琉球ゴールデンキングスとは、沖縄県沖縄市を本拠地とするバスケットボールクラブ、及びBリーグに所属するプロバスケットボールチームである。
概要
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bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)参入を機に誕生したバスケットボールクラブである。
愛称の「ゴールデンキングス(Golden Kings)」は沖縄県がかつて独立した国『琉球王国』だったことにちなんでいる。そして、"リーグの中の王様(キング)に・・・"という想いも込められている。
ちなみにbjリーグ時代、略称としての地域名については自治体名で表示しなければならなかったため、その際は「琉球」ではなく「沖縄」と表記されていた。
歴史とか特徴とか
誕生の背景
沖縄県は戦後間もなくアメリカの占領下だった頃から在米軍事基地がある現在に至るまでアメリカの文化が反映されていることもあり、アメリカンスポーツであるバスケットボールが野球とともに盛んである。(そこ、"アメフトは?"とか"アイスホッケーは?"とか言わないの!同じくアメリカ生まれのバレーボールは一応盛んだよ、うん。)
そんな地域がノンプロリーグのJBL(⇒NBL)よりも比較的参入しやすいプロリーグであるbjリーグに目をつけないわけがなく、早々とクラブ誕生に向け着手。bjリーグ創設から2年後の2007年に誕生すると共に参入していくこととなる・・・。
"走るバスケ"
琉球のチームプレーコンセプトである。これはクラブとして「バスケットボールという競技の本当の楽しさを知ってほしい」という方針があるため。ただ、チーム初年度は走り負けすることが多く、中々機能しなかった。しかしその方針はブレること無く現在も変わっていない。
4度のbjリーグ制覇
bjリーグ初年度こそ最下位に陥ったが、2年目からは大阪エヴェッサの4連覇を阻むなど、脅威のスピードで頭角を現し初優勝を成し遂げる。これをきっかけに、bjリーグで優勝4回・準優勝1回・3位1回といった成績を収め、殆どのシーズンで上位に食い込んでいった。
これが、Bリーグ開幕における全国ネットの地上波テレビ放送付きのオープニングゲーム出場確定に繋がっていくこととなる。
大きなハンディキャップを抱えた小さな地域のクラブだからこそ・・・
日本の最南端である沖縄県は人口約140万人と都道府県の中でも少なく、最北端である北海道と異なり大都市なんて無いので、スポンサー獲得も難しい。また、前述した通り県人口で約140万人なので、地元在住の観客に飽きられて二度と足を運ばれなくなるのを防ぐために・・・要は毎試合席を埋められるようにするために、試合演出やプロモーションに力を入れている。
これは沖縄県自体が「他地域と異なり県外の人間が気軽に来れない地域」故に、"県外の人間がホーム戦に足を運ぶことなんて期待できない"とクラブが自覚していることも関係している。
また、地域密着を大切にするために、所属選手の半数を沖縄県出身者にしていたりする。これで「強くなるために出身地にこだわらず有望な選手を獲得していく」クラブが多い中で4度のbjリーグ制覇を成し遂げていったのだから大したものである。
ホームタウン・沖縄市
それまではただ単に県単位がホームタウンであり、那覇市を始め県内各地でホーム戦を行っていたが、2015年、クラブは沖縄市と共同会見を開き、沖縄市をホームタウンにすることを発表した。そして沖縄市は1万人以上を収容出来る大規模なアリーナの建設も進めており、2020年度にオープンさせることを予定している。
余談だが、沖縄市ではストリートバスケ(3on3)のリーグ戦も開催されており、出場選手は遊びではなく真剣に競技として凌ぎを削っている。それ故に満員になったりするほどの人気ともなっている。
関連動画
・・・ニコニコ動画に無い動画は、スポーツナビの動画一覧を観て、どうぞ。
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関連項目
クラブ公式サイト
参考文献
- 例によってWikipediaとか・・・(ぉぃ)
- ライフネットジャーナルオンライン『琉球ゴールデンキングス、強さの秘密はエンターテイメント演出のおかげ?』
- 沖縄市『琉球ゴールデンキングスのホームタウン表明』
- スマートマガジン沖縄『エンタメ性溢れる新スポット - バスケ「CROSSOVER」』
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