田んぼアートとは、田んぼをキャンパスとして見立てて絵を描くという稲作業者の本気の芸術である。
概要
1993年に青森県田舎館村が「田植えの楽しさを知ってもらおう」ということで、田植え体験授業の一環として始めたのがきっかけ。
当初は二色だけのシンプルなイラストだったが、現在では七色の米を使った複雑な絵が描かれるほどになっており、村おこしの一つとして浸透している。
出来上がった作品は、田舎館村役場の敷地内にある展望台から眺めることとなっている。
2012年から道の駅いなかだて「弥生の里」の施設内にある田んぼが第2会場として使われるようになり、こちらも併設されている展望台から眺めることとなる。付近に弘南鉄道弘南線田んぼアート駅が開業し、第2会場には列車を乗り継いで行くことが可能となる(なお、冬期間は全列車が通過する)。
当初は青森県内でしか知られていなかったが、テレビで取り上げられたところ大きな反響を呼び、青森県以外に北海道、岩手県、新潟県などといったところでも田んぼアートが作られるようになった。
初めて植えられたモナリザは、展望台からの見え方を考えず植えてしまったため、観光客から「太ったモナリザ」と言われてしまう。それから展望台から作品が美しく見えるように研究され、植え方が調整されるようになり、現在の美しい作品が出来上がるようになる。グーグルアースを使えばどのような形になっているか分かるので、気になる方はそちらを見ることをオススメする。
観光に訪れる際は、各会場の案内や注意事項を熟読した上で訪れてほしい。
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