そして火の鳥はある時期が来るとわれとわが身を火の壺の中に飛び込んで焼き
その中から新しいからだに生まれ変わるという………
生まれ変わり/生まれ変わるとは、一度死んだ生命が別の生命として二度目の生を受けること。あるいはそのようにして生まれた生き物である。本来の意味に関しては「転生」の記事参照。
また、比喩的に以下のような様々な使い方がされる。
- 心を入れ換えて、それまでの行動や態度を一変させること。
- 乗り物などが改造などによって、以前とは全く異なる性能などを得ること。
- 団体・組織が内部改革などによって全く違う組織形態や別目標を掲げることになること。
- 一度消滅した組織などに後継団体や血をひく団体があったり、別の組織に面影を感じたり、復興を唱える団体などがあったりする場合、生まれ変わりと表現することがある。
1.について
別の人間に生まれ変わったかのように以前とは人が違ってしまうこと。
それまでの価値観が一変するような人生の大きな転機に巡り合ったときなどに起こりえる表現。
2.について
たったひとつの命を捨てて
生まれ変わった不死身のからだ
創作では上記の引用のように人間を改造して全く別の存在にしてしまうことまで含まれるが、現実では艦艇の改造などでよく使われるフレーズとなる。
- 金剛型戦艦 - 大日本帝国海軍所属の戦艦。二度の改装を経て高速戦艦へと生まれ変わり、太平洋戦争で大活躍した。
- 遼寧(空母) - 中国海軍所属の空母。ウクライナの廃棄された空母を鉄くずとして買い取られたが、改造を経て中国初の空母として生まれ変わった。
- いずも型護衛艦 - 海上自衛隊所属の護衛艦。2025年現在、これから2度目の改装を経て空母へと生まれ変わる予定。
3.について
組織のトップや上層部の入れ替え、あるいは新しいリーダーの就任などをきっかけとして、組織全体の体質が大幅に変わること。
「この会社は新社長の下で、ホワイト企業に生まれ変わった」のように使われる。
4.について
「楽天は近鉄の生まれ変わり」のように、共通点を持つ過去と現在の存在を重ね合わせて、生まれ変わりと見なすことがある。
実際に両者に関係があるのかや、本当に生まれ変わりかどうかはあまり関係ない。
関連項目
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