概要
原始時代から現在に至るまで人間は狩猟を行い生活を営んできたと言っても過言ではないだろう。
ある時はその日を生きるために、またある時は趣味として楽しんで、そしてまたある時は生計を建てるためにと、昔から人間にとって狩猟は切っても切り離せない関係である。
現代社会でもそれが息づいており狩猟を生業としている者もいる。ただ、現代社会においては狩猟は気軽に始められるわけではない。また、素人が気軽にライフルを持って散歩の途中で見つけた山の中とかを適当に歩き回って何も考えずに獲物を捕らえてはならない。
まずは狩猟免許を取得しなければならない(※)のである。その過程において狩猟はライフルだけではなく、罠を設置する勉強だったりと、様々な知識を体得しなければならない。その上で、地域のルールに則って猟場にて狩猟を行うのである。
狩猟免許には、自動車免許のように第一種・第二種などの分類がある。第一種は散弾銃とライフル銃、第二種は空気銃に関する免許である。また、それらに加えて網猟免許、わな猟免許の2種類があり、狩猟免許は合計4種類の分類となる。
余談だが、バイアスロンという冬に行われるスポーツは狩猟がその原型である。
競技としては18世紀後半ごろに北欧の国々で行われていた軍隊の訓練の一環として始められている。
※厳密には獲ってはいけない動物や狩猟期間等々各種知識を持ち、法定猟具ではない道具を使い、地域のルールを守って獲る分には免許はいらない。
例:家の倉庫に粘着式のネズミ捕りを仕掛けるのは狩猟免許無しでも可
しかし現実問題として法定猟具を用いなければ成果を得るのは難しい。
また地域の他の猟師への繋ぎを取っておく必要もあり(最悪誤射などの事故が起きうるため)、免許不取得では関係を築けるのかといったことも考えられる。
猟師
狩猟を知っていても、猟師になるのは大変である。
- いくら猟銃を持っていても気配に気付かれれば姿を見せてくれない、軽々と逃げられてしまう。
- 動物の通らない場所に罠を仕掛けても何も掛からない。
- 動物は意外と賢いため、不自然な匂いや痕跡でバレてしまい引っ掛からない。
- 道のない起伏のある地形・山林に入っていく、解体・運搬するなど体力も必要。
関連動画
関連項目
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