概要
1970~80年代の刑事ドラマは「太陽にほえろ!」や「西部警察」などアクション物が多くを占めていた。そんな中、「特捜最前線」はその当時の時世や暗い闇の部分にスポットをあてたり、必ずしも各話のラストがハッピーエンドになるとは限らないなど、非常に硬質な作品として異彩を放っていた。この年代の佳作刑事ドラマとして現在でも知られている同作品であるが、ファンから特撮最前線と呼ばれる事が多々ある。
これは出演者が過去に特撮に出演、それも主役級で出ていた経験が非常に多い事からそういう風に言われる。さらに犯人役を含めるとその数も非常に多くなる。本作での悪役は、特撮作品では正義側の主役で登場していたる事も多くあり、時には夢の対決?と言う事がある。この他シナリオライターやナレーターを含めれば、そう思われてもさもありなんと言う事も。
特撮捜査課の面々
- 神代恭介(二谷秀明)
特命捜査課の課長であり、妻が蒸発し、娘が事件の中で死亡するなどかなりヘビーなバックをもつ。そんな彼もマイティジャックの主役である当八郎役で出演した経験を持つ。 - 桜井哲夫(藤岡弘、)
特命捜査課のナンバー2であり、ヘリを使った活躍が多い彼。ご存じ本郷猛こと、仮面ライダー1号である。おそらく闇落ちしたおやっさん(小林昭二)と戦う事もあっただろう。ショッカーを倒した後、今度は犯罪と対峙し仮面ライダーアギトで警視総監として登場した…かも? - 吉野竜次(誠直也)
猪突猛進、熱血を絵にかいたような刑事であるが、秘密戦隊ゴレンジャーのアカレンジャー・海城剛である。ここでも黒十字総統と戦う羽目になった彼自身は435話で殉職するが、そっくりさんがその後に登場する。 - 津上明(荒木しげる)
当初はエリート風を吹かせながらも、徐々に特命捜査課と打ち解けた彼は城茂こと仮面ライダーストロンガーである。幾度となく闇落ちしたおやっさんや百目タイタンの姿に悩まされたかもしれない彼は、前半に殉職をしてしまっているが、後日譚が用意されるなど重要なストーリーもある。 - 叶旬一(夏夕介)
天涯孤独の身の上で一匹狼的な所もあったが、津上の後釜で配属された特命捜査課での勤務の中で徐々に尖った所が無くなってきた。彼は宇宙鉄人キョーダインの葉山兄弟の長男の葉山譲治である。弟は桜井刑事の元相棒だったとか何とか。 - 犬養清志郎(三ツ矢清隆)
殉職した吉野の補充で入って来た彼はウルトラマンタロウのZATの西田隊員で活躍した後に特命捜査課に配属されたようだ。さらにその前には光速エスパーとして活躍してたとされているが、定かではない。ZATこんなもんです。
特撮最前線関係の人物
- 早見健介(五代高之)
元々は城西署刑事課所属であり、短期間の配属であった。しかしてその正体は太陽戦隊サンバルカンの2代目バルイーグルである。この他、西部警察署にそっくりな刑事がいるようだが、既に殉職してしまってる模様。 - 桜井道夫(岸田森)
桜井刑事の2番目の兄で、弁護士である。太陽戦隊のトップであり、MATの新人の居候先の主人であったりする。
犯人役
ここでは俳優名で表記する。
この他
- メインライターである長坂秀佳は人造人間キカイダーでメインライターを務め、この他いくつかの特撮を担当。特捜最前線の中でも名エピソードとなる作品の脚本を何本も担当、その数109本である(全話で509話)
- 番組のナレーターを務めたのは中江真司であり、仮面ライダーシリーズのナレーターを長らく務めてきた。
- 長期放映作の為プロデューサーは数人いるが、その中には多くの仮面ライダーシリーズや戦隊ヒーローシリーズに関わった阿部征司も名を連ねている。
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関連項目
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