特殊作戦群とは、陸上自衛隊・中央即応集団所属の特殊部隊(SOF)である。英語名Special Forces Groupの頭文字をとってSFGp。
似たような名前に「特殊作戦軍」がある。こっちはアメリカの機関(英語名:Special Operations Command、略称:SOCOM)。
概要
日本の軍隊系特殊部隊は、第1空挺団、北部方面隊冬季戦技教育隊(冬戦教)がその役割の一部についていたが、公式なものではなかった。
1990年代末、第1空挺団内に研究グループ"S"と"G"が設立されたのが始まりとされる。2004年編成終了。
現在の構成人員はおよそ300名。3個中隊で編成され装備は(公式に発表されてはいないものの)陸上自衛隊の装備品だけではなく、M4カービン、H&K USPなど諸外国の特殊部隊で導入されている装備もあわせて運用しているものと思われる。
現在に至るも公式な任務について報告がなされていないが、陸上自衛隊のイラク派遣に伴い編成中の部隊から人員が派遣。以後何名かが常に派遣部隊に帯同していたとされる。一部の写真にはイラクより撤収する際の部隊にその姿が見られる。
つい先ごろ、初代群長を勤めた元自衛官のインタビュー記事が公開され、その記事の中では両脇に生身の隊員を立たせ部隊隊員が10メーター以上はなれた先から移動しながら的へ命中させたとも、自費でPMCの訓練に参加しているなどいう発言がされた。創設わずかの部隊として錬度向上に努めていることが伺える。
ただし、特殊作戦群を(実際はもっと作戦冒頭から参加させることで被害も少なくてすむ場合もあるのだが)最後の切り札として扱おうとしたり、実戦に即した訓練をしようとすると保身を図る陸自幹部が飛んでくるなど色々と障害も多いこともまた伺える。
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関連項目
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