犯罪者とは、法に抵触する行為を犯した人の事である。
道徳に反する行為、世間一般的に許されざる行為を行った者に対しても慣例的に「犯罪者」と呼ぶ場合があるが、その行為が法に抵触していなければ犯罪には当たらないので、そのような者を犯罪者扱いするのは厳密に言えば誤りである(モラルに欠ける人、罪なことをする人などと言うのが本来は正しい)。
概要
日本で犯罪行為を行い法を破った場合は「犯罪者」と呼ばれ、社会的・国家的に罰せられる。
法律はあらゆる場合に対応する為、わざと多少曖昧な部分がありそれらを全て厳密に解釈するのであれば、正常に社会生活を送っている者である限り、全ての法に一度も抵触した事の無い、という者は殆ど居ない筈である。
ニコニコ動画における犯罪者
この記事で扱う犯罪者とは、不特定多数の目から見て法に抵触していると認識される(自分以外の)者の事である。
不特定多数から『犯罪者』と認識される事が重要であり、実際に法律に抵触しているかどうかは関係ない。
多数派である一般的弱者にとって、安心を得る為には自分より下の存在を認識するという行為がとても有効である。
古くは魔女狩りなどを代表に『疑わしきは罰せよ』の精神が多数派の安心の為に広く利用され続けている。
但し、相手を『犯罪者』と断ずる場合は実際にはそれほど多くはなく、殆どの場合は新参・ゆとり・DQN・・・ などと、一部で使われる蔑称で他人(相手)にレッテルを貼り付け、一方的に貶める事で一時的な心の安定を図るのが一般的である。
この手の中傷をする事で安心が得られるという事は、自らの精神もそれなりに卑しい物であるに違いないが、
そんな事は一々確認するまでも無い当然の事であり、重要なのは相手を貶めて安心を図る事である。
ニコニコ動画で実際の法に抵触する場合
- 著作権侵害
- 投稿動画の多くが何らかの著作権を侵害しており、殆どの場合はうp主、視聴者、運営、著作者、全員が無視する為、何の問題も無い。
運営による利用規約も、法律違反の幇助の疑いを免れる為の保険的建て前にすぎず、利用規約を全ユーザーが正確に遵守した場合、ニコニコ動画は成り立たなくなると思われる。
著作権所持団体側が商売の大幅な不利益になると判断した場合に最新の商業メディアなどを違法に利用した動画を削除する程度である。
又、動画を視聴するユーザーの腹の虫の居所が悪かった場合に「コレ犯罪だろ」 などと言いがかりをつける事などにも利用される[1]。「著作権違反は親告罪である。」などと主張する者も居るが、実際の法に抵触するかどうかは関係ない。
そこに居る者たちの心情的にそれが『犯罪的』であるかどうかが問題なのである。
ネット上にある商業メディアをコピーして不特定多数の者に閲覧可能にする事(動画のうp)は、
例えるなら、本屋で本を買わずに大量にコピーして製本し、本屋の外に平積みで並べて一般通行人に無料で配る行為と大して変わらない。
説明するまでもなく『悪の行為』なのだが、ぶっちゃけ現在のうp主たちで、自分の悪事を自覚し、悪を覚悟している者は少数派になりつつあると見られる。
又、視聴者に至っては著作権違反の動画を見る事で他人の商売を妨害しているという意識を持つ者などほぼ皆無であろう。
YouTubeやニコニコ動画が普及する以前、一部のコアなPCユーザーたちがファイル共有ツールなどで著作権違反動画を頒布していた頃[2]、視聴ユーザーたちには自分の行為が悪である事の自覚と、ある程度の罪悪感が存在していた。
それをYouTubeやニコニコ動画は何の知識も持たない多くの初心者ネットユーザーに極めて安易に違法動画を提供し、罪悪感などの価値観を生まれる前に奪い去ってしまった。
彼らは商業メディア界に於ける『重犯罪者』である。
が、利用者・視聴者にとっては楽しければどうだっていい事。
『犯罪者』とは、主に他人を貶めたい場合に便利に利用する実に曖昧な定義である。
他人に対して使う事が最重要であり、自分にコレが使われる事は極力避けなければならない。 - 交通法規違反
- 交通法規に抵触している者の様子を撮影した動画など。自慢、もしくは晒し上げとしてうpされている。
- 飲酒・喫煙・淫行などの違反各法に抵触している者の様子を撮影した動画など。
- 自慢、もしくは晒し上げとしてうpされている。
関連項目
脚注
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