生駒親正単語

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生駒親正 / 生駒近規（1526？ or 1535？～1603）とは、戦国時代の武将である。
生涯に何度も改名し、史料上は生駒近規名義が一番多くみられるが、通例に従い生駒親正を親記事とする。

概要

甚助。雅楽頭。豊臣政権のいわゆる三中老の一人だが、この役職に関する一次史料は存在せず、小瀬甫庵の創作との見方が強い。

美濃国土田の出身。はじめは織田信長に仕え、1570年に羽柴秀吉に付けられた。その後中国方面群で活躍し、近江北郡山田郷などに千石ほどを知行する身分となった。賤ヶ岳の戦い、小牧・長久手の戦いで功名をたて、1584年に伊勢国神戸の城主となる。しかし織田信雄との和睦によって神戸が信雄に返されたため、1585年に近江国高島郡の加藤光泰の跡職など二万三千五百石を与えられ、高島を居城にした。

秀吉の関白就任に伴い、雅楽頭に叙任される。その後播磨国赤穂郡六万石に移った。さらに九州征伐でも功をあげ、戦後仙石秀久に代わり讃岐の国主となるが、これはそれ以前から代官を務めているなど一部分の支配を行っていたことの延長線上にあるともいわれている。朝鮮出兵でも渡海し、功を上げていった。

関ヶ原の戦いでは、息子・生駒一正が東軍についたのに対し、病気により代理をたてたものの西軍につく。結果、戦後生駒親正は高野山で出家して詫び、一正が讃岐を安堵されたことを見届けると讃岐で蟄居し、没した。

生駒氏はその後御家騒動を起こし改易され、最終的には旗本になるが、明治維新後石高が一万を超えていたため、華族に列されることとなった。

補足

「信長の野望」（PC）シリーズにおける生駒親正の能力一覧。

突出した能力がなく、秀吉家臣団の中では平凡な存在である。

関連項目

• 戦国時代の人物の一覧
• 豊臣秀吉
• 山内一豊
• 堀尾吉晴
• 中村一氏

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