琉球エアーコミューター(琉球エアーコミューター、Ryukyu Air Commuter)とは、日本の航空会社のひとつである。
日本トランスオーシャン航空の子会社(沖縄県なども出資する第3セクター)であり、親会社(および親会社の親会社)と異なり世界的な航空連合「ワンワールド(oneworld)」加盟航空会社ではない。
通称RAC(ラック)。
JTAの親会社である日本航空が間接的にRACの議決権を保有しているため、法令上はJALの子会社となる。
概要
琉球エアーコミューター Ryukyu Air Commuter |
|
ICAOコード | -- |
IATAコード | RAC |
コールサイン | RYUKYU |
アライアンス | なし |
保有機材数 | 5機 (2018/4現在) |
ハブ空港 | 沖縄/那覇 |
就航地 | 10都市 |
1987年2月に那覇-慶良間線で運航を開始。公共施設地図航空が運航していた沖縄県内のコミューター路線を運航を引き継ぐために設立された。なお、公共施設地図航空は金のペーパー商法で有名だった豊田商事の関連会社であった。当初は大手航空会社の傘下でない会社として設立されている。BN-2Bアイランダー(定員9名)が運航開始当初の機材である。
1991年には日本航空の子会社である南西航空(→日本トランスオーシャン航空)の出資を受け、同社の子会社となる。それに伴い、間接的に日本航空がRACの議決権を所有することとなる。
南西航空の傘下となったのに合わせ、同社が運航していた路線の一部とDHC-6ツインオッター(定員19名)がRACへ移管された。
1997年からはDHC-8-Q100(定員39名)が導入され、DHC-6は2002年までに、BN-2Bは2009年までに退役した。DHC-8の導入により座席数の拡大が図られた。
2007年にはDHC-8-Q300(定員50名)も導入された。
2013年にはJTAが運航していた与那国空港と久米島空港発着路線の一部がRACへ移管された。しかしJTAではボーイング737-400で運航されており、RACへの移管後は貨物の輸送力減少が問題になった。特に与那国町においては特産のカジキの輸送に大きな支障が出るようになったため、強く問題視されてしまった。
2016年からはDHC-8-Q100/Q300を置き換えるための機材として、DHC-8-Q400CCを導入。Q400CCはQ400標準型(定員70名程度)より定員の少ない50名(Q300と同一)であるものの、貨物室の拡張された仕様である。貨物室の拡張により、前述の貨物輸送力減少の問題の解決が図られることになった。
老朽化のためQ100は2017年、Q300は2018年をもって退役した。
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