琴平線とは、高松琴平電気鉄道(ことでん・琴電)が有している鉄道路線である。ラインカラーは黄色である。
概要
琴平線 | |
路線総延長 | 32.9km |
軌間 | 1435mm |
駅数 | 23 |
電化区間 | 全区間 |
電気方式 | 直流1500V |
最高速度 | 85km/h |
香川県高松市にある高松築港駅と香川県仲多度郡琴平町にある琴電琴平駅を結んでいる。琴電が有している鉄道路線の中で輸送量・線路長・線路規格の全てに於いて長じている。
琴平電鉄によって1926年(大正15年)12月21日に開業した。
過去に普通列車だけでなく、急行列車(1958~1967)や準急列車も運行されていたが現在は普通列車だけの運行になっている。
基本的に2両編成で運行しているが、朝や夕方などのラッシュ時には4両編成になる。(5両編成で運行している時期もあった)
高松築港駅から栗林公園駅までと三条駅~太田駅の間が複線区間、栗林公園駅から三条、太田駅から琴電琴平駅までの間が単線区間となっている。ちなみに栗林公園駅から一宮駅の間には今後の複線化に備えた土地が確保されており、2024年7月に今後5年間を目処に新駅設置や高松築港駅~仏生山間の複線化が進められる事が発表された。新造車両の製造も同時に発表された。
駅数は今のところ23だが、構想のものがあるため今後増える可能性がある。
使用車両
- 600形:元名古屋市交通局250形・1000系列中間車
- 1070形:元京浜急行電鉄600形(2代)
- 1080形:元京浜急行電鉄1000形(初代)
- 1100形:元京王帝都電鉄(現:京王電鉄)5000系
- 1200形:元京浜急行電鉄700形(2代)
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 乗換・備考 | 所在地 |
K00 N00 |
高松築港駅 | JR四国:高徳線・予讃線・瀬戸大橋線 (高松駅まで徒歩連絡) | 高松市 |
K01 N01 |
片原町駅 | ||
K02 N02 |
瓦町駅 | ことでん:長尾線・志度線 | |
K03 | 栗林公園駅 | ||
K04 | 三条駅 | ||
K04A | 伏石駅 | ||
K05 | 太田駅 | ||
K06 | 仏生山駅 | 仏生山工場併設 琴平電鉄(塩江温泉鉄道):塩江線(1929年~1941年) |
|
K07 | 空港通り駅 | ||
K08 | 一宮駅 | ||
K09 | 円座駅 | ||
K10 | 岡本駅 | ||
K11 | 挿頭丘駅 | 綾歌郡綾川町 | |
K12 | 畑田駅 | ||
K13 | 陶駅 | ||
K14 | 綾川駅 | ||
K15 | 滝宮駅 | ||
K16 | 羽床駅 | ||
K17 | 栗熊駅 | 丸亀市 | |
K18 | 岡田駅 | ||
K19 | 羽間駅 | 仲多度郡まんのう町 | |
K20 | 榎井駅 | 仲多度郡琴平町 | |
K21 | 琴電琴平駅 | JR四国:土讃線 (琴平駅まで徒歩連絡) 琴平急行電鉄線(1944年~1954年 琴急琴平駅まで徒歩連絡) 琴平参宮電鉄(1923年~1963年 琴参琴平駅まで徒歩連絡) |
余談
- 高徳線の高架橋が琴平線を跨いでる箇所がある。かつては琴平線が(高架化前の)高徳線を跨いでいたが、高架化の際にその琴平線を跨ぐ形になったため、高徳線の高架橋の高さが異様に高くなった。
- 高松築港駅から南までの2.6kmの区間を高架化する計画と高松築港駅を高松駅の南(仮駅舎があったところ)に移転させる計画が存在するが2010年ごろに事業中止となった。その後築港駅予定地には高速バスターミナルが移転した
- 一部90キロぐらいで走る区間(円座~岡本などの直線区間など)があり、その際には車体が結構揺れる。そして吊革も凄く揺れる。
- 踏切の遮断器が閉まっていない状態での列車の通過が発生し、ニュースになっていた。100匹のアリが入って通電しなかったことが原因と言われる。
関連動画
関連項目
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