猫草とは、以下のものを指す名称である。
猫は概要がお好き
ジョジョの奇妙な冒険・第4部『ダイヤモンドは砕けない』にて登場した生物。
元は本能と欲望のままになすがまま生きるだけの、普通の猫(ブリティッシュ・ブルー種)だったが、スタンドの『矢』で貫かれたことで喉元に穴が開いている。吉良が潜伏している川尻家にたまたま入り込んだ折、川尻しのぶに誤って殺されてしまったものの(実際は仮死状態のままで、死亡してはいないが)、スタンド能力が発現した事がきっかけとなって庭へ埋葬された翌日に猫とも草ともつかないような謎の植物として生まれ変わった。
見た目の特徴として、猫や人間と同じように目や鼻、口がある植物、という外見をしている。そのため呼吸も口や鼻から行っているらしく、鼻を塞がれると苦しみだす。なお、植物らしく「二酸化炭素」を吸っているのか、猫らしく「酸素」を吸っているのかは判明しないが。
植物なのでその場から動けず、生物の常として日の当たらない場所では活動をしない(眠ってしまう)。
匂いに敏感で、煙草が嫌い。キャットフード以外にも自分で捕えたスズメを食べるなどの猫らしい特徴もあるが、基本的に猫だった頃と同じく「本能と欲望のままになすがまま生きる」気まぐれな性格。
しかし、自らをこんな境遇へ追いやったきっかけである川尻しのぶに対しては怒りを抱いており、植物になって最初にしのぶの姿を見た時はその怒りから攻撃をはじめ、危険性を感じ取った吉良と戦闘になる。吉良の「キラークイーン」による爆弾化能力を「爆発に必要な『空気』を遮断する」ことでものともしないばかりか一時は吉良に恐怖を刻んだほどだが、たまたま庭に転がっていたボールを与えたことで戦闘行為への興味が薄れた事から事態は収束。
「使い方によってはこの能力を利用できる」と考えた吉良によって、庭から掘り起こされ川尻家の屋根裏部屋で秘密裏に飼われていた。
その後も成長した事で凶悪そうな見た目へと変貌していき、やがて川尻家の息子・早人に存在を知られるとバイツァ・ダストの能力へ立ち向かうべく利用された事もあったが、最終的に吉良の手に渡った事で仗助との最終決戦時にキラークイーンの腹部へ内蔵され、一体化された状態となる。キラークイーンとの戦闘では相性が非常に悪い仲だったが、早人が評する通り「この上ないほど相性のいい組み合わせ」として仗助を苦戦させた。だが、最後は死の淵から復活を果たした億泰によってキラークイーンの腹部から猫草の身柄が奪い取られた事を皮切りに吉良は段々敗北へと向かっていった。
第4部完結後は億泰の父親と仲良くなって、共に過ごしているらしい。
ちなみに作中では吉良に『ストレイ・キャット』と命名されて以降はストレイ・キャットと呼ばれているが、早人からは「猫草」と呼ばれている。
昔、猫だった植物の図鑑
- スタンド名:ストレイ・キャット(吉良が命名)
- 脳:きっとこのへん(頭部)にある。
- 耳(頭頂部?):コチョコチョやると、ブルルンとむずがゆがる。
- 額:もともと猫の額のように狭かったが、今は全然ない。
- 目:ギョロギョロ動くが、猫と違って夜はあまり物が見えない。見つめられるのは嫌い。
- ヒゲ:ココで空気を操作する。
- 口:「ンニャンニャ」「ミャオ」「フガー」とか鳴く。水や食べ物はここから食べる。ベロもある。
- 爪:なし。
- 背骨(茎?):骨格のようなものは一切無いが、首のところをなでると不気味なゴロゴロ音が鳴る。
しかし、食べ物からは消化液が出ていて、腹を壊すとゲロを吐く。- 葉:ものを掴むことができる。(猫だった頃の癖なのか、)動いているものについ飛びかかってしまう。昔しっぽだった葉は、考え事をするとゆっくりと左右に振る癖がある。
- 血液:なし。
- 臭い:青くせー
- 根:体を支えているだけのもの。ここからは土の栄養分や水などを吸ったりはしない。 ・・・が、ウンコはこの根毛から自然に出て行く。その肥えた土は虫などをおびき寄せ、それを捕まえてヒマつぶしに遊んだりする。
- 好物:トロ、甘エビ、紙袋に頭を入れる事、ニコニコ動画TVを見る事、ほめられる事
- 嫌いなもの:タバコ、ワサビ、ミカン、寒いところ、川尻しのぶ
- 繁殖:?
- SEX:?
- 寿命:?
- 冬越え:ほとんど眠って過ごすが、こたつの中は大好きで活発になる。
ぼくだって 生きている
スタンド能力
- ストレイ・キャット
【破壊力:B / スピード:E / 射程距離:なし(見える範囲?) / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:C】 - 猫が「猫草」として植物へ生まれ変わった事で新たに発現したスタンド能力。
猫草自身と一体化しているスタンド能力につき、スタンドのビジョンは無い。
空気を自在に操る能力を持ち、圧縮した空気を弾丸のように撃ち出して攻撃する事が可能。また周辺の空気を真空状態とする事で炎や爆発を起こさせない事もでき、さらには生物の血管に空気を注入すれば空気塞栓を起こさせ死に至らせる事もできる。
また空気を圧縮し広く展開すれば大きな衝撃もクッションのように受け止め防御できたり、相手の身体に纏わり付かせれば動きを止められるなど、あらゆる用法を見出せる。 - 厄介なことに空気を操っている間、その空気の色が変化したり匂いがついたりすることがないらしく、スタンド使いから視認しづらく、集中してみると薄らと見える程度。その一方で、スタンド使いでない者にも猫草が操っている空気はかろうじて見えるようで、早人はその特性を突いて危機を切り抜けたり、空気弾の場所を伝えたりした。
もっとも猫草自身は前述の通り気まぐれな性格のため、基本的には自分を攻撃しようとする者がいたり機嫌が悪い時以外には、この能力で他者を攻撃する事は無いが。
なお、このスタンド能力は光合成によって行うもので、日差しが強ければ強いほど空気を操るパワーも強まるが、夜間や暗闇の中だと光合成ができなくなりパワーが弱まる。
吉良によってキラークイーンの能力に応用された際は、圧縮した空気に「触れられる」事を利用して空気弾を空気爆弾へと変化させ、自由自在に操縦したり任意の場所で爆発させるという用法も見せた。また、キラークイーンの能力で一度空気弾を切断されても、普通の空気に戻らず、爆弾としてそのまま機能するようになっていた。
空気を操るのは猫草の能力なのだが、作中では吉良の意思で爆弾となった空気弾を操作されているなど、不可解な部分も少なくない。(キラークイーンの腹部へ収まった事で、猫草の思考が吉良と同調した、と考えられなくも無いが。) - 名前の由来はアメリカのネオロカビリーバンド『ストレイ・キャッツ(Stray Cats)』。
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