玄関にクワガタとは、家や部屋の玄関の前にクワガタムシが置かれている様子である。
※玄関前でない場合や、クワガタムシでない場合もあるため要注意。
珍しい物を「餌」に、個人情報・アカウントなどを特定する手段として用いられる。
概要
「自宅の周辺や職場・学校などで、普段は遭わないような変わった出来事に遭遇しても、ネット上に投稿してはいけない」という話題でよく引き合いに出される。実際に家の前にクワガタムシを置き、その様子の写真がネット上に投稿されるのを待ち、投稿された後にアカウントと自宅の位置、あるいは帰宅時間を紐付け特定する手段として使われている。
つまり「Twitter等のアカウントを特定、個人情報を取得し、犯罪(空き巣やストーカー、嫌がらせ)行為に転用する」もの。
実際にこの手口を使われて、ネット上の投稿から家にいない時間帯を狙った空き巣に侵入され、1億円を超える被害に遭った事例がある(→ニュース記事)。
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https://twitter.com/yshirou/status/1325973020406505472
時期と地域によっては、玄関にクワガタムシがいることも珍しくなかったりはするのだが…。
注意すべき点として、置く対象はクワガタでなくてもよく、カエルやカニ、変わったご当地グッズなど、とにかく変わったもの、珍しいものであれば何でもよい。クワガタがどうのではなく「玄関前になんか落ちてる」という時点で気を付けたほうが良いし、通勤経路など玄関前でない場合もあったり、そもそも「置く」以外の行為をする場合もあるので要注意。
玄関にクワガタムシを置くという行為自体が、特定の手段として広く認知されてきているため、今後は別のものを置いたり、あるいは「置く」系以外の珍しい出来事を引き起こして特定しようとすることも考えられる。
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https://twitter.com/gooohinata/status/1226030565691838470
自分が所有する高価なものの写真(指輪・レアなグッズやカード等)を投稿するのもできれば避けた方が良い。空き巣のターゲットになる危険性がある。
また、故意でなくても、今日起こった変な出来事にまつわる単語を、Twitter等で一般人がなんとなく検索する場合も考えられる。その場合、同じ体験をした地域や職場・学校の人のアカウントが他者から特定できてしまう可能性もある。
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https://twitter.com/comori_uta/status/1283923789588230144
写真の投稿も、珍しい出来事の有無に限らず、自宅や職場・学校の中や周辺が写っていれば避けた方が良い。過去には瞳に写った街の風景から居住地域を絞り込み、自宅が特定されたという事件もある(参考)。
何気なく撮影した一枚の自室の写真にも、あなた個人を特定するヒントは山積みである点にも注意したい。制服から学校、作業着から会社を特定できるし、特徴的な私服やグッズを持っていれば特定は時間の問題かもしれない。(→特定)
玄関にクワガタのように「餌」を用いることなく、対象の投稿した「情報の断片」を集め特定を行うものは「モザイクアプローチ」(項目参照)と呼ばれる。
関連静画
関連項目
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