特級呪物とは、漫画『呪術廻戦』に登場する「呪物」の分類の1つである。
概要
呪いを宿した物品である「呪物」の中で、特に呪いの力が強いもの。「1級術師」「2級呪霊」などが登場している呪術師・呪霊とは異なり、作中では他のランクは言及されておらず、最初から「特級呪物」が登場している。
転じて、インターネット上でのスラングとしても使われている。「呪物」と同じように「触れてはいけないネガティブなもの」「見た目がおぞましいもの」「黒歴史にかかわる物品」などを指す語として使われている。
作中で登場したもの
- 両面宿儺(りょうめんすくな)の指
- 作中で最初に登場した、最強級の呪物。過去の「呪いの王」とされた両面宿儺の指。封印状態でなければ人を殺害しうる呪霊が力を手に入れようと集まってきてしまうため、一般人が所持するのは非常に危険である。
- 合計で20本存在する。最初に登場した指は、札に包まれて封印された上で仙台市の杉沢第三高校の百葉箱に魔除けとして保管されていた。あまりにも管理が杜撰すぎるが、これについては漫画冒頭でも「馬鹿過ぎる」と突っ込まれている。ちなみに学校に魔除けとして呪物が置かれることはよくあることらしい。
- しかし、長い年月が経ったことで徐々に封印が緩み、包んでいた札は一般人でもはがせる状態になっていた。さらに、何も知らないオカルト研究会の生徒が札をはがしてしまったことで呪霊が寄ってきてしまう。
- 主人公の虎杖悠仁はこの指についてよく知らない状態で、呪霊に襲われる伏黒恵やオカ研の井口・佐々木を救うため、呪力を得ようと考えて指を食べてしまった。本来であれば即死するはずが、偶然虎杖が「千年に一度の体質」であったために生存する。ただし、代わりに両面宿儺の精神が虎杖の中に宿ってしまうことになった。
- 両面宿儺が危険な存在であるため、本来であれば虎杖は即座に死刑とされるはずだったが、五条悟の提案により「20本すべての指を食べさせてからの死刑」ということになっている。のちにほかの指も登場しており、虎杖に食べさせられていく。
- なお、こちらの世界では両面宿儺の指は企業コラボでお菓子などになっている。
- 呪胎九相図(じゅたいくそうず)
- 呪術高専東京校に保管されていた9つの胎児状の呪物。液体入りのガラスケースの中に入っている。史上最悪の呪術師とされた加茂憲倫によって作られた。平常時では人間に害をなさないが、その代わりに破壊もできない。ただし、人間を1人生贄にすることで「受肉」し、意思を持って人を殺しうる存在になる。
- 作中では一般人が犠牲となって「脹相」「壊相」「血塗」が受肉を果たした。残りの6体は既に死亡しており、作者の芥見下々氏は今後も登場することはないとしている。
- 元ネタは仏教絵画の「九相図」から。
- 獄門疆(ごくもんきょう)
- 立方体状の、目が表面に多数ついた道具。封印に使われる。「開門」した後に対象の脳内時間での1分間、獄門疆から4m以内に留めると、どんな対象であっても封印ができる。「脳内時間」であるので、対象が考えたり悩んだりしていれば、実際の時間では1分より短くても封印ができる。封印可能な期間に制限はないと思われ、内側から封印を解除することはいかなる手段をもっても不可能である。
- 天元が所有する「裏門」があり、これを使えば封印を解除できる。ただし、そのためには特級呪具の「天逆鉾」か特級相当呪具の「黒縄」のどちらかが必要であり、しかも両方とも五条悟によって破壊または封印されている。ただし、この2つの呪具に加えて来栖華の術式でも解除が可能とされている。
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 虎杖悠仁
- 両面宿儺(呪術廻戦)
- 伏黒恵
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