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秘密裏の荷物検査が14歳を丸裸にする・・・

狂覗とは、2017年 7月22日公開の日本映画である。監督は藤井秀剛。総制作指揮を山口剛が取る。

概要

14歳に満たぬ者の行為は、それを罰せず

宮沢章夫の『14歳の国』を原案とした学園サイコホラー。

教師たちが万田という女生徒を話題の中心としつつ生徒が誰一人もいない教室で汚い本音をぶちまけながらドラマが進行する。

大物俳優はだれ一人出ておらずCFAと呼ばれる無名の脇役俳優たちで出演を固めた異色の問題作。

キネマ旬報による2017年公開映画ランキングで47位に選出。

予算の都合上、20年前のカメラと編集機器で製作された。そしてデジタルリマスターの末、映像の荒れを減少。20世紀最後のテクノロジーで作られ、21世紀最新のテクノロジー(2017年当時)でHDリマスター化された唯一の作品を謳っている。

主演を務めた杉山樹志は映画公開中の8月に自宅で突然死しておりこの映画が遺作となってしまった。享年28歳。ご冥福をお祈りします。

とある朝、豊玉第三中学校校長室で変態教師が拘束され瀕死の重体で発見された。
盗撮サイトを運営していた教師の在籍、さらに状況から犯人は同校生徒の可能性が高いということもあり学校側は隠蔽を画策。
責任を押し付けられた理科を担当する森は学生の現状把握のために他の教師を集め体育で生徒が出払っているすきを見計らい秘密裏に抜き打ちの荷物検査を開始する。
しかし、5人の教師による無断の持ち物検査は、生徒の現況を露わにするとともに、集まった教師の化けの皮をも剥いでゆく。
そしてこの教室を牛耳る容姿端麗で頭の出来もいい万田という少女の存在…彼女は14歳の悪魔とも呼ぶべき超高校級の問題児だった。