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概要
現在進行形とは文法用語であり、現在の時点で進行中であることを示す表現方法である。日本人であれば英文法として学ぶ機会が多いと思われるが英語に限らない。
転じて日本語として文字通りの意味で使用されることもある。例: 「現在進行形で~しています」
英語の現在進行形
英語では”present continuous”と表記する。基本的には「何かがすでに始まっていて、まだ完了していない」ことを意味する表現である。
Sは主語。 be動詞は現在進行形では現在形に変化させる。 ~ingは動詞のing形で動詞の原形にingを付加したものだが、動詞の末尾により若干変化することがある。
比較例文
- 〔現在形〕I watch TV every day.【私は毎日テレビを見る。】
- 〔現在進行形〕I am watching TV now.【私は今、テレビを見ているところです。】
- 〔否定文〕I'm not watching TV now.【私は今、テレビを見ているところではありません。】
- 〔疑問文〕Are you watching TV now?【あなたは今、テレビを見ているところですか?】
基本的な使い方
現時点において、何かの動作が進行中であることを示すことができる。
”What is she doing?” “She's reading a book.” (「彼女は何をしていますか?」「本を読んでいます。」)
ただし、現時点でその動作が行われていなくても現在進行形を用いることがある。
“What are you reading these days?” “I'm reading 'The Time Machine.'”
(「最近何を読んでいますか?」「『タイムマシン』を読んでいます。」)
この例では、この会話の時点で「本を読んでいる」のではなく、「しばらく前に本を読み始めて、まだ読み終わっていない」、ということを示すために現在進行形を用いている。
現在形と現在進行形
いくつかの動詞(like, know, belong, seeなど)は、現在進行中のできごとであっても現在形しか使えない。
一方で、look, feelなどの動詞は、現在形でも現在進行形でもほぼ同じように使うことができる。また、いくつかの動詞は、現在進行中のできごとについてどちらの形でも使うことができるが、現在形と現在進行形で意味やニュアンスの違いがある。
“I think she is right.”(私は彼女が正しいと思う。)
“I'm thinking about her.”(彼女のことを考えています。)
thinkが「~だと信じる、~という意見を持っている」という意味で用いられる場合、現在進行形にはならない。しかし、「何かについて考えている」という意味においては、現在進行形が用いられることがある。
“I live in Osaka.”(大阪に住んでいます。)
“I'm living in Osaka.”(大阪に住んでいます。)
日本語に訳すと同じ意味になってしまうが、前者は「ずっと大阪に住んでいて、引っ越す予定はない」というニュアンスなのに対して、後者では「出張などで『一時的に』大阪に住んでいる」というニュアンスがある。
現在進行形と未来
現在進行形を用いて未来のことについて表現することができる。
基本的に「すでに手配済みの未来の予定」について用いられる。
“What are you doing tomorrow?”(明日何をするつもりですか?)
“I'm meeting a friend of mine.”(友達と会う予定です。)
この例では、「すでに友達と連絡を取り合って、どこで会うか、何時に会うかなどを決めてある」というニュアンスになる。
これに対し、be going toは「予定は決まっているけれども、特にそのための準備はしていない」状況で、willは「未来の予定を今決めた」という状況で用いられる。
また、ある動作を始める直前において用いられることもある。
“Hurry up! Everybody's waiting!” “I'm coming!”(「早くしろ!みんな待ってるぞ!」「今行くよ!」)
この例における“I'm coming”は、「(これから)すぐに行く」という意味であって、「今そっちに向かっている途中だ」という意味ではない。
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関連項目
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