(4巻帯の宣伝文句より)
『生徒会にも穴はある!』とは、『週刊少年マガジン』において2022年4月から連載されている日常ラブコメ漫画である。作者はむちまろ。略称は『生穴る(読者公募)』2024年3月現在、既刊6巻累計発行部数100万部。
概要
4コマ漫画と通常のコマ割り漫画を混合し、基本8Pの少ページで連載されている特殊な形式の漫画。公式のジャンルではラブコメ漫画に分類されているが、個性豊かなキャラにより繰り広げられる下品・エロ要素を持つ下ネタギャグと、ハートフルな展開によって生み出されるほのぼの日常系の要素を同時に併せ持つ。その癖の強い作風が受け連載当時から話題となり、次にくるマンガ大賞2023年コミックス部門で第一位を受賞した。
兎に角少年誌の割に下ネタに生々しい描写が多く、単行本オマケでそれが多く発揮されている。人前で絶対表紙を捲ってはいけない。反面シリアスな話になると急に心が暖まるような作風になり読者の情緒を破壊しに掛かる劇物でもある。前作『世が夜なら!』と世界観が繋がっており、何人かメインキャラがこちらに登場している。また、作者が過去旧Twitterで描いたキャラが設定をほぼ引き継いだまま登場したりする。
登場キャラクター
- 水之江梅
生徒会書記を務める1年男子。文系科目は天才と呼べる程優秀だが、理系が壊滅的なため平塚教諭に半ば脅されるような形で生徒会に入会した。
作中では主にツッコミを担当。クセがありすぎる生徒会メンバーに振り回されているように見えているが、彼も大概クセの強い人物である。文系に特化しすぎて自惚れていた面があったが、それを除けば世話焼きで正義感な所があり、見た目もイケメン寄りと概ね完璧人間と言って差し支えなく、周りの女性たちからの好感度は高くハーレム気質である。大変ご立派なムスコの持ち主でありよく晒される。 - 古都吹 寿子
生徒会会長である3年女子。文武両道で誰にも優しく多くの生徒に頼られる凄い人だが、男性免疫は低めで初心でむっつりスケベ。
梅と同様にツッコミする事もあればボケにも回るオールラウンダー。しかしトップクラスにお色気担当を任される事も多いヒロイン。一人悶々としたり、虫の交尾を見て勝手に興奮したりと性方面での暴走は他の追随を許さない。梅の事はほぼ一目惚れに近い形でドップリハマっており、女の子が近付く度にハラハラしたりパンツを見られたと勝手に興奮し自慰に耽ったりする。勉強は出来るが特化型の多い生徒会の中では全てが上位の器用万能型な為、一分野では勝てないと嘆いたりするが十分天才側の人間である。
実家は定食屋を営んでおり、輪を掛けてスケベな両親に弟と妹がいる。 - 照井 有栖
生徒会会計を務める2年女子。パッと見御淑やかなお嬢様タイプだが、生徒会の暴を務める怖い人。でも根は見た目通り優しい。
作中における暴力ツッコミは主に彼女から繰り出される。が、よく見ると理不尽要素はほぼ無いと言える。貧乳担当であり勝手に自虐し始める事も。中学では裏番を務めていた事があったらしく、知る人物には『サイコまな板妖怪』と恐れられている。一方で乙女らしい趣味や怖い物が苦手という一面もある。計算高いように見えて割と天然であり、梅の事を気に入る一方で怖がらせたのにグッドコミュニケーション取れたと勘違いしたりしている。
タンとは中学生の頃からの付き合いで、ド突いたり揶揄われたりの関係だが、日ごろの行動から互いの事が大好きな一面が滲み出ている。 - 尾鳥 綻
生徒会広報の中等部2年。見た目は可憐な少女だが歴とした男。男の娘に分類されるが何も知らない相手に自分から乳首を晒したりして遊び回るオスガキ。歩く少年漫画の限界。通称『タンカス』。
性格は生意気で自分のブロマイド写真を同級生に売る程自己愛に満ちており、更に隠し撮りした女子生徒の水着まで販売しようとした作中トップクラスのクズ。しれっと生徒会のマスコットキャラのつもりでいる。プログラムセンスに長け情報収集能力はチートと化しており、有栖と組むと手が付けられなくなる。基本的には雄だが、梅の前ではたまに雌になる。ぷっくり乳首は過去に火遊びした結果。ほぼほぼボケ担当であり、有栖に鉄拳制裁されるのがお決まり。
過去荒れていた時期があったが有栖のお蔭か今は収まっており、生徒会全員を愛しているが態度には隠している。 - 陸奥 こまろ
生徒会書記の1年女子。身長が130cm台と限りなく低い真のマスコット。しかし見た目に不釣り合いな爆乳を持つロリ巨乳。追加ヒロインのように見えて実は1話カラーからその存在は示唆されていた。
性格は頑張り屋で真面目。他者への警戒心は0である天然記念物、絶滅危惧種のような存在であり、他者からの関心が薄いのか不幸な目に遭う事が多く、生徒会では保護対象のように扱われる。「カカポみたい」と称されるその警戒心のなさは男子相手でも同じで、梅に対して距離感0の態度を取る。親が学者で実は滅茶苦茶頭が良いが、その存在感から生徒会以外ではあまり評価されない。ハートフル担当は大体彼女。
実は作者むちまろ氏を一時期旧Twitterで流行っていた女子高校生化診断メーカーに掛け、設定から絵にして誕生した『むちまろちゃん』がキャラのベースであり、漫画読む前にこの子見た事あるぞ?となったら大体作者のせい。公式が最大手。その狂った誕生経緯を物ともせず、ランキング1位を掻っ攫うぶっちぎり人気キャラ。 - 平塚 敏深
生徒会顧問の女教師。黒髪ロングの巨乳美人だが、髪を常に洗濯ばさみで留めている残念な人。
生徒会に梅を引き込んだ元凶その物だが、それは理系が苦手な彼に理系特化の生徒が集まる生徒会で教えるためだったり生徒をよく見ている。日常は怠惰その物であるため男気は無いが美人なので割とモテる。独り身であるこまろを養っており、一緒に暮らして何かと目を掛けている。虫取りが趣味。
関連静画
関連項目
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