概要
能登地方および能登地方最北端の都市。県庁所在地である金沢市から北東へ約140kmの地点に位置する。
七尾市、羽咋市、輪島市とともに能登地方を代表する都市で、人口は2021年の時点で約12000人が住んでいる。ただ近年では人口減少が激しく、人口過疎化地域の上位都市として名前が挙がるほど全国的な社会問題となっている。
金沢や七尾、輪島と同じく観光都市としての性格が強く、市内には見附島(軍艦島)や禄剛崎などの海の名勝が多数あり、バイクツーラーなどの人気スポットになっている。
また2017年からは、「奥能登国際芸術祭」が9月~10月の期間で行われており、人気イベントの1つとなっている。
また、東方・アイマス・艦これなど同人活動が盛んなジャンル界隈においては、同人誌印刷を数多く手掛けるスズトウシャドウ印刷の所在地としても著名。
かつてはのと鉄道能登線が走っていて鉄路でのアクセスが容易であったが、2005年に全線廃止となったため、現在では北陸鉄道バスが運行する特急バスか自家用車でのアクセスが主流となっている。
珠洲の特産品
市域のほとんどが海に囲まれているため、古来から漁業や塩業が盛んであるという特色を持ち、特に塩業は現在でも盛んに行われている。ちなみに「揚げ浜式製法」と呼ばれる昔ながらの製法で製塩が行われている。
さらにはバスマットや七輪の原料としても使われる「珪藻土」の産出地としても有名で、県内の道の駅や物産店には珠洲産珪藻土を使って作られた七輪や鍋敷きなどのお土産を数多く販売されている。
地震
2020年12月以降、珠洲市は典型的な地震の巣になっており(群発地震)、何度も大地震に襲われている。2022年6月に震度6弱の烈震が珠洲市を襲ったのを皮切りに、1年後の2023年5月には震度6強の激震(奥能登地震)が同市を襲い、再び被災。そして2024年1月の巨大地震(令和6年能登半島地震)では壊滅的な被害を受けた。
ニコニコと珠洲市
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