体するが、緊急時にはマニュアルで合体させることも可能。
必殺技は、擬似亜空間フィールドを発生させて敵を閉じ込め、ブーストバスターソードで敵を一刀両断する「ディメンションクラッシュ」。ただしこの技はエネトロンを大量に消費するため、回避されたり無効化されたりすると非常に危険。そのため、もう一つ必殺技として、脚部にエネトロンを集中させてライダーキックを御見舞いする「エクスプロージョン・キック」が編み出された。
劇場版「スーパーヒーロー大戦」では、ゴーバスターオーの両手に、仮面ライダーフォーゼのロケットモジュール、両足にドリルモジュールを装着した「ロケットドリル・ゴーバスターオー」となり、大活躍した。
- バスターヘラクレス
前述のゴーバスタービートにSJ-05スタッグビートルが合体し完成するスーパーメガゾード。
脚部のビートキャノン、胸部のガトリングバズーカ、右腕のスタッグランチャーで攻撃、さらに左腕には攻防一体のスタッグシールド…と、まさに全身武器、歩く弾薬庫である。
必殺技は全武装一斉射撃で敵を殲滅する「ヘラクレスクライシス」。
- グレートゴーバスター
ゴーバスターエースを中心に、ゴリラ、ラビット、ビートル、スタッグビートルの5機が合体した、スーパーメガゾード。陣によって亜空間戦闘を前提に調整されており最強を誇るが、中心となるゴーバスターエースとヒロムに絶大な負担がかかるのが難点。
殆どの場合基地で合体作業を受け、合体した状態で出撃する。
必殺技はバスターランスで敵を撃破する「デモリションスラスト」。 - ゴーバスターライオー
前述のタテガミライオーに、GT-02ゴリラとRH-03ラビットが合体したスーパーメガゾード。
ゴーバスターオー同様、左腕の巨大クローとブーストバスターソードで戦うが、元々戦闘力の高いライオーを本体にしているため、総合的な戦闘力はゴーバスターオーを上回る。
必殺技は、胸に装備されたライオーのライオン頭部から凄まじいエネルギー波を放つ「イグニッショントルネード」。 - ゴーバスターキング
タテガミライオーにゴーバスターエース以外の全てのバスターマシンが合体したメガゾード。「ツインブレードスラッシュ」で両腕のハサミで攻撃する。
バスターランスにエネトロンを集結させ、3連斬を放つ「エミッションブレイク」。 - ゴーバスターケロオー
夏の劇場版「東京エネタワーを守れ!」に登場するスーパーメガゾードで、ゴーバスターエースとGT-02ゴリラ、FS-0Oフロッグの変則合体で完成する。水上・水中戦を得意とし、左腕のおたまミサイルと、両腕のエネたんスクリューで敵メガゾードを相手に戦う。
敵組織「ヴァグラス」
作中の敵組織。「ヴァグラス」の名称は人類がつけた呼称であり、本来の名前があるのかは不明。
13年前(新西暦1999年)に勃発した転送研究センターでのバグ暴走事件で誕生したメカ生命体軍団で、一時的に亜空間へ追放されたものの、首領メサイアの下で人間界への再侵略準備を進めていた。
そして新西暦2012年、新エネルギー「エネトロン」を奪取すべく侵略計画が開始された。
亜空間内は強い重力と低酸素なので、通常の人間(ワクチンプログラムを移植されていない者)はまともに動く事ができないし、呼吸困難にもなる。
- メサイア
ヴァグラスの首領。13年前の転送研究センターで出現したコンピュータウィルスがメインシステムのプログラムに感染し、邪悪な意思を持った姿で、現在は亜空間から出られない状態になっている。エンターからは「マジェスティ」、エスケイプからは「パパ」と呼ばれている。外見上はガイコツだが、陣曰く飾り。
28話にて亜空間の陣が所有していたエネトロンを奪われ続く29話にてメサイアセルとして戦闘用のボディを得る。しかしこのメサイアセルは亜空間での戦闘でゴーバスターズによって撃破、メサイア自身も中枢だったメインコンピュータを壊され消滅するが、後にエンターによってバックアップデータを内包した13枚のメサイアカードを用いての復活が画策される。
今度はエスケイプの尽力でメガゾードζおよびメサイアリブートとなって現実世界に出現するが、こちらもゴーバスターズの活躍により完全に粉砕された。 - エンター
ヴァグラスの幹部。「サバ、ゴーバスターズ?」などのようにフランス語混じりで話すのが特徴。エネトロンを奪取すべくコスプレしながら人間界に混じり行動を起こす。心臓の音が聞こえないらしいが、これはエンターが亜空間から送り込まれたアバターであるためとされる。得意攻撃は自身の体から触手状の配線を使っての相手の拘束や打ち払い等だが、回を重ねるに連れて剣を使用しての肉弾戦、遂には自らメガゾードを操ってのロボ戦なども行うようになる。
一度メサイアが倒された後はメサイア復活のための活動を行うようになるが、次第に自分がメサイアに取って代わる事を画策し始め、戦闘形態であるエンター・ユナイトを経てとうとうヴァグラスの実質的な支配者となる。
何度も倒しても復活したため、しぶとい敵だったと印象に残る。
テレビマガジンオリジナルDVDでは陣のモーフィンブラスターを奪い取り「ビートバスター」に変身した。姿は本来のビートバスターと違い目の部分がエンターのサングラスになっている等、全く異なっている。ビートバスターの能力とエンターの触手でレッドバスターを苦しめた。
そして最終的には本編でゴーバスターズへモーフィンする能力を手に入れた。 - エスケイプ
メサイアが送り込んだ2人目の幹部であり、女性型のアバター。メサイアの事をパパと呼ぶ。どこぞのスーパーサイヤ人の髪型の熱血刑事のように2丁拳銃を駆使して闘う。さらには、どこぞの宇宙海賊みたいに、ワイヤーで銃を振り回しながら戦う。銃にはそれぞれ名前がついており、黒がゴク、白がマゴク。しかしこの名前はヒロムたちには重要なキーワードとなる。オオカミのキーホルダーがついており、自在に伸ばして攻撃できる。メタロイドを作る時は、パソコン(タブレット型)のタッチパネルで操作する。緒戦におけるメサイア消滅後はエンターの立てたメサイア復活計画に従い、強化形態のエスケイプ・エボルブとなってゴーバスターズと戦うが、そのメサイア復活達成の直後にはメサイア自身により用済みとして吸収された。さらにそれ以降はエンターによって換えの効く戦闘員として再生利用される事になった。 - メタロイド
ヴァグラスの機械生命体で、様々な物質に「メタウイルス」と呼ばれるウイルスプログラムを移植する事で誕生する。
同時に、後述の「素体メガゾード」の転送が始まり、戦闘データが逐一移植される。またメタロイドには、メガゾードの転送場所を一定範囲内に絞り込むためのマーカーという役割もある。後半からはメサイアのバックアップデータの塊であるメサイアカードから生み出されるメタロイドが誕生するようになる。 - メガゾード
ヴァグラスの巨大ロボで、複数種類の素体メガゾードが存在する。
メタロイド出現時に素体メガゾードの転送が始まり、転送中に素体メガゾードにメタロイドの戦闘データが移植される事によって、素体メガゾードはメタロイドの能力を得る。すなわち場合によっては、巨大戦と等身大戦が同時に起こる事もある。またメガゾード転送開始時には、画面右下にメガゾード出現までの残り時間が表示されることもあり、1、2話では緊迫させるためリアルタイムで表示された。
敵メガゾードにはα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)、ε(イプシロン)のタイプがあり、特にγタイプはゴーバスターオーでないと対処できないほど強力、δにはディメンションクラッシュが効かず、ゴーバスターオーでも苦戦するほど強力。δははBC-04の設計図より生み出され、バグゾードやα・β・γに寄生して出現することが多い。εは30話より本編に登場、さらに42話からはメガゾードζ(ゼータ)も生み出されている。なお、素体メガゾード以外にも「バグゾード」と呼ばれる量産型戦闘用メガゾードも存在する。 - バグラー
ヴァグラスの量産型戦闘用ドロイド。主にエンターの「バグラーカード」によって生み出される。
宇宙刑事ギャバン
31・32話のみ登場。
- 十文字撃/宇宙刑事ギャバン
マクーの残党を倒すため地球に派遣された宇宙刑事。初代ギャバンと同じ母船ドルギランから発せられる粒子エネルギーで「蒸着」し宇宙刑事ギャバンに変身する。その変身プロセスはやはり0.05秒にすぎない。
初代と異なる点は、胸から発せられる光や、目の色が青くなっている。性格は正義感に燃え、若さも手伝って血気盛ん。シェリーを知っていたニックを敵と勘違いして襲い掛かった。
ちなみにテレビマガジンオリジナルDVDで登場したギャバンは初代の方のギャバンであり、窮地のレッドバスターの形勢を立て直したのみで、そのまま去っていった。
- シェリー
ギャバンの相棒で初代ギャバンで言うならば「ミミー」のポジション。ミミーと同じくバード星人であり離脱時には鳥の姿になる。チーニョ星人との関連は不明。ミミーと違うところは行動的な面があること、金遣いが荒いことで、これにはヨーコも困惑していたが、甘い物が好きという点では意気投合した。相棒になる前は土のモヂカラを使う侍として戦っていた。 - ライノダブラー
今回ギャバンが倒すべき敵。マクーの残党で数年地球に滞在していたのか、時を越え宇宙から地球へ来たのかは
不明。胸の角状のレバーを倒し、魔空空間を生み出す。詳しい魔空空間の説明は「ギャバン」の記事を参照されたし。
キャスト
レギュラー俳優・声優
- 桜田ヒロム/レッドバスター(声):鈴木勝大
- 岩崎リュウジ/ブルーバスター(声):馬場良馬
- 宇佐見ヨーコ/イエローバスター(声):小宮有紗
- 陣マサト/ビートバスター(声):松本寛也
- 黒木タケシ:榊英雄
- 森下トオル:高橋直人
- 仲村ミホ:西平風香
- 桜田リカ:吉木りさ
- エンター:陳内将
- エスケイプ:水崎綾女
- チダ・ニック(声):藤原啓治
- ゴリサキ・バナナ(声):玄田哲章
- ウサダ・レタス(声):鈴木達央
- ビート・J・スタッグ / スタッグバスター(声):中村悠一
- タテガミライオー(声):水木一郎
- メサイア(声):佐々木誠二
- ナレーション:宗方脩
- 新番組予告ナレーション:鈴木英一郎
宇宙刑事ギャバン
スタッフ
- 原作:八手三郎
- プロデューサー:佐々木基 (テレビ朝日)、武部直美 ・若松豪 (東映)、矢田晃一 ・深田明宏 (東映エージェンシー)
- 監督:柴崎貴行、中澤祥次郎、渡辺勝也
- 脚本:小林靖子、毛利亘宏
- 音楽:大橋恵
- アクション監督:福沢博文
関連動画
公式配信・公式宣伝
関連チャンネル
関連項目
- 特撮作品一覧
- スーパー戦隊シリーズ
- 動物戦隊ゴーバスターズ
- 海賊戦隊ゴーカイジャー(前作)
- レンジャーキー(前作「ゴーカイジャー」に登場するアイテム・玩具だが、ゴーバスターズのレンジャーキーも発売する)
- 獣電戦隊キョウリュウジャー(次作)
- スーパーヒーロータイム
- バスター
- ニチアサキッズタイム
- 金色の腰
- 戦隊一やかましい玩具
- スーパーヒーロー大戦
- スーパー戦隊VSシリーズ
- 宇宙刑事ギャバン
- 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE
- ボイスラッガー
- Ω<公認様だ・・・
- ゴーストバスターズ
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外部リンク
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