4件
犬塚キューマとは、革命機ヴァルヴレイヴの登場人物である。 CVは小野友樹。
概要
咲森学園3年 学籍番号/AO775 部活/バレーボール部 誕生日 /1月9日 星座/山羊座 血液型/O型
身長/179cm 好きな食べ物/お茶漬け 嫌いな食べ物/納豆 趣味/株式投資 苦手なもの/ただ働き
ヴァルヴレイヴⅤのパイロット。明るく思慮深い、人当たりの良い性格でハルトやショーコたちにとっての良き先輩でありハルトの身体異常を知りながらも受け入れ、理解した数少ないうちの一人。ハルトの恋心も知っていたため1話では「誰かにとられてから泣いても遅いからな」と焚きつけるなどしていたが、彼が人間ならざるものへと化したことでショーコへの告白を断念してしまってからは彼をより心配するようになる。
その一方で「将来は世界一の大金持ちになる」と公言するほどの守銭奴であり金儲けに余念がなく、劇中では
などを考えたが、彼自身の金儲けの能力はさほど高くないご様子。（義捐金を募った際、悪名高きＰＶが作成される前では3,414円しか集まらなかった）
なお彼が金銭に執着するのは幼少期の貧しさから病気を患った姉の治療費が捻出できずに幼くして亡くしてしまったという後悔から来るという悲しいエピソードが小説において説明された。しかしアニメではそんな事情には触れられなかったため、ただ金に意地汚いだけのように見えてしまうのがなにより悲しい事だったかもしれない。
個性的な人物の多い本作において至極まともな良識人であるがハルトの身体とヴァルヴレイヴIの奪還に協力した際、「バイクのようにはいかないな」などと言いながら戦闘ヘリの操縦をこなすなど彼もまた無茶をやらかす人。
10話での内閣総理大臣選挙後、上記の金銭面への理解の深さからか新生ジオールの財務大臣に就任した。
～先輩の活躍～
櫻井アイナに恋情を抱いており行動を共にすることが多かった他、自らの存在を蔑むハルトに「化け物じゃない」と諭し、穏やかに接する彼女の優しさをみて誇らしげに微笑んでいた。しかし告白までには至らない関係でもあった。
かたや主人公は強姦まがいの行為を経て求婚するにまで発展したというのにえらい違いである。
そのため彼女が殺害された際には激しく動揺するとともに深く悲しみ、仇を討つためにヴァルヴレイヴの搭乗者として志願する。
しかし貴生川タクミには安全性の保障の無さを、エルエルフには「才能が無い奴の希望ほど迷惑なものは無い。敵を討ったら死んだ人間が生き返るのか？」と諭されてしまい、一旦はヴァルヴレイヴへの搭乗を諦めてしまった。
なおアニメにてエルエルフが選定した彼の操縦適正は（第9話参照）
- Spatial perception 空間認識能力 [Ａ]
- Reflex speed 反射神経速度 [不明」
- Skills acquisition aptitude 技能習得適正 [不明]
- Multitasking ability マルチタスク能力 [Ａ]
- Hazard assessment 有害性評価 [Ａ]
- G-tolerance 重力耐性 [Ｅ]
と重力耐性においてかなり不安要素が残るものと思われたが、実は上記の操縦適正はエルエルフによって意図的に改悪されており、上記の評価は自身が劣った人間であるとしても立ち向かう精神性を試されてのことであり、本来の彼の適正はA評価であると小説版にて明かされた。アニメではこの改竄した操縦適正をエルエルフがキューマへ見せるシーンが無く、操縦適正を改竄していた事実への説明もほぼ無い為、逆にキューマがパイロットとして劣っていると勘違いしてしまう人も出てしまった。
その後再度襲撃してきたドルシア軍の陽動によりハルトとサキを引き離され、電力も落ちたモジュール77の窮地のどさくさに紛れヴァルヴレイヴⅢへ搭乗しようとするライゾウを制止し口論を繰り広げた。その中でキューマの無念、心中を察したライゾウの熱意にあてられ、自らのアイナへの思いを吐露し、自身も「俺の為に戦いたい」と決意を固めヴァルヴレイヴⅤと契約しパイロットとなった。
契約には、他のメンバーはほぼ衝動的に人間を辞めている中で狂暴化したハルトに襲われた経験からか唯一葛藤らしい葛藤をした人物。神憑きとなったその後は落ち着いた性格の年長者ということもあり、突出しがちなヴヴヴチームを指揮するリーダーのような役割を担うこととなる。
ヴァルヴレイヴ搭乗後に戦場で亡くなったはずのアイナと邂逅したかの様なＮＴ的な謎の描写があり、その際彼女にこっちに来ないでと「フラれた」事をハルトに語り、憑き物が落ちたが如く元の明るい彼へと戻った。コミックにて山田サンダーはノブと、小説にてハルトとサキも亡きアイナと邂逅を果たしたかのような描写がなされたがなぜこのような現象が起こったかは未だ不明。
2期でも自身の苦難に悩むハルトの理解者として支えるなど良き先輩として立ち振る舞いながらも相変わらずの金銭への執心を忘れないなどあくまで彼は彼であった。
ヴァルヴレイヴVのパイロットとして地球降下作戦に参加し、ドルシアの武の象徴であるイデアール・ブルーメを機体特性もあり苦も無く撃破するなど戦果を挙げるが、ドルシアの新兵器「キルシュバオム」の攻撃は受け止めきれないなど彼のメイン盾としての存在が窮地に陥るものの、皆の盾となり続け威力偵察を成功させる。
しかし21話にてマギウスの罠に嵌められ、またヴァルヴレイヴに関する秘密をショーコを始めとする他の生徒たちに隠していたこともあだとなり、他のパイロットと同様に周囲からの迫害を受け、脱出の際にショーコを始めとした仲間たちに裏切られてしまう。
しかしそれでもアイナが名付けた「神憑き」の名に込められた想いを胸に、ショーコたちの盾となり皆を送り出した後、最後の使命として売り渡されたハルトとエルエルフを救出する。奪還に成功し、せめてもとモジュールの近くまで送り届け、彼は残った敵を道連れにして宇宙に散った・・・本当にこの作品、いい奴ほど報われない。
ハルトの異常性を間近で垣間見ながらも真っ先にそれを受け入れサポートし、その最後には酷い扱いを受けながらも皆を守る盾として殉じた優しい彼の死後が安らかなものである事を祈るばかりである。願わくば先に天国へと旅だったアイナと幸せに・・・
ヴァルヴレイヴV "火打羽"
咲森学園地下の格納庫に保管されていたヴァルヴレイヴの中の一機。メインカラーは青。なお彼が搭乗の決意を固めた際、目の前にあったⅢ号機ではなく離れた場所にあったはずのこの機体にいきなり搭乗しているが、これはライゾウがⅢ号機は自分が乗ると譲らなかったこと、キューマが皆を守る力「盾」を装備したこの機体に強く惹かれた為であることが小説にて説明された。
～他にも小説版では上述のようにアニメでは明かしきれなかった設定やアイナの優しさ、存在感の増加、ライゾウとに芽生えた友情なども描かれており非常に出来が良いのでぜひ読んでみてほしい～
第9話「犬と雷」にて起動。キューマの高いポテンシャルもあってか初登場時点で超常的な性能を見せつける。特能装備はヴァルヴレイヴの構成材質で最高硬度を誇る「クリア・フォッシル」（袖や踵、刃を構成しているクリアパーツ）製の蝶の羽のような大型シールドと、全身に施された増加装甲類と全身に纏うミラーレイヴから生成した特殊エネルギー皮膜によるコーティングを総称した「ＩＭＰ」。ドルシア艦隊の艦砲射撃はおろか、要塞攻略用の「超伝導流体加速砲」すらも無傷で弾き飛ばすなど、盾での防御がよく描写される本作において一機次元の違う防御力を誇っている。防御時には上述の特殊エネルギー皮膜がはじけ、蒼く光り輝き非常に美しい。また防御時の熱量上昇率も他の機体と比べて大幅に低減されている。
防御特化機体ではあるものの火力も非常に高く、砲門がボウガン状に14門並んだ火器「ボルト・ファランクス」は拡散状態でも多数のドルシア量産機「バッフェ」を一撃で撃ち抜き、収束させることで艦隊のミサイル斉射をも防いだバッフェの集合防御形態「ファランクス」を盾の上から撃ち砕くなど中距離限定の兵装とはいえ圧倒的な性能を誇った。
そんな当機も13話にてⅢ、Ⅳ号機に続き愛称を頂戴する。その名も「BEAST HIGH」
大型シールドにデカデカとロゴマークが付けられており非常にさまになっているが実はコレ、キューマの案によりネーミングライツを獲得した清涼飲料水の名前である。お前、自分の相棒をそんな扱いでいいのか？
劇中ではその清涼飲料水のＣＭタレントをサキが担当しており、彼女の仕事を選ばないはっちゃけっぷりは一見の価値あり。
「君の中の獣が目覚める！」
Ⅰ・Ⅵ号機のような特殊能力やⅢ・Ⅳ号機のような派手なギミックこそないものの兵器単体としての性能は極めて高い堅実、ハイスタンダートな機体といえる。
プラモデルは機体の胴体部になされた増加装甲類は基部が可動するため可動を阻害することが無く、目玉である大型シールドもクリアイエローの一体成型で構成されており、ジョイントの自由度の高さから原作と変わらぬポーズをとる事が出来る。武器のボルト・ファランクスにも若干の短さを感じさせるがまた別の色のクリアエファクトパーツで弾道が成型されており、VVVキットの中でもトップクラスの良作である。なおBEAST HIGHのロゴシールは同梱されなかった。まぁいらないよね。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt
