理不尽にも吹き飛んだおっさんとは、PS1用RPG「アンシャントロマン」に登場するおっさんである。
概要
プレイステーション用ゲーム「アンシャントロマン」のオープニングムービーで、ある星が突然爆発し、その影響をもろに受けた地球に似た惑星の文明が瞬時に崩壊。家屋や人間たちが粉微塵に吹き飛んでいく中で、いきなりあるおっさんが画面にアップになり、彼自身も数秒後に木っ端微塵に吹き飛ばされてしまう。
本来なら凄惨なグロ動画となるところなのだが、当時のPSゲームで多用されていたポリゴンのかけらとなって飛び散る描画法のおかげかあまりグロさは感じさせない。それどころか口を半開きにして呆然と目を剥いたその表情がインパクト抜群であり、奇妙な笑いを誘うムービーとなった。
当ゲームの中でもとりわけ印象的な存在として、主人公のカイを遥かに超える存在感を発揮している。
「アンシャントロマン」そのものがマイナーな存在であったこともあり、殆ど知られずに埋もれていたが、2020年にクソゲーレビュー動画投稿者のからすまAチャンネルで同ゲームが取り上げられた際に上記ムービーが動画内で紹介されたことで急激に知られる事態となる。それによりネタ動画・ネタ静画が数多くアップされることとなった。
なお、正式な名前などまったくないモブキャラクターなのだが、上記のムービーでの説明書きから「なぜか理不尽にも吹き飛ばされてしまった」おっさんキャラということから「理不尽にも吹き飛んだおっさん」と呼び慣わされるようになる。
ちなみに、この理不尽にも吹き飛んだ文明の話は、実はゲームの本筋には全く関係ない。一応、この滅びた文明の残留思念らしきものが「呪い」として作用し、主人公たちの敵となる「魔物」を生み出した(らしい)ことが示唆されるだけである。エンディングまでゲームを解いても、そのへんの謎に関してはサッパリ言及されないのである。こっちの方がよっぽど理不尽じゃないか!
関連動画
関連静画
関連項目
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