玉とは、以下のことを表す。
- 玉(たま) - まるいもの
- 玉(たま) - きんたまのこと
- 玉(ギョク) - 美しい石、宝石のこと。特に翡翠のこと
- 玉(ギョク) - 将棋の駒の一つ。玉将。王将と同じ
- 玉(ギョク) - 天皇、天子のものであることを表す接頭辞。例:玉音放送
- 玉(ギョク) - 投資用語。例:見せ玉、建玉、・・
- 玉 - たまごのこと
人名
漢字として
- 意味
- 美しい石、翡翠、美しい、玉のように白い、優れている、天子、王、という意味がある。
- 〔説文解字・巻一上〕は「石の美なるもの、五德有るなり」とし、玉がもつという仁・義・智・勇・絜の五徳について「潤澤にして以って溫なるは、仁の方なり、・・・」と解説する。これは〔荀子・法行〕による文[1]である。
- 字形
- 複数の玉を繋ぎとめたものの象形。〔説文〕に「三玉の連ぬるに象る。丨、其れを貫ぬるなり」と、三つの玉を連ねた形とある。篆体は王の字の楷書体のように書き、それが正字。篆体における王と玉の違いは、玉が3つの横画が等間隔なのに対して、王は上の二つの間隔が狭く下の横画が太いところである。
- よく似た字の玊は、〔説文解字注〕によると珛の正字で、朽ちた玉を表す別の字。
- 音訓
- 音読みはギョク(漢音)、ゴク(呉音)、訓読みは、たま。名のりに、きよ、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校1年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 玉は部首、玉部を作る。偏の場合は王の形をとり、たまへん、おうへんと呼ばれる。宝石を表す意符である。
- 声符
- 玉を声符とする漢字に、㻃、頊などがある。
- 語彙
- 玉案・玉衣・玉韻・玉宇・玉英・玉液・玉音・玉花・玉珂・玉階・玉函・玉関・玉環・玉顔・玉肌・玉潔・玉壷・玉匣・玉座・玉砕・玉脂・玉璽・玉室・玉酒・玉人・玉声・玉石・玉屑・玉帯・玉笛・玉杯・玉門・玉露・玉郎・玉椀
異体字
互換文字
関連項目
脚注
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